ゆで卵を、ほぼ毎日欠かさず食べている「ゆで卵」大好き主婦です。
でも、さすがに「毎日作って」「毎日同じ味」では飽きます。
しかも毎回、卵をゆでるだけに鍋を用意して調理(?)するのって、面倒だし不経済ですよね。
そこで今回は、大好きなゆで卵を飽きずに食べられるように、賞味期限を延ばして美味しく食べられるレシピもご紹介したいと思います。
大きなポイントは2つ!
- 味のレパートリーを増やすこと
- お腹をこわさないように賞味期限の見極め
についてまとめてみましたので、私の知識、経験を、ゆで卵好きのあなたの参考していただければ嬉しいです。
では、最初にどのような食べ方があるかをご紹介しますね。
簡単!ゆで卵を美味しく食べる方法ベスト5
日持ちがして、美味しい食べ方にはこんな食べ方があります。
- 塩漬け
- 煮卵風
- 南蛮漬け風
- ポン酢漬け
- 塩麹(しおこうじ)漬け
では、詳しくナンバー1からご紹介します。
No.1 塩漬け
これが私のNo.1! シンプルで美味しくて、慣れてくると
- 好みの塩加減が簡単にでき
- 何より保存中に腐っているのか確認しやすい
特別な材料も必要なくコスパも良かったのが1番の理由になります。
メリット
- 材料がシンプル
- 日持ちが安定している
デメリット
- 塩加減は好みなので1発で良い味付けにならないことも
- 塩水を冷たくしておく必要がある
作り方とポイント
【材料】
- 卵3個
- 水300~500cc(入れ物により増減)
- 塩大さじ3~7杯(好みにより増減)
卵に水が浸かるくらいの深さがある容器(保存袋と深めのどんぶりがGood!)
【手順】
1.容器に水と塩を入れて塩水を作る(水100ccに対して塩大さじ山盛り1杯を基準)
できれば前日に作って冷蔵庫で冷やすか塩を少し多めにして氷を入れておく(急激に冷やすことで殻がむきやすくなる)
2.固ゆでのゆで卵を鍋から取り出し直接塩水に移す(割れていない殻付き)
3.あら熱が取れたら冷蔵庫で1日放置
4.翌日、塩水から出してから3~4日間で食べきる
*ゆでたてを塩水に入れる方が「塩味」が強く感じたので、冷やすときから塩水に漬ける事をオススメします。
*殻が割れてしまったゆで卵は念の為使わないようにしてください。
(塩漬け3~4日目までは美味しいです)
【腐っているかも?】
こんな感じになったら食べるのはやめておきましょう!!!
(塩加減で日持ちが変化します。)
- 殻をむいたら白身がヌルヌルして硫黄のような臭い
- 白身が緑色になっている
No.2 煮卵風
間違いのない味で作り方も市販のめんつゆでOKですが、市販のめんつゆはストレートと水で割るタイプがあり間違えると「しょっぱく」なります。
また、殻をむいて保存するため腐りやすいので、市販のめんつゆなら3日以内に食べきるのが理想です。保存が思うより難しいのでNo.2です。
メリット
- 何より簡単なのに美味しい
- かつおダシや昆布ダシなどお好みの風味にできる
デメリット
- めんつゆの希釈に注意
- プラスティック容器はつゆの量が多くコストが悪い
作り方とポイント
【材料】
卵3個
市販のめんつゆストレート(濃縮タイプは規定の水で薄める)300cc
卵が浸かる容器(保存袋と深めのどんぶりがGood)
【手順】
1.固ゆでのゆで卵を作る
2.冷水に浸して殻をむく
3.容器にめんつゆを入れる
4.むいたゆで卵を容器に入れて冷蔵庫へ
5.あっさりが好みなら2時間程度で食べられます
(私は2日目が好みです)
6.めんつゆも含めて腐りやすいので3日程度で食べきってください
(3日目の煮卵風ですが1番味が染みて食べられましたが、4日目は少し硫黄臭くなってきたので暖かい季節は食べません)
*めんつゆは手作りでも美味しいです。その際は、鍋にむいたゆで卵を入れて少し煮ると色つきも早く加熱殺菌もできるので安心です。でも、3日目までが美味しく食べられる限界かなと思います。
【腐っているかも?】
こんな感じになったら食べるのはやめておきましょう!!!
