令和2年お正月 今年最初のおみくじです。 まっ!こんなもんかな(笑)
地道に頑張ろう!
年のはじめに、神社仏閣へ初詣に行った際、今年の運勢を占ってもらうために引くおみくじ。
これが最も一般的な「おみくじ」との関わりだと思います。
このブログでは、
「おみくじ」が持つ意味と
「おみくじ」に書いてある項目ごとの意味
細部は
- 大吉~凶などの運勢
- それぞれの項目の解説
- 神社と仏閣(お寺)のおみくじの歴史
- 参拝の方法
- おみくじの引き方~引いた後
などなど、おみくじに関する疑問をわかり易く解説してあります。
おみくじの意味、存在理由
おみくじは単なる占いではありません。
それは、神様仏様からあなたに向けたありがたいメッセージです。素直な心で読み解けば、必ず良い方向へ向かう道しるべになります。
私、今は、おみくじの意味がわかり、よく引くのですが、以前は引くことはありませんでした。
初詣に行っても家族は引くのですが、私は引きませんでした。
理由は、
「悪い運勢だったら嫌だな」という気持ちと
「自分の人生を他人からとやかく言われたくない・自分の人生は自分で決める」と考えていたからです。
しかし、とあることから「おみくじ」について調べることになり、おみくじが持つ意味を知ることができました。
そして、それまでの「おみくじ」に対する認識が180度変わりました。
おみくじには神様仏様からのお言葉が書かれてあり、「私達を良い方向へ導いてくださるありがたいもの」ということを理解したのです。
たとえ、運勢が「凶」であったとしても、問題ありません。
そこには、「事前に回避」するための、あるいは、「打開、突破」のアドバイスがあるのです。
おみくじを引く前は、期待と不安が交差しますが、その後、何とも言われぬ神聖な「神様、仏様にお言葉をいただける」という、嬉しい気持ちになります。
しかし、おみくじって、ちょっと、とっつきにくい感じがありますよね。
書いてある文章(内容)も和歌と漢詩の歴史的仮名遣いが多く、現代仮名遣いで書いてあるものは少ないです。
この記事では、そんなあなたに「おみくじ」が意味するところをわかりやすく解説して、「おみくじ」に対する理解を深めていただき、人生を楽しく有意義なものにしていただけたらと、記事にしました。
では、最初に、おみくじの歴史から解説していきますね。
おみくじの起源
おみくじは、神社と仏閣(お寺)では違うというのをご存知でしたか?
神社のおみくじは和歌で書かれていて、仏閣(お寺)のおみくじは漢詩で書かれています。そしてもう一つ、わかりやすいように、近年そのどちらにも分類されない現代語で書かれたものも多くありあます。
江戸時代までは、神社とお寺を同じ境内でお祀りするのが普通のことでしたので、神社でも漢詩のおみくじを引くことがあったようですね。
その後、明治維新になってからは、神仏分離が叫ばれ、神様と仏様を分離する動きが活発化し、神社では和歌のおみくじを使いようになっていきました。
神社のおみくじの起源
おみくじの中には1300年以上も前に作られた古事記や日本書紀に収められている日本伝統の31(5+7+5+7+7)文字構成の和歌も収められています。
多くは、その神社に関係のある和歌や『勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)』という天皇の命により作られた詩の中から選ばれています。
昔から人々は、不安なこと、悩み事、願い事などがあると神様に祈ってきました。それが神様に通じると、神様が夢に出てきたり巫女に乗り移ったりして言葉をさずけてきました。
そのお告げは和歌で告げられ、 理解されてきました 。それらを読み解くことにより、占いが始まり、現在のおみくじに至っています。
これが神社のおみくじのルーツです。
仏閣(お寺)のおみくじの起源
仏教はインドのお釈迦様が悟りを開かれました。
その経典は中国で漢文に訳され日本に伝来しましので、仏様のお言葉は漢詩で示され、現在でもお寺のおみくじは漢詩によって書かれています。
