ある時、妻に「最近車を運転するとイライラするようになったわね。」と言われ、自分でも気づかないうちに変な運転をしていたようです。
以前は運転が楽しくて仕方なかったのに、最近はあまり楽しくない。なぜだろう?と、ちょっと考えてみました。
家族のためにも危険運転につながるイライラを抑えないといけないし… それで、色々思いつくことを試してみました。
これだ!という特効薬的なものはありませんが、以前のように家内に言われることもなくなり、最近は穏やかな気持で運転できるようになりました。
この記事を読んでいるあなたも私と同じでは?
今回は、私が試した車の運転に関するイライラ解消法をご紹介します。
イライラの原因がわかれば対処法も見えてくる
まず、イライラするには原因があると思い情報を集めてみました。
それにより導き出された答えは「自己中」でした。
要は自分の行動、行く手を阻むもの、ペースを乱すものを許せないのです。私もイライラしている時にさかのぼって考えると、思い当たるフシがありました。
それを、解決する方法は、何だと思いますか?
優しくなることなんです。
この後、いろいろと述べますが簡単に言うとそういうところに落ち着きました。
あなたがすべきことは、どうしたら他人に優しくなれるかということを探し出すことなんです。
また、あなたの身近にそういう人がいたら、どうしたら(何をしたら)優しくなってくれるかを考えてあげて下さい。
例えば、朝、出かける時に笑顔で玄関を出ることができればGoodです。
私の持論です。
では、細かく見ていきましょう。
車の運転中にイライラする原因
車を運転していると、様々な要因でイライラすることがあります。
- 渋滞
- あおり
- 横入り
- 遅い車
- ウインカーを出すのが遅い
など、些細なことではありますが少しのイライラが積み重なって、危険運転につながるイライラに発展してしまうこともあります。
車に乗るとイライラしやすくなる理由
普段は穏やかな人でも、車を運転させると性格が変わる人っていますよね?
車に乗るとイライラしやすくなると言われています。なぜ、性格を変えるような変化がおきるのでしょう?
緊張感を持っている
運転に慣れている人でも、多少なりとも緊張感を持って運転します。少しのミスが命に関わることもあるので、自覚はないかもしれませんが、緊張感は誰しも持っています。
そこに、また別の要素、例えば初めての道だとか、家族や恋人、友人など大切な人が乗っているなどとなると、一人で運転しているときとは違い、緊張感と責任感もプラスされ、そのため、少しの要因でイライラしやすくなります。
思っていた動きと違う動きをする
前の車が遅いと感じたり、ウインカーを出すのが遅いと感じたり、横入りされたりというのは、自分が考えている動きとは違う動きですよね。
こう動くはずだという思い込みがイライラや事故を招きます。
自動車教習所に通っているときに教えられたはずの、注意すべき点が、運転を重ねるごとに希薄となり、注意不足になっていきます。それは、自分だけでなく、他の運転者も同様です。
車の運転中にイライラした時の対処法
イライラしないようにと思っていても、イライラしてしまうときは仕方がありません。スパッと気分を入れ替える動きをしましょう。
休憩をとる
可能であれば、一旦車を止めて休憩しましょう。飲み物を飲んだり、深呼吸をしたり、たばこを吸ったりと気持ちを入れ替えるのが大切です。深呼吸をするだけでも気持ちの切り替えには十分です。
リラックスできる音楽を聴く
最近は、スマートフォンやウォークマンを繋いで、車で音楽が聴けますよね。イライラした時用にプレイリストを作っておくとすぐに聞くことができます。
最近は落語、漫才がいい具合にリアラックスさせてもらってます。
次は、日頃から情緒を安定させる方法です。
日頃からできるイライラ対処法
車に乗ったときにイライラしないために、車に乗る前の行動(準備)が重要なカギになってきます。既に運転が始まっていると考えていいと思います。
- 睡眠をしっかりとる
- 渋滞情報などを事前に確認しておく
- プレイリストの作成
睡眠をしっかりとる
普段からしっかり睡眠をとることは大切です。睡眠不足だと、ただでさえイライラしやすくなりますし、判断力も鈍りますので睡眠は必要不可欠です。
渋滞情報など確認しておく
あらかじめ渋滞していることがわかっていると、知らずに渋滞にはまるのとでは、気持ちの持ちようが変わりますよね。それに、渋滞を避けた道を選択することもできます。
プレイリストの作成
先ほどもご紹介しましたが、リラックスできる音楽プレイリストを作っておくと、イライラしたときにすぐに再生することができます。
イライラをまぎらわせようと、逆効果のことをしていませんか?
イライラ中のこんな行為は逆効果
イライラしているときに気を紛らわせようとして、余計にイライラしてしまうことってあります。こんな事をすると余計に興奮しますので避けて下さい。
大音量で音楽を流す
ストレス発散にもなりそうですが、大音量で音楽を聴くことによって、体は興奮状態になってしまい、余計にイライラしてしまいます。ですので、イライラしたときは、適度な音量で、ゆっくりとしたリズムの音楽をオススメします。
クラクションを鳴らす
クラクションは、道路交通法で警音器と言われています。漢字の通り、警告のための音です。警告音でリラックスする人はいませんよね?
