たまに手作りでお菓子でも作ろうかと意気込んで作り始めたら「クッキングシートがない!」なんて慌てたことはありませんか?
その時は、近所のスーパーに駆け込んだのですが・・・
後日、親しいいママ友から「代用品」があることを知りました。一緒にいた他のママ友の話も聞けて話が膨らみましたので、シェアしたいと思います。
そこで今回は
- クッキングシートの代用品と
- 使用上の注意点
についてまとめてみましたので、いざと言うときの参考にしてください。
では、さっそく、料理が苦手な私でもできた代用品の使い方をご紹介します。
用途別クッキングシートの代用品
クッキングシートがなくて困った!代表的な4パターンのご紹介です。
実際に使ってみて、メリットやデメリットなど気付いた点も書いています。
ただし、今回はクッキングシートの代用なので、「材料」「基本の作り方」については割愛させていただきましたのでご了承ください。
オーブンで使う時
年に数回のお菓子作りではクッキングシートが残り少なくても気付かない事があり、使わなければうまく焼けずにボロボロになります。
そこで家にある代用品の登場です。
【代用品】
- コピー用紙
- わら半紙(プロも専用のわら半紙を使っている)
- サラダ油
- くっつかないホイル
- 普通のアルミホイル
- 裏が白いツルツルした広告(チラシ)
実際にパウンドケーキとクッキーを作って試してみました。
コピー用紙でパウンドケーキ
一番不安なコピー用紙でパウンドケーキを作ってみました。
最初はオーブンから離れるのが怖かったですが、クッキングシートと変わりなく焼けて
「使える!」と思いました。ほんのり焦げ色が付く程度でしたよ。
【代用品を使う手順】
- 型にコピー用紙を敷く(心配だったので今回は2つ折りを全面に使ってみたのでA4サイズ3枚使用)
- そこにケーキのもとを流し込みオーブンで通常通り焼く
- 焼き終えたら普通に紙を取って完成
少しくっつきましたが問題はありませんでした。冷蔵庫で落ち着かせてカットしましたが味も問題なしです。
【メリット】
- 使い方もクッキングシートと変わらずに使える
- 紙が丸まっていないので型に敷きやすかった
【デメリット】
- 普段からコピー用紙を使わない家にはコピー用紙もない
- 使用済みのコピー用紙やチラシは衛生上の問題もあるかも?
ホイルでクッキー
普通のアルミホイルを使用しました。
「くっつかないホイル」があればもっとキレイに仕上がったかもしれませんね。
【代用品を使う手順】
- 天板にホイルを敷いて油を薄く塗る(くっつかないホイルなら不要かも)
- クッキーを並べる
- 通常通りにオーブンで焼く
- 少し冷ましてから取るとキレイに取れる
急いで取るとくっついてしまいましたが、少し冷めたところはキレイに取れました。
【メリット】
- ホイルと油は台所には定番なので用意しやすい
【デメリット】
- 早や目に取りたい場合は不向き
天板やケーキの型は油で保護できる?
そもそもオーブンの天板やケーキの型はクッキングシートがなくても作る事は可能になっています。
ただ、こびり付きや防止や、油を使わなくても良いという点でクッキングシートが便利です。
実際にクッキングシートがない状態で天板やケーキの型を使う方法を紹介します。
【代用品の使う手順】
- 天板(ケーキの型)に油を薄く塗る(オイルスプレーでもOK)
- ケーキの場合は小麦粉を薄く振りかける
- 焼いた後に必要ならナイフを入れても良い
【メリット】
- 手慣れるとクッキングシートを敷く手間が省略できる
【デメリット】
- 不器用な私には難易度が高かった
- オイルスプレー(油の塗布)にもコツがいるのかも?