古くは観音菩薩のお告げとみなされる「天竺霊籖(てんじゅくれいせん)」というおみくじが、室町時代頃に中国から伝来し、江戸時代に天台宗延暦寺の『良源』という偉いお坊さんが「元三大師御籤帳」として広め大流行しました。
「元三大師御籤百選」は筒の中に百本の棒を入れ、その棒を引き、該当する番号のおみくじのお札を授かるという方式で、現代でも多くの寺社で使われています。
一節では、この『良源』というお坊さんは霊能力があったとも言われています。
現代語のおみくじ
古くは古典にあるもの、言い伝え、ことわざなどをわかり易い文章にして、ネットみくじや、水に浮かべると浮き上がる水占いなど、様々な形に変化したものが多くなっています。
続いてはおみくじの運勢(吉凶)について説明していきます。
おみくじの運勢(吉凶)の種類と順位
運勢は一般的には7種類ですが、多いものになると17種類にもなります。
◎おみくじの・運勢・項目の読み方についてはこちらへどうぞ
>>> おみくじの読み方がわからない?おみくじ大好き主婦が教えちゃいます
【一般的なもの】
- 大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶
- 大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶
【12種類のもの】
- 大吉→吉→中吉→小吉→半吉→末吉→半小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶
- 大吉→中吉→小吉→吉→半吉→末吉→半小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶
【17種類のもの】(伏見稲荷など)
- 大大吉→大吉凶後→大吉→凶後吉→末大吉→末吉→向大吉→吉→中吉→小吉→小凶後吉→後吉→吉凶未分末大吉→吉凶不分末吉→吉凶相→吉凶相交末吉→吉凶相央
※順位は寺社により異なりますので、詳しくは引かれた寺社にご確認下さい。
それぞれの運勢(吉凶)の意味について
以下、一般的な運勢(吉凶)についてお伝えしますね。
大吉(だいきち)
最上級の運勢で、何をやってもうまくいきます。
>>> おみくじの良い運勢の順番は大吉が一番!?真実はここに!
吉(きち)
一般的には大吉の次、或いは真ん中(4番目に良い運勢)の運勢
まずはお言葉(文章)を確認しましょう。寺社によって順位が異なりますので確認しましょう。
中吉(ちゅうきち)
一般的には大吉の次、或いは3番目に良い運勢
まずはお言葉(文章)を確認しましょう。寺社によって順位が異なりますので確認しましょう。
>>> おみくじの中吉にはこんな意味が!更なる運気アップを狙うならコレ!
小吉(しょうきち)
一般的には良い方から3番目或いは中間(4番目)の運勢
良くもなく悪くもなくの運勢ですが、今後どちらに向かうか、分岐点とも言えます。
末吉(すえきち)
「吉」とは付きますが、中間より少し良くない方の運勢
ここで、食い止めて、良い方に向かう努力をしましょう。
凶(きょう)
あまり良くない運勢
ちょっと、ヤバそうな雲行きですので、気を引き締めて、生活しましょう
>>> おみくじで凶を引く確率今昔!起源の元三大師百籤に回帰してみた
大凶(だいきょう)
最悪の運勢です。
何をやってもうまくいく要素はありません。しかし、今は良くないですが、ものは考えようです。書いてあるお言葉(文章)を熟読しましょう。
>>> おみくじで大凶を引いてしまった!経験者が語る対策あれこれ!
ここからは少々レアな運勢(吉凶)をお伝えします。
レアな運勢
大大吉(だいだいきち)
言わずとしれた至極の運勢で絶好調を表しています。
>>> おみくじで大大吉を引く確率はどれぐらい?引ける寺社と心構え!
平(・たいら・ひら・へい)
順位としては中間的位置
平穏無事な日々が最も尊いをいう、神道の考えからできたものです。
>>> おみくじで平を引く確率はこのくらい!平は良いの?良くないの?