クラクションの音を聞くことにより、さらに興奮状態になってしまい、余計にイライラしてしまいます。
イライラは危険運転にも大きく関係します。
運転中のイライラは危険運転にもつながる
最近、ニュースでもよく見かける危険運転は、様々なところで見られます。ニュースで報道されるのはごく一部でしかありません。
危険運転の大半はイライラが原因?
危険運転と言われてどのようなものを思い浮かべますか?法定速度を超えての加速や、あおりなど上げるとたくさん出てきますよね。
イライラしてしまうと、視野が狭くなってしまいます。結果注意力がなくなり、危険運転につながります。
イライラしやすい人の特徴
イライラしやすい時と、しにくい時、人それぞれかもしれませんが、イライラしやすい人というのはやはりいます。
男性の方がイライラしやすい
人は、一つのことに集中すると、交感神経が高ぶり闘争本能が出やすくなってきます。昔から狩りに出ていた男性の方が闘争本能はもともと出やすくなっているので、よけいにイライラしやすくなります。
クラクションをすぐ鳴らす人
クラクションを鳴らす人がイライラしやすいというよりも、イライラしやすい人がクラクションを鳴らすともいえるのですが、そもそもクラクションを鳴らすといった行為を間違っていませんか?
道路交通法54条で、クラクションを鳴らす必要性があるのは、「左右の見通しのきかない交差点」「見通しのきかに上り坂の頂点で『警笛鳴らせ』の標識がある場所」「山間部や曲がりくねった道路の『警笛ならせ』の標識がある区間内で左右の見通しのきかない交差点」「見通しのきかない曲がり角、上り坂を通過するとき」と定められています。
危ないから・危なかったからや、信号が変わっているのに進まない車に向かってクラクションを鳴らすのは、違反になってしまうのです。
次は、これまでとは逆にイライラしている人から、自分や家族の身を守ることについて考えてみます。
イライラ運転を見かけたときの対処
事故やトラブルに巻き込まれないために
先ほど記述したように、イライラしながら運転すると、危険運転につながり、事故やトラブルに巻き込まれてしまう危険性があります。
しかも、その危険運転には自覚がないものが多く、最近よくニュースで取り上げられる『あおり運転』による被害者・加害者になってしまう危険もあります。
そういった危険性を排除するためにも、できるだけ早い段階でイライラに対する対策を考えておきましょう。その対策により、自分や家族など大切な人が守られます。
自分が運転していないときの方がイライラしている人や危険運転をしている人に気が付きやすくなりますよね。
同乗の運転者がイライラしていたら
イライラしている原因ごとに対策をご紹介いたします
渋滞でイライラしている場合
渋滞でイライラする原因は、目的地に時間通りに到着しないのが一番でしょう。その場合、時間をつぶすのが一番です。渋滞に巻き込まれた車内で無言が続くことほどさらにイライラすることはありませんよね。焦っても渋滞が緩和するわけでもないので、落ち着いて話したり、リラックスできる音楽をかけたりするのも効果的です。
また、一度どこかで止まって気持ちを切り替えてもらいましょう。運転手が危険運転をしていて、その車に乗っている場合は、自分の命にも関わってきます。
あおりや横入りでイライラしている場合
あおりや横入りをしてくる車の運転手自身がイライラしている場合もありますので、もしここでやり返してしまうと、トラブルに巻き込まれてしまう危険性があります。
私は、こういうとき、「トイレに行きたくてしかたないんだろう」と思うようにしています。
「運転中にトイレに行きたくなったけど前の車が遅く、なかなか止まれる場所がなければ焦りますよね。そこで焦ってしまい結果、あおりや横入りになってしまっただけなのだと笑い話にしてしまいます。」
気持ちの切り替えもできますし、話のきっかけにもなるので、ぜひためしてみてください。
そして、できるだけ近寄らないようにしましょう。事故やトラブルに巻き込まれてしまう危険性があります。そして、同乗者がいる場合などは警察に電話して場所と車種とナンバープレートを知らせましょう。事故やトラブルが起こってからでは遅いです。
最近はドライブレコーダーをつけている車が増えているので、警察もドライブレコーダーを頼りに参考資料にしている場合が多々あります。もし、まだ取り付けていないのなら装着する事もオススメします。
まとめ
車を運転する前からイライラしている場合は運転を避けるか、落ち着いてから運転しましょう。
車を運転することは日常で、慣れているかもしれませんが、様々な要因でいつ事故につながるかわかりません。
落ち着いて、しっかりとした判断ができるときにだけ運転しましょう。
もし、運転中にイライラしてしまったら、ご紹介したように気持ちを入れ替えて、すっきりとした気持ちで運転してください。