旅行や、仕事で遠出する際、お出掛けの前、或いは旅先で訪れた神社仏閣など時々おみくじを引く機会があります。
そんな時は「旅行・旅立ち」の項目の文言がとても気になります。
『今現在の状況』と、
『これからどう行動すれば良いか』
という指針を示してくれるものと思いますので、そこに書いてある言葉の意味をしっかり理解していることが大切ですね。
これは、私の体験談なのですが・・・
以前、友達と日帰り旅行へ行った時の事。
神社でおみくじを引いたら、旅行の項目に「よし 連れの人に注意」と書かれていました。
何の事だろうと思っていましたら、帰りの電車の中で、友達の体調が悪くなり、電車から降りることになってしまいました。
軽い腹痛でしたが、疲れがたまっていたようで、お昼に食べたものがあたったのかもしれません。
その時は、こんなこともあるのだろうか?と不思議に思いました。
もちろん、これはたまたまだったのかもしれませんが、旅を安全に楽しむための一つの道しるべのようなつもりで参考にすることは大事だと思いました。
今日はその「旅行・旅立ち」の項目に書いてある文言について、どんな意味があるのかを私個人の解釈でご紹介したいと思います。
おみくじで「旅行・旅立ち」について
「旅行・旅立ち」の意味
「旅行」は「たびたち」と読みます。旅行をするだけでなく、出掛けること全般についての運勢を意味するようです。
それは、出かける
- 方角
- 距離
- 時期
- 同伴者
- そこでの出会い
- 起こりそうな出来事
- その後の影響
などなど様々な予見が示されているのです。
次に、おみくじで「旅行・旅立ち」の項目に書いてある一般的な意味についてご紹介します。
使われる言葉の意味
例えば、海外旅行へ行く予定がある時におみくじを引いて、「旅行」の項目に、良いことが書かれていれば安心して出発できますが、悪いことが書かれてあると出発するのを躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。
そんな良くない文言の、受け取り方や解釈についてご紹介します。
見合わせ
勢いで出発してしまうと、良くないことが起きるかもしれません。もう一度よく考えて、しっかりと計画を立て万全を期しましょう。
遠くはいかぬが利
「遠くへは行かない方が良い」という意味ですが、どのくらいの距離が「遠く」にあてはまるのかは、人それぞれの感じ方です。これから行こうと思っている所を「遠いな。」と感じるなら、今は行かない方が良い!ということかもしれません。
行いを慎め
出掛けるのは良くない。ということではなく、出掛けた先では慎んだ行動をしましょう。という意味のようです。旅先では気が大きくなってしまうこともありますから、羽目を外すと良くないことが起きますよ。というアドバイスです。
かえりはほど知れず
直訳すると「無事に帰ってこられるかどうかは、わかりません。」という少し怖い文言かも?。けれども、「行くな」とは書かれていませんから、帰り際に予期しない出来事が起きるかもしれませんので、「自宅に戻るまで気を抜かずに注意して行動しましょう。」といったところでしょうか。
- 「旅行」の項目には良くない文言が書かれていても、「願望(ねがいごと)」の欄に、望みはかないますよ。といった意味の文言があれば、出発するのも良いのかもしれません。
- また、「方角」の項目に書かれている方向への旅行であれば、吉の要素もあるということですから、「旅行」の項目の文言が全てだとは思わなくても良いのかもしれませんね。
- 旅行(たびたち)は日常生活から離れることですから、何が起こるのか予期できません。そんな時こそ、神様からのお言葉をよく聞いて、安全に楽しく過ごしたいですね。
その他、「おみくじ」の、いろんな意味はこのページへ
文言の内容
神社やお寺ごと、書かれている言葉は様々、代表的なところではおみくじではどのような文言が書かれているのか?ご紹介いたします。
浅草寺
「道中に良くないことがあるでしょう」「安全でしょう」
熱田神宮
「病気や火災に注意」「近き近所に吉」「止めて吉」
豊國神社
「秋はよろしくない」「しても良いが無理は避けよ」
成田山
「快調に進む」「出発のころは思うようにならないが、行き先で良くなる」
このように、出掛けることが良いのか悪いのか、わかりやすく書かれています。またどんなことに注意すると良いのかといったアドバイスがありますね。
次は、ちょっと変わったかわいいおみくじをご紹介します。
お暇なら見ていってください。
おみくじ豆知識
かわいいおみくじ
陶器でできた、小さな動物のおみくじがあります。とてもかわいいのでご紹介します。
「白ヘビ金運お巳くじ」
宮城県岩沼市の「金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)」は、白蛇が金色の紙のおみくじをくわえています。
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「白鹿みくじ」
奈良県奈良市の「春日大社」には、座った白鹿がおみくじをくわえています。
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「りすのお告げ」
京都府京都市の「平の神社」は、りすが神様の使いとして大切にされています。
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桜の花を手にもって、しっぽにおみくじを巻いています。
まとめ
おみくじを引くという行為は、「神様、仏様からのお言葉をいただいて、良い方向へお導きいただく。」ということではないでしょうか?
迷いや戸惑いがある時はには、きっと心強いアドバイスになるでしょう。
そして悩み事がない時でも、そんな安定している時こそ、今の平静安泰を継続するために気を付けることや、新しくチャレンジする事柄の注意すべき点など、その時々のあなたに合うお言葉が書かれています。
書かれていることは、受け取り方でいろんな方向性があります。その方向性を決めるのはあなた自身です。
神社仏閣へ行った際には、ぜひ参拝した後におみくじを引いて、あなたを見つめなおす時間にしてください。
そうすることできっと、あなたの人生はより豊かになることでしょう。