>>> おみくじの順番で平は良いの?良くないの?意味もわかりやすく解説
半吉(はんきち)
12種類の運勢が入っているあるおみくじにあるもので、良い方から5番目
「吉」の文字が入っているので良いのかと思いきや、吉凶半々のため、どちらに転ぶかわからないという、要注意のメッセージです。
>>> おみくじの半吉とはどんな順位の運勢なの?けっこう厳しそう
半凶(はんきょう)
12種類の運勢おみくじのうち良くない方から3番目
「半凶」の半は、凶と大凶の真ん中、でも、良くない方から3番目ですので、良しとしましょう。(笑)
笑えない人は、こちらへどうぞ
>>> おみくじの半凶は凶よりも良いの?悪いの?運気はこうして上げる!
おみくじの吉凶の順位についてはご理解いただけたとおもいますので、次は細部の項目についてお伝えしていきたいと思います。
項目の意味(解説)
【恋愛】
神社やお寺によってまちまちですが、恋愛に関する項目は背中を押してくれるお言葉や、恋愛運が多いです。
>>> おみくじの恋愛に書かれている意味をわかりやすく解説!
【待ち人】
「待ち人」とは、「人生を良い方向に導く人」のことを指します。
よって、恋人募集中の人が待ちわびている、“誰かいい人”とは限らないのです。
>>> おみくじの待ち人とはこんな人!その意味をわかりやすく解説
【縁談】
おみくじに書かれている縁談とは、結婚相手や結婚に関連する出会いのことを指しています。
>>> おみくじの縁談の意味は深かった!おみくじで結婚できた私が解説!
【出産】
おみくじの「出産」の項目には、出産のことだけでなく、産前や産後について書かれていることもあります。
>>> おみくじの出産にはいろいろな意味が!焦らずとも大丈夫!主婦が解説
【学問】
ここには、希望校に入学できるか、成績を上げることはできるのか、また願いを叶えるためには、どうすれば良いのかが書かれています。
>>> おみくじの学問に書いてあるお言葉に注目!その優しさがありがたい!
【健康・病気】
「病気」の他、「病事」「健康」「療養」「病い」「疾病」「体調」等、神社仏閣によって書き方はそれぞれ異なりますが意味合いは同じく、あなたの健康を占う項目です。
>>> おみくじの「健康」「病気」に書いてある文言の意味を簡単説明!
【旅行・旅立ち】
「旅行」は「たびたち」と読みます。旅行をするだけでなく、出掛けること全般についての運勢を意味するようです。
>>> おみくじの旅行・旅立ちにはこんな意味が!おみくじ大好き主婦が解説
【商い・商売】
おみくじの「商い」は、売り買いすること・商売を意味します。おみくじの「商い」の項目は、
今が買いの時期か否か・利益の有無・商売をする上での心構え・現在の状況などが書いてあります。
>>> おみくじの「商い・商売」に書かれている言葉の意味はこういう事!
【相場】
おみくじの「相場」は、文字通り株式相場や為替相場といった、「相場」について書かれている項目です。
>>> おみくじの「相場」に書いてある意味を簡単説明!ふ~ん!そうなんだ
【抱人・抱え人】
「抱人・抱え人」は『かかえびと』と読み、使用人や雇い人という意味の言葉です。
>>> おみくじの「抱人・抱え人」の意味を現代に置き換えると・・・
【走人・走り人】
おみくじの項目としての「走人・走り人」では、何らかの理由であなたの前から姿を消した人、失踪者についてのお言葉が書かれているんですよ。
>>> おみくじの「走人・走り人」わかりにくいお言葉を簡単に説明!
【失物・失せ物】
「失物」「失せ物」の項目には、単なる紛「失物」「失せ物」のことだけが書かれているわけではなかったのです。実はここでは、「失う」という表現があてはまるもの全てのことについて書かれています。
>>> おみくじの「失物」「失せ物」の広く深い意味を徹底解説!
【争いごと・争事】
家族や友人などの身近な人との些細な争いから訴訟までの、幅広い人間関係のトラブルについて! またスポーツなどの勝敗についての運勢を意味します。
>>> おみくじで争い事・争事その意味は?神様のお言葉をわかり易く説明!