- めんつゆの臭いが違う
- 取り出したら変なヌメリがでてきた
No.3 南蛮漬け風
甘酸っぱいタレがさっぱりと美味しいので「酸味」が好きな人には試して欲しいです。また酢と鷹の爪(唐辛子)を入れるので保存期間が少し延びますが、材料費が少しかかるのでNo.3になりました。
今回は南蛮風なので「かんたん黒酢」を代用する方法を紹介します。
メリット
おつまみにも最適な味わいがある
肉と炒めたり応用ができる
デメリット
鷹の爪が入るのでピリッとする
南蛮酢を作る手間や既製品を買うコストがある
作り方とポイント
【材料】
卵3個
ミツカンかんたん黒酢30?100cc程度
鷹の爪1本(辛みが苦手な方は輪切りで少なめに)
ゆで卵がつかる容器(保存袋とどんぶりでOK)
【手順】
1.固ゆでのゆで卵の殻をむきます
2.かんたん黒酢と鷹の爪を容器に入れます
3.殻をむいたゆで卵を入れて少し揉む(なじむ程度)
4.冷蔵庫に保存して1日以上経てば食べられます
5.こちらは4日目でも特に変わりなく食べられましたが保存状態にもよるのでヌルヌルしたり悪臭がでたりしたら食べないでください
*自分でタレを作る場合は3日を基準にして欲しいと思います。参考までですが酸味と辛みが強いほど日持ちする気がしました。
【腐っているかも?】
酸味に硫黄臭が強く感じるようになった
白身に変なヌメリがある場合
これまで5日目まで様子を見た事がありますが、腐っているような感じは一度もありませんでした。しかし、お腹をこわすのは怖いので4日目以降は食べないようにしています。
No.4 ポン酢漬け
文字通りただのポン酢で漬けるだけですが、酸味が弱いので翌日までに食べきる事になりますので、保存日数が短めなのでNo.4です。
しかし、とても簡単にさっぱり食べられるのでポン酢が余ってしまった時は活用してください。
メリット
安心安定の酸味と味わい
冷やし中華など付け合わせにも便利
デメリット
ほかの味付け卵よりは日持ちしにくい
ポン酢の香りで腐敗しかけている状態に気付きにくい
作り方とポイント
【材料】
ゆで卵3個
ポン酢30~100cc(容器による)
ゆで卵がつかる容器(保存袋とどんぶりでOK)
【手順】
1.固ゆでのゆで卵を作る
3.容器にポン酢を適量いれておく
3.殻をむいたゆで卵を入れてなるべく空気抜いて冷蔵庫で冷やす
4.1時間~食べられる
(2日目が、私の一番好きな食べごろ)
【腐っているかも?】
こうなったら、やめておきましょう。
ポン酢の香りが違う
硫黄の臭いが強い
No.5 塩麹(しおこうじ)漬け
調味料として活躍する塩麹が残っていたら簡単なので試してください。
味もよく失敗が少ないですが、塩麹がない場合は購入しないと手に入らないのでランキングは最下位になりました。
また、こちらも念のため3日程度で食べきってください。
メリット
塩麹の良さを知っている人には好評
塩水のような調整が不要
デメリット
塩麹に馴染みがないとイメージしにくい
1つずつ作るので少し手間が必要
作り方とポイント
【材料】
ゆで卵3個
塩麹大さじ1~2杯
ラップ(卵1つずつ包む)
保存袋またはラップを追加
【手順】
1.固ゆでのゆで卵を作って殻をむく
2.ラップに1つずつゆで卵を置いて塩麹を小さじ1杯~塗りつけていく
3.ラップで包む
4.袋や小皿・ラップで二重にするなどして冷蔵庫に保存
5.翌日以降には食べられますので
6.食べるときは余分な塩麹を落として食べて下さい。
【腐っているかも?】
ラップを外すときに臭いがキツい場合は注意
白身の変色やヌメリはかなり怪しい
※好みの分かれる味になりますが、塩麹が好きな人には簡単で美味しいです。
続きまして、次の章では、ゆで卵の賞味期限を左右するゆで卵のゆで方や保存場所についてお伝えします。
ゆで卵の賞味期限は「ゆで方」と「保存場所」で決まる!
ゆで卵の賞味期限は正確に「何日」と言えない理由があります。
- ゆで加減(半熟や固ゆでなど)
- 保存方法(常温・冷蔵庫など)
- 季節(春夏秋冬)
- 殻付き・殻なし
他にも「ゆで卵の保存」に関しては、その時の状態で腐敗する速度が違いますので最終的に「食べる」「食べない」は「自分」で判断しなくてはなりません。
そこで今回はできる限り保存できる方法でまとめてみました。
しっかり黄身まで火を通す「固ゆで」にすること
冷蔵庫のドア付近より奥に置くこと
もう少し補足していきます。
なぜ「固ゆでのゆで卵」にするのか?
