おみくじで「平」を引いたことはありますか?
初めのうちは、その神社特有のものか、新しくできたものなのかしら…なんて思っていたのですが、その後も自分で引いたり、友人が引いたりすることがあったので、いろいろと調べてみました。
前回引いたものは神社に結んで来たので、こちらの画像をお借りしました。
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恐らく「平」について知らないという人も多いかと思うので、私が調べてわかったことを、詳しくご紹介しますね。「平」は、良くも悪くもないけれど、出る確率が2%以下のとてもレアなおみくじなんですよ。
おみくじで平を引く確率は?
平を引き当てる確率
おみくじは、一般的に
「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶」の7種類が用意されています。
もう少し種類が多いところだと
「大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」の12種類。
神社によって、おみくじの種類を決めることができるので、京都の伏見稲荷大社のように、32種類ものおみくじを用意しているところもあるんですよ。
どのおみくじをどれくらいの確率で入れるかも、各神社で決めています。
「平」を引きたいと思っても、元々入っていない神社も多く、なかなか引くことはできません。「平」が引ける場所でも、出る確率は2%以下と言われていて、とてもレアなおみくじだということがわかります。
その意味は、「可もなく不可もなく」という普通の順位だったとしても、これだけレアなおみくじを引けたとしたら、それだけで運気が上がっているような気持になりますよね。
平にはどんな意味がある?
おみくじには、色々な種類があります。「大吉」や「吉」、「凶」などといった馴染みのあるものから、あまり知られていないものまで。何気なくおみくじを引いてみたら、これまで見たこともないものが出た…なんてこともあるでしょう。
そのひとつに、「平」があります。
「平」は、あまり見かけることがなく、初めて引いた時には「え?」と思う人もいるかもしれませんが、一部の神社で引くことができる、とてもレアなおみくじなんですよ。
「平」の一般的な読み方は「たいら」ですが、場所によっては「へい」や「ひら」と読まれることもあるようです。
「平」は、「平穏無事な日々こそが最も尊い」という、神道の考え方からできたもので、「可もなく不可もなく」という意味を持っています。
おみくじの順位としては、吉と凶の間に入ることが多いのですが、神社によって解釈の仕方が少し異なっているようです。
埼玉の氷川神社では、13種類あるおみくじのちょうど真ん中あたりに「平」があります。しかし、「凶」がない京都の下鴨神社では「平」が一番下の順位。同じ京都でも、石清水八幡宮では「平」と「大吉」が同じような扱いといった具合です。
良い動画がありましたのでご紹介しますね。
『平』『吉凶未分』変わったおみくじ 【猫ツキ動画館】
平がおみくじに入っている代表的な神社
「平」がおみくじに入っている代表的な神社をいくつかご紹介します。
【埼玉県 氷川神社】
川越にある氷川神社は、縁結びのご利益があることで知られています。「平」の順位はちょうど真ん中あたりで、「平穏で穏やかな状態」を意味しています。
【京都府 石清水八幡宮】
「大吉」と「平」が同等の扱いになっている石清水八幡宮。京都と大阪の境にある大きな神社で、多くの人が「平」を引き当てられるようになっているという噂も。
【京都府 下鴨神社】
パワースポットとしても有名で、世界遺産に登録されている下鴨神社。ここではおみくじに「凶」が入っていないので、「平」が順位としては一番下になりますが、珍しいおみくじを引くことができたなら、嫌な気持ちにはならなそうですよね。
【長野県 戸隠神社】
おみくじ発祥の地ともいわれ、創建2000年の歴史を持つ戸隠神社。大きな杉の木があり、浄化の力が強いとされている神社なんですよ。そんな場所で、レアなおみくじを引くことができたら、いいですよね。
【大阪府 住吉大社】
商売繁盛のご利益があることで知られる住吉大社。毎年初詣には、多くの人が参拝に訪れます。年の初めに、たくさんの参拝客がいる中で、珍しい「平」を引き当てることができたとしたら、運を引き寄せる1年を過ごせそうですよね。
【広島県 厳島神社】
女性の神様が祭られており、赤い大鳥居があることで有名な厳島神社。ここでは、「平」以外にも珍しい種類のおみくじが用意されているので、訪れた際にはおみくじを引くのを忘れないようにしたいですね。
おみくじの豆知識
神社に参拝に訪れた際には、ついつい引いてしまうおみくじ。でも、そのおみくじについて知らないことって、意外と多いんですよね。
【そもそも「おみくじ」とは?】
おみくじは、神様の意志を知るための占いのひとつで1000年以上前から存在していたと言われています。神様が選んでくれる神聖な儀式のようなもので、昔は国の大きな決め事の時などにも使われていました。
現在のような「おみくじ」の形になったのは、江戸時代にお寺の「おみくじ」が大流行してからなんですよ。
その他、「おみくじ」の、いろんな意味はこのページへ
【おみくじを結ぶ理由】
おみくじの結果が悪かった時には、利き手ではないほうの手で結ぶという困難を克服できれば、凶から吉へ厄が転じると言われていることから、境内の木の枝などにおみくじを結ぶようになったようです。
また、大吉などの良い結果が出た場合でも、神社の木には精霊が宿るとされているので、願いを叶えてくれるように、結んで帰る人もいるんですよ。
しかし最近では、環境の問題から境内におみくじを結ばないように呼びかけているところもあるので、その場合には持ち帰るようにしてくださいね。
◎ おみくじを結ぶ詳しい理由はこちらへ
>>> おみくじを結ぶのにはこんな意味がありました!おみくじ主婦が解説!
【おみくじの有効期限】
おみくじの有効期限は自分で決めます。悩みや頼みごとが解決したら一区切りとなるようですよ。
【おみくじを引ける回数】
おみくじを引いて良い結果がでなかった場合、満足のいくものが出るまで引き直すという人もいるようですね。
おみくじを引ける回数は決まっているわけではないので、引き直すことは決して悪いことではありません。
しかしその場合は、連続して引くのではなく、日を改めて引くのが良いと言われています。
まとめ
限られた神社でしか引くことができないうえに、出る確率も低い「平」。そんなレアなおみくじを引くことができたら、それだけでハッピーになれそうですよね。
私自身、おみくじで「平」が出たときには、それほど珍しいものだとは知らなかったのですが、調べていくうちに、とてもレアなものだと知り、それを何度も引いていたことに驚きました。書かれていた内容は、それほど良いものではなかったんですけどね。
「平」はとてもレアなおみくじですが、「大凶」だって出る確率が比較的低いレアなおみくじなんですよ。もし引いてしまったとしても、これ以上悪くなることはなく、明るい未来が待っているはずと考えれば、悲観する必要はありませんよね。
おみくじは、神様が選んでくれた言葉が書かれているものと言われていますが、その内容を自分で解釈することができます。たとえ悪いことが書かれていたとしても、それを受け入れて前向きに行動していけば、きっと良い方向に進んでいくはずですよ。