次はおみくじに関連する知識をお伝えしますね。
おみくじに関連する知識
【持ち帰る】
神様仏様から頂いた貴重なお言葉である『おみくじ』は、本来は持ち帰るものなんだそうですよ。「その理由」と、もし、「結ぶとしたらいつが良いのか」をお伝えしています。
>>> おみくじは持ち帰ることで運気アップ!結ぶタイミングは〇〇の時
【結ぶ 意味】
神様からのお告げを結ぶことで、「自分と神様とのご縁を結ぶ」ということを意味します。「願い事を結ぶ」という意味もあります。
>>> おみくじを結ぶのにはこんな意味が!おみくじ大好き主婦が解説
【折り方】
おみくじの折り方をご紹介!簡単に折れて、財布にジャストフィットから自宅での保管など
>>> 『おみくじの折り方』5種類+1!財布に入れ易く簡単!
【何回も引く】
悪い運勢のおみくじを受け入れられず、大吉が出るまで何度も引く人を見かけます。 それって良くありません!
>>> おみくじを何回も引くのはOK?・良い場合・悪い場合を詳しく解説!
【引く回数とタイミング】
おみくじを何回も引くことは良いのか悪いのか? 通常は良くありません。でも、色んなケースが有り、ここの文字数ではお伝えできません。
>>> おみくじを引く回数とタイミング&文言の意味!疑問解消します!
【有効期限】
おみくじの有効期限は、あるようで無いような・・・様々です。
【保管】
おみくじの保管場所色々ありますが、No.1は財布の中です。その他にもありますので御覧下さい。
>>> おみくじはお財布に入れて保管すべし!メリットも徹底解説
【処分のタイミング】
おみくじの有効期限は、その願いが叶う時までと言われています。
その他処分について詳しいことは下記のページへどうぞ
>>> おみくじを処分する最適な方法とタイミング!おみくじ好きが解説
【金の縁起物】
おみくじと一緒に授かるありがたい金の縁起物、詳細は下記のページへどうぞ
>>> おみくじにまつわる金の縁起物!由来やご利益、処分まで徹底究明!
【縁起物】
縁起物について、その種類や意味、保管方法から処分の仕方まで、徹底解説しています。
>>> おみくじの中の縁起物!その種類や意味、保管方法まで徹底解説!!
【参拝方法】
神社仏閣の正しい参拝方法と最適な参拝時間をわかりやすく説明しています。
>>> 神社の参拝方法とお寺のお参りの仕方!お寺で拍手はしない!
【おみくじの作り方】
簡単に作れるおみくじの作り方をご紹介しています。
>>> おみくじの作り方は意外と簡単!運勢の楽しい文章例もいっぱい!
【夢占い】
あなたの夢で占います。
>>> 【夢占い】夢でおみくじを引くのは何の暗示?あなたへのアドバイス!
【よく当たる無料おみくじ】
無料で引けるおみくじサイトを選んでみました。
>>> おみくじが無料!よく当たるサイト5つをマニア目線から選んでみた
【神社のお土産】
神社にお参りして、おみくじを引いて、その後に悩むのがお土産ですね。
>>> 神社のお土産ベスト5!「お守りはどうなの?」失敗しないお土産選び
【おみくじの番号の意味】
おみくじに書いてある番号の意味をいろんな角度から解き明かしています。
>>> おみくじに書かれている番号に意味はあるの?実はそれ〇〇なんです!
まとめ
一言で「おみくじ」と言いますが、いろんな要素があることがお分かりになったと思います。
1300年の昔から延々と伝えられて私達の生活の一部になっている「おみくじ」です。
世界中を見渡しても、いろんな意味で日本のような国は無いようです。
日本の神様仏様は争いごとを好まれません。
日本に生まれ、日本人として育ち、平和に暮らしていける幸せに感謝です。
吉凶の優劣はあれ、信じる信じないもあなた次第、しかし、その中にあるお言葉については、どんな言葉であれ、良い方向へ導いて下さるありがたいものと思います。