初詣等で神社仏閣を訪れた際、自分の運勢を占ってみたくなりますよね。
でも、いざ引いてみたおみくじが、破れてしまったらどうすれば良いのでしょうか。
その時の運勢は「大吉」でしたが、せっかくの幸運が逃げてしまいそうな気がしました。ましてや凶を引いてしまった時にこんな事がおこったら、余計に、おそろしいことが起きてしまうかも、と不安になってしまうでしょう。
おみくじが破れてしまった場合、運気はどうなるのでしょうか。そして、その後どう対処すれば良いのか、調べてみました。
おみくじが破れたらどうしたら良いの?
おみくじが破れてしまったら、どうすれば良いのでしょうか。
破れてしまったら運気が下がるのか?
破れてしまったおみくじそのものはどうすれば良いのか?
一つずつ確認していきましょう。
おみくじが破れてしまったらバチが当たる?
意気揚々とおみくじを引いて、その運勢に一喜一憂! 盛り上がったその後、おみくじを、結んで帰る事も多いと思います。
でも、いざ結ぼうとしたときに、うっかりおみくじが破いてしまった…
その時の運勢が大吉だったら、せっかくの良いお告げの効力が消えてしまうかも?
むしろ大凶だったら、バチが当たって書いてあること以上の不幸に見舞われるかも?
いろんな想像が頭の中を駆け巡り、不安になってしまいそうですね。
しかし、安心してください。
わざと、という訳でなければ、破れたこと自体に問題はないようです。
なぜならば、一番大事なのはおみくじそのものよりも、そこに書かれている内容だからです。
「神様のメッセージをきちんと受け取ること」が、おみくじの本来の意義。
破れてしまったからと言って、運気が下がるとか、バチが当たるとい心配はありません。
私も以前破れてしまった時に、神社の方にどうすれば良いか聞いてみたところ、そのような回答をしていただきました。
それ以来、おみくじを引いた時には、書かれてあるメッセージをより丁寧に読むことにしています。
破れて結べない!そんなときの対処法
おみくじは破れても大丈夫!ですよ。
結ぼうとして破れた場合
おみくじを結ぼうしたときに、破れがひどくてうまく結べなかった場合はどうすれば良いのでしょうか。
そもそも、おみくじは必ず結ばなければならないという決まりはありません。
上の項目でも書いたように、大切なのは、いただいたメッセージをきちんと受け止めることです。結ぶも持ち帰るも、自分の気持ちに従って決めてください。
そんな破れたおみくじですが
持ち帰る場合は、丁寧に折りたたんで、財布や手帳など、汚れ破損したりしにくい場所に挟んで帰りましょう。持ち帰ったあとは、そのまま放置、ではなく時々見返したりして、自分の行動を見つめなおしましょう。
でも、運勢があまり良くなかったから持ち帰りたくない…という場合は、無理に持ち帰る必要はありません。その場合は、寺社に設置されている納札所にお納めして帰りましょう。
結ぼうとして破れたのではない場合
結ぼうとして破れたのではなく、粗雑に扱ってしまって…、不注意で…! おみくじが破れてしまった場合はどうなのでしょうか。
結んでもいないのに破れてしまったら、余計に何か悪いことが起きそうで落ち込んでしまいそうですね。
しかし、こちらも本質は同じ!
内容をきちんと読み、それ以降丁寧に扱えば問題ありません。
おみくじを破いてしまったことについて述べてきましたが、そもそも、おみくじを結ぶ意味とタイミングはいつなのでしょう?
おみくじを結ぶのはいつ?その意味は??
そもそも、おみという結ぶ、ということは、どのような行為なのでしょうか。
また、実際におみくじを引いて、結ぶまでの流れを見ていきましょう。
おみくじを結ぶ意味とは
おみくじを結ぶ理由は、何なのでしょうか。
これといって、おみくじを結ばなければならないというきまりはありませんが
良い運勢のおみくじ
感謝の気持ちとともに、いただいたメッセージどおり、自分の『願いが叶いますように』、と祈りを込めて結ぶ。ということ
悪い運勢のおみくじ
悪い運気を寺社に置いておき、浄化してもらうために結ぶ。
理由は様々あると思いますが、おおまかにはこの二つの理由になるようです。
おみくじを結ぶとは、「自分と神様の縁を結ぶ」という行為です。
心を込めて結びましょう。
おみくじを結ぶタイミング
ここで、正しいおみくじの結び方を確認していきましょう。
まず、おみくじを引いたら、その内容をしっかりと読みます。
そしてその運勢を見て、おみくじを結びたい、と思ったら、おみくじを結ぶ専用の場所を確認してください。このような場所を、「おみくじ掛」と言います。
周囲の樹木に結ぶ人もいるそうですが、木が痛む原因になるので、やめましょう。
そしていざ結ぶ際に、気を付けてほしいのが、「そのまま結ぼうとすると破れやすい」ということです。
せっかくのおみくじを破らないように、上手な結び方を説明します。
上手な結び方
- 細長くなるよう、2回ほど折る。
- 四等分に折り目をつける。
- 折り目に合わせて紐に引っ掛け、丁寧に結び、形を整える。
ポイントは、結ぶ前にきちんと折り目をつけることです。無理に結び目を小さくする必要はありません。是非試してみてください!