黄身が半熟のゆで卵や温泉卵は美味しいですが、自宅で作って保存するのは少し注意が必要です。
なぜなら、卵は殻が割れると細菌が入りやすく、また加熱が十分でない場合は腐りやすい特徴があります。
今回のように数日間保存したい場合は、黄身までしっかりと加熱されたゆで卵のほうが管理しやすく扱いやすいです。
私がこれまで食べていて日持ちしていると思うゆで卵は全部「固ゆで」でした。
なので、腐っているのか不安な方や初めて挑戦する方にも見極めやすく臭いも確認しやすい「固ゆで」がオススメです。
「固ゆで」でデメリットを言うのなら、
- 食感が少し固い
- 飲み物が欲しい
こんなところでしょうか?
「固ゆでのゆで卵」とはどんな状態?
固ゆでは「黄身までしっかりと加熱され、黄身が凝固しているゆで卵」となります。
- 実際に何分ゆでるのか?
- どんな作り方が確実なのか?
固ゆでになるゆで卵の作り方もみてみましょう。
固ゆでのゆで卵の作り方
- 鍋に卵が浸かるくらいの水を入れて生卵を入れる
- 水から火にかける(強火)
- 沸騰するまで菜箸で動かすと黄身が中心になりやすい(外側の白身から固まる)
沸騰したら中火にして10分以上茹でる(固ゆで) - 水(氷水)で冷やす(水が温まったら何度か交換する)
- 冷めたら取り出して完了
沸騰したお湯から始める方法など色々ありますが固ゆでなら、この方法が間違いないです。
半熟卵と固ゆで卵の違い
半熟にもトロトロな黄身から少し半熟まで範囲があります。
参考に下の写真はどれも「半熟」になりますが黄身が少しでも固まってなかったら「固ゆで卵」にはなりません。
固ゆで卵は次の写真のようなゆで卵になります。
黄身の色は餌に含まれる成分で変化するようですが、
しっかりと固まったゆで卵の黄身は半透明の部分がない
ことだけ覚えていると目安になりますね。
ゆで卵の保存場所
冷蔵庫には卵専用のスペースがありますが、一部のメーカーを除いて、だいたいドアポケットの上段に設置されています。
生卵の状態なら問題ないのですが、ゆで卵になると事情が変わります。私が普段行っている、保存方法をまとめましたので参考にしてみてください。
(ドアポケット側の卵置き場)
冷蔵庫の中で最適な保存場所
できるだけ温度差がないところが適所です。
- 冷蔵庫の中段で奥のほうに置く
- ファン(冷気)の近くには置かない
大切なのは一定の温度が保ちやすい場所に置くことなので、開け閉めで外気に当たりやすいドアポケットや棚の手前には置かないのが理想です。
冷凍はオススメしません
冷凍したらわかりますが、冷凍したゆで卵は食感が悪いです。再加熱もしてみましたが「グミ」のような白身になり水分がなくなった白身の食感はオススメできる要素がありませんでした。
保存袋を活用すると良い事
プラスチック容器やジッパータイプの袋は洗って繰り返し使うことも可能ですが、ズボラな私は冷凍食品に使える保存袋(スーパーのロールタイプよりは丈夫です)をよく使います。(調理のときの味付けにも使っています。)
つけ汁が少量で良い
空気を抜くのが簡単
食べ終わったら簡単に捨てられる
まとめ
ゆで卵の賞味期限は思うより短いので夏場は特に注意して食べるようにして、食中毒などに気を付けてくださいね。
そこで、私の持論なのですが
- 生卵は「賞味期限!」
- ゆで卵は「消費期限?」
と、考えています。賞味期限は美味しく食べられる期間ですのでかなり長く、生で心配ならゆでてしまうと安心です。ですが、ゆで卵にしてしまうとそれ以上期限を伸ばすことはできませんので、「消費(食べる)」しなければなりません。
しかし、塩や酢など上手に活用すれば3日目くらいまで食べられると実証できたので、今は週に2回の調理で毎日食べられるようになりました。
調理の際には、保存袋を使えばつけ汁も節約でき、一度に何種類も「ゆで卵漬け」を作れるので飽きたりしません。
料理に自信のない方も、何度か作ると好みの味付けゆで卵が作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。