蒸し器で使う時
蒸し器でシュウマイなど作るとモチモチ感もアップしてアツアツで美味しいですが、蒸し器に直接置いてしまうと「くっつく」「形が崩れる」事もあります。
「中華まん」には紙が付いているので安心ですが「シュウマイ」のような点心は専用のセイロか蒸し器に敷く物が必要です。
(中華まんの紙はクッキングシートのような感じ)
【代用品】
- 葉っぱの大きい野菜
「キャベツ」「レタス」「白菜」など
蒸し器はキャベツが良かった
私の中ではキャベツが良かったので、キャベツで説明します。
【代用品を使う手順】
- 生キャベツ(葉もの野菜)を敷いてシュウマイをのせる
- 普通に蒸す
出来上がったら葉もの野菜も一緒に食べられるので野菜と一緒に蒸してみました。(蒸し野菜)
【メリット】
- 温野菜も同時につくれるので時短にもなる
【デメリット】
- 葉もの野菜は柔らかくなりすぎるので食べるなら外側寄りの葉っぱが良い。
落としぶたに使う時
簡単に味が染み渡るのに欠かせないのがクッキングシートですが、代用品でも作ることができました。
【代用品】
- キッチンペーパー
- アルミホイル
キッチンペーパーもアルミホイルも見事にアクが付いてくるのでアク取りの手間もなかったです。
しっかりと味が染み渡る使い方
キッチンペーパーもホイルも真ん中に切れ込み(穴)をつけることで浮き上がらずに味が行き渡りました。
【代用品を使う手順】
- 中心に切れ込みを入れておく(ホイルは少しクチャクチャにするとアクも取れやすかった)
- 煮物の調味料をいれたら落としぶたの代用品を置く
- 普段通りでOK
調味料を後から入れる煮物の場合でもアク取りに使っていますが楽チンです。この時は味を染み込ませるのに新しいキッチンペーパーの落としぶたを用意して取り替えます。
【メリット】
- 使い捨ての感覚で後片付けも簡単
【デメリット】
- 薄いキッチンペーパーは2枚重ねにしないと破れやすい
温め直しに使う
揚げ物の残りや惣菜の揚げ物を温める時に余分な油が出てベチャッとなりがちですが、クッキングシートがなくても代用品で美味しく温め直す事ができました。
温めには「電子レンジ」と「オーブンやトースター」を使うと思うので、それぞれにあう代用品で試してみました。
電子レンジで温め
電子レンジでは「キッチンペーパー」が油を吸収してくれて良かったのでオススメします。
【代用品を使う手順】
- 電子レンジに使える皿にキッチンペーパーを敷いて温めたたい物をのせる
- ラップを軽く置く
- 温まったらOK
【メリット】
- 余分な油は溜まらずに吸い取ってくれるので油戻りしない
(少し見にくいですが余分な油が吸収されています)
【デメリット】
- 加熱し過ぎると水分もなくなるのでパサパサにならない時間にするのがむずかしい
オーブン(トースター)で温め
カリッと温めたい時はオーブンなどの機能が良いですが、クッキングシートなどは高温では焦げたり燃えたりする事があるので注意が必要です。(詳しくは後述します)
ですので、トースターなど高温になる場合は「アルミホイル」が良いです。
(ホイルだと油が染み出して来るので温めたら早目にお皿に移すと良いですよ)
【代用品を使う手順】
- 天板にアルミホイルを敷く
- 温めたい物をのせる(ラップなどはしない)
- やけどをしないように皿に移して完成
【メリット】
- 衣が香ばしい
【デメリット】
- 厚さがあると中心まで温める前に焦げる事がある(アルミホイルをかぶせると焦げにくい)
- 油が染み出し少し油っぽく感じる
代用品も用途に合わせれば立派なクッキングシートになるとわかったのですが、どんな事に気を付ければ良いのか少し掘り下げてみましたので続きをご覧ください。
代用品の使い分けと注意点
色々なパターンをママ友から教わりましたが注意するポイントがありました。
これを知っていれば「代用品」の選び方がわかりやすいと思います。
温度の違い
実はクッキングシートにも記載されていますが、紙でできている製品は「高温」「直火」では使用できません。
一般的な焼き菓子は180~220℃程度の温度なのでコピー用紙やわら半紙などの「代用品」もオーブンでは同じように使えます。
逆を言えば、フライパンで魚などを焼くなら代用品はホイル(くっつかないホイルなど)が最適ですね。
電子レンジで使う場合
高温に耐えるなら「代用品」は全部ホイルにすれば良いのではと思いますが、ご存じの通り電子レンジでは金属は不可になります。
ホイルも金属なので、電子レンジに入れて使うと火花が出るなど発火の恐れがありますので気を付けてください。
電子レンジでクッキングシートの「代用品」になるのは「紙製品」なので、キッチンペーパーや無地のコピー用紙などを使うのが最適です。(印刷されたものは健康上の確認がないのでオススメしません)
油分は天然のクッキングシート?
耐熱皿でグラタンやドリアなど作るときにクッキングシートを使う方は少ないと思います。
代わりにくっつかないようにバターなどを塗りますね。
先ほど、オーブンの天板や代用品のホイルに油を付ける方法をお知らせしましたが、その仕組みと同じ発想です。
まとめ
「もしも、クッキングシートがなかったら」これらの方法で代用できるのだと実証できました。
あまり料理上手ではない事が画像から伝わったと思いますが、こんな私にも作ることができたので「代用品」に認定しても良いのかと思います。
ただし、代用品は本来の使い方ではない物もありますので、火事やヤケドに気を付けてください。
また、クッキングシートが色々な場面で使えることも同時に理解できたので、必需品として買い置きしても良いのかと思いました。
いろいろと試してみて、私の主婦レベルも少しアップしたような気分になり、マンネリ気味の料理がちょっと楽しくなりました。
あなたが困った時の一助になれば幸いです。