もちろん、しっかりと祈りを込めて結んでくださいね。
わかり易い動画がありましたのでご紹介させていただきます。
【神社参拝の秘訣】おみくじの正しい活用法!引いた後は、どうすべき?
もし、結ばずに持ち帰ることになった時、どこに置いておけばよいのでしょう?
おみくじの保管方法
おみくじを持ち帰った場合の、保管方法についても確認していきましょう。
せっかく良い運勢だったおみくじですが、カバンに入れっぱなしで存在を忘れていた…なんてことにならないよう、保管場所は気を付けてください。
保管場所として適切なのは「汚れたり破損したりしない場所」「時々読み返すことができる、身近な場所」です。そのまま放り込むのではなく、和紙や小さな封筒に包んで大切に保管し、時々読み返して、自分を見つめなおしてください。
おみくじはいつまでも持っておくようなものではありません。時の流れとともに私達の環境も変化します。古いものは適切に処分することも大切です。
処分する際は?
おみくじを処分するタイミングは「一区切りついたら」です。
自分の中でおみくじを引いた時の気持ちに一区切りがついた時。
半年や一年など、一定の期間が過ぎた時。
また、新たにおみくじを引く時。
処分方法は、
処分の方法は大きく分類すると、2種類になります。
- 寺社にお返しする
- 自宅で処分する
の2つがあります。
寺社にお返しする
一番良いのは、おみくじを引いた寺社へ足を運び、お参りをしいてお礼を述べた後、札納所へお返しすることです。
でも、どうしてもおみくじをひいた寺社に直接行けない場合、お守りを郵送することも可能です。また、別の寺社の札納所へお返しすることもできます。ですが、
- 神社のおみくじは神社へ!
- お寺のおみくじはお寺へ!
これだけは、覚えておいて下さい。
次に、自宅で処分する場合です。
自宅で処分する場合
おみくじをお清めの塩と一緒に封筒に入れ、処分しましょう。
様々な処分の方法はありますが、どの方法でも、感謝の心を忘れないようにしましょう。
テーマが、「おみくじが破れた時」に関するものでしたので、順番が全く逆になっってしまいましたた、必ず押さえておかなければならないポイントがあります。
おみくじを引く前に…まずはお参りを!
おみくじを引く前に注意することが1つあります。
必ず、お参りをした後に引いてください。
お参りの際、感謝の祈りやお願いごとをした後、これからおみくじを引くので、良いメッセージをお授けください、と挨拶しておきましょう。
挨拶もなしにいきなり訪ねて、「メッセージをください!」とお願いしても、神様も困ってしまいます。おみくじのマナーとして、ぜひ覚えておいてくださいね。
◎お参りの方法はこちらで詳しく解説しております。
>>> 神社の参拝方法とお寺のお参りの仕方!お寺で拍手はしない!
まとめ
新年の挨拶で
願い事をしたくて
よくないことが続いていて
ちょっと近くまで来たので…
様々な理由で寺社に立ち寄ることがあると思います。 そんな時に、ふと目に入ってくる「おみくじ」の文字。 不思議と、「引いてみようかな」という気持ちになるものです。
私もお参りをする際には、最初はそのつもりがなくても、結局はおみくじを引くことが多く、そして、そこに書かれているメッセージを読み、自分自身の生活や心の内を省みる良い機会となっています。
おみくじは「単なる運試し」ではなく、「神様から自分にあてて送ってもらった、メッセージ」です。
おみくじには厳格なマナーは存在しません。一番大切なのは、やはりおみくじのメッセージを受け取る、自分の心持ちなのです。
次に、寺社を訪れる機会には、是非、ちょっと背筋を伸ばしつつ、おみくじを引いてみてくださいね。