おみくじの順番で平は良いの?良くないの?意味もわかりやすく解説

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神社へお参りに行ったら、参拝した後には「おみくじ」を引く方も多いと思います。

ラン

私も必ず引きますが、以前「平」を引き当てたことがありました。

これが出る確率はなんと2%以下だと言われています。※

そんな貴重な「平」を最近また引き当てたのです!家族5人で出かけた旅先の神社で、全員でおみくじを引きましたが「平」が出たのはもちろん私だけ。

なんだか嬉しかったので、自宅に帰ってから「平」についていろいろと調べてみました。

それがともて興味深い内容なので、ここにまとめたいと思います。

おみくじの順番は良い方から

「大吉」「吉」「中吉」「小吉」

「半吉」「末吉」「半小吉」「平」

「凶」「小凶」「中凶」「末凶」「大凶」となります。(神社によって入っている種類の数や、良い方からの順番に多少の違いがあります。)それでは詳しく見ていきましょう。

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おみくじの順位で平は何番目?

「平」の由来

「平」は「たいら」「ひら」「へい」と神社によって呼び方はさまざまです。

古来の日本では物事の吉凶を十二直という暦の12種類で表していました。

十二直(じゅうにちょく)

  • 「建(たつ)」:万物を建て生じる日
  • 「除(のぞく)」:障害を取り除く日
  • 「満(みつ)」:全てが満たされる日
  • 「平(たいら)」:物事が平らになる日
  • 「定(さだん)」:善悪が定まる日
  • 「執(とる)」:執り行う日
  • 「破(やぶる)」:物事を突破する日
  • 「危(あやぶ)」:物事を危惧する日
  • 「成(なる)」:物事が成就する日
  • 「納(おさん)」:物事を納め入れる日
  • 「開(ひらく)」:開き通じる日
  • 「閉(とづ)」:閉じ込める日

そして国の祭政を行う時に吉凶を占うために「くじ引き」をするようになり、その後に個人の吉凶を占うものになっていきました。

その際にこの十二直にあった「平」が残ったと言われています。

この十二直という暦の「平」は平穏を意味し、おみくじにおける「平」の意味は、良すぎず悪すぎず、可もなく不可もなく、何事もなく平穏、ということになります。

「平」の順位

良すぎず悪すぎずという意味ですから「吉と凶の間でどちらでもない。」

というニュートラルな位置になります。

ですが神社によっては「凶」を入れていない場合があり、そうすると「平」が「凶」を意味することになります。ですからおみくじに

何が入っているかを巫女さんに聞いてから、「平」の意味を判断するほうが良さそうです。

また「平」は枚数が少ないことから逆に、「レアなおみくじを引き当てた。」という風に考えるとラッキーなのかもしれません。

その他、「おみくじ」の、いろんな意味はこのページへ

>>> おみくじの意味と項目の解説!このブログですべて解決!

そこで、代表的な神社の状況を調べてみました。

①氷川神社(埼玉県さいたま市)

「大吉」「吉」「吉平」「平吉」

「小吉」「末吉」「平」「凶向吉」

「凶末吉」「初凶末吉」「吉凶未分」

「吉凶相交」「凶」 の順になります。

「平吉(たいらきち)」や「吉平(きっぺい)」というおみくじも入っているんですね。

②戸穏神社(長野県長野市)

「吉」と「凶」の間になり、「中吉」や「半吉」とは違う。とされています。

③下鴨神社(京都府京都市左京区)

「凶」がなく「平」が最後になります。

④石清水八幡宮(京都府八幡市)

大吉と同じくらい良い順位とされていて、レアな出現率となっています。

⑤住吉大社(大阪府大阪市住吉区)

「大吉」「吉」「末吉」「平」

「吉凶相交」「凶末吉」「凶向吉」「凶」 の順になります。

⑥厳島神社(広島県廿日市市)

吉でもなく凶でもない。という意味だそうです。

⑦金刀比羅宮(香川県仲多度郡)

「大吉」「吉」「平」「小吉」

「末吉」の順になります。

以上のようなので、「平」を入れている神社はほんとうに少ないですね。

そして、「おみくじの種類の数」に違いがあるので

「平」の順位が真ん中にきている神社と、大吉に近い神社があります。

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「平」を引いた時の受け取め方

平穏を意味する「平」ですから、運気は安定しているということです。

スペシャルな幸運はなくても心穏やかで過ごせることは幸せなことです。

さほど悪いことも起きないわけですから失敗を恐れずに何事にもチャレンジできるとも言えます。

またニュートラルな状態は心身の負担が軽く、自分の置かれた状況や周りの状況もよく見えてきます。

こうして考えると実はとても充実した運勢かもしれませんし

どう受け取るかは引き当てた人の考え方次第だと言えますね。

おみくじあるある

引いた後は、結ぶ?持って帰る?

引いたおみくじを木に結ぶという習慣は江戸時代からありました。

これには「縁結び」という意味があります。

でも「大吉」が出たら持って帰りたい気持ちもあるし、「凶」がでたら縁結びどころではないのでは?と思ったりします。

実は結ぶか持って帰るかは神社によって考え方が違うのです。なので巫女さんに神社の方針を伺ってみるか、自分が持っていたいと思えば持ち帰り、結んでいきたいと思えばそうするのも良いのです。いずれにせよおみくじは神様からの助言ですから、大切に扱いましょう。

詳しくはこちらへ >>>

おみくじを結ぶのにはこんな意味が!おみくじ大好き主婦が解説

何回も引いていい?

同じ神社で一日に何回も引くという行為は、「神様に何度も尋ねる。」ということになるのでやめましょう。

同じ日に違う神社で引くという行為は、「違う神様の意見も伺う。」ということになるので問題ありません。

でもそうすると、どの神様の意見を信用するか。ということにもなりそうですね。

詳しくはこちらへ >>>

おみくじを引く回数とタイミング&文言の意味!疑問解消します!

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おみくじに有効期限はある?

おみくじの内容でいつまでその運勢なのかが気になります。それは、その次にまた神社へ行っておみくじを引いた時までになります。

お正月だけおみくじを引く人にとっては、その年の運勢になります。毎月参拝しておみくじを引く人にとっては、その月の運勢になります。

もし良くないことが続くようなことがあれば、神社へ参拝しておみくじを引いて、神様にお伺いを立てるのもよいかもしれません。

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おみくじの有効期間はいつまでなのか?基本といろんな考え方を解説

まとめ

かつての私は「大吉」が出れば晴れ晴れとした気分になり、「吉」だとつまらない、「凶」だった落ち込んでしまう。

そんな運試しのつもりでおみくじを引いていました。

それがある時、よくよくその内容を読んでみると、その時に自分が悩んでいる事柄に対しての答えだったり、うっかりしていたことに気が付いたりと、神様からのアドバイスが記されていることに気が付きました。

神様が諭してくださっているのです。

ですから吉凶に一喜一憂せずに、その内容をよく読んで真摯に受け取り、自分を振り返って周りをよく見てみることが大切ではないかと思います。

それはきっと大切な人との絆を深め、新しい絆が生まれることにつながり、縁結びになるのだと思います。

◎ ここまで読み進めていただいて誠にありがとうございます。

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