韓国料理といえば・・・『辛い』というイメージありますよね。
人気のお店に入り、早速ラーメンを注文したところ、出てきたのはインスタント麺!?
これには驚きましたが、味は美味しく、結果的には大満足でした。
その後、韓国の友人に韓国の人が家庭でラーメンを食べる際の作り方や食べ方を詳しく教えてもらう機会があったのですが、それを聞いて更にビックリ!というわけで、
日本の常識とはちょっと違っている韓国のラーメンについて、くわしくご紹介していきたいと思います。
韓国式のラーメンの食べ方
韓国ではインスタント麺が主流
韓国のラーメンは、生麺よりもインスタント麺が主流です。
日本では、インスタント麺といえば家庭で食べるもの、というイメージですが、
韓国ではお店で出されるラーメンも、インスタント麺が使われていることが多いんですよ。
韓国料理というと、キムチや焼き肉がメジャーですが、このインスタント麺を使ったラーメンも、これらに並ぶ国民食といっても過言ではないくらい人気の食べ物なんです。
韓国式ラーメンの食べ方の基本
韓国では、家庭でラーメンを作って食べる際には、専用のラーメン鍋を使います。
大きすぎない薄手のラーメン鍋を使うことで、手早く美味しいラーメンを作ることができるんですよ。
食べる際にも、韓国ならではの食べ方があります。
ラーメンは鍋のまま食卓に運び、鍋からじかにいただきます。
食べる際には、鍋の蓋を使って、冷ましながら食べるのが正統派の食べ方なんだそうですよ~。
鍋の蓋からスープがポタポタすることに注意は必要ですが、慣れてしまえば問題なし!
鍋からそのまま食べようとすると、熱すぎてなかなか食べられませんが、この方法を使うと、丁度よい熱さで、モリモリ美味しく食べられますよ。
辛いラーメンにピッタリの具材はこれ!
日本でも、ラーメンには色々な具材を入れて楽しみますが、韓国ラーメンもその日の気分やお好みでいろんな具材を入れて食べることができます。
韓国の辛いラーメンに合う定番の具材といえば、ネギ、キムチ、卵などでしょうか。
【ネギ】
辛い料理には、ネギがよく合いますよね。
ラーメンが出来上がってから、仕上げに薬味として乗せるのも、もちろん美味しいですが、
私は少し大きめに切って、早めに鍋に投入し、少ししんなりさせてから食べるのが好きです。スープの味も染みるので、より美味しくいただけますよ。
【キムチ】
辛いラーメンにキムチというのは、アリ派・ナシ派に分かれるかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。
辛みが強いラーメンほど、キムチの旨味と甘味がよく合うんですよ。
【卵】
生卵をインスタントラーメンの上に乗せる食べ方は、日本でも定番ですよね。
また、カレーに卵のトッピングがあるように、
卵は辛いものと相性がよい食材のひとつでもあります。
そんな卵が、韓国ラーメンに合わないはずがないですよね。
韓国ラーメンの特徴や、合う具材がわかったところで、そろそろ食べたくなってきませんか?
ではこの辺で、家庭で簡単に作る方法もご紹介しちゃいますね。
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家庭で簡単に作る方法
韓国ラーメンも、基本的には日本で食べられているインスタントラーメンの作り方とあまり違いがないので、誰でも簡単に作ることができます。
しかし、せっかくなので、韓国式の作り方のポイントを織り交ぜながらご紹介していきますね。
【韓国式のラーメンの作り方】
1.鍋に 分量の水を入れ、沸騰させる。
- 一人分のラーメンが入る程度の大きすぎない鍋がオススメです。
- 付属のかやくがある場合は、ここで入れておく
2.粉末スープを入れ、麺を中央の折り返し部分で割ってから、鍋に投入
- 麺を割ると、食べる時に丁度良い長さになります。
- 茹でる際、麺がほどけてきたら、お箸で持ち上げたり下げたりを繰り返しながら茹でると、もちっとした食感に仕上がります。
3.指定の時間煮込み、お好みで具材を加えて完成
- お湯を沸かす際に少量の酢を入れると、コシのある麺に仕上がり、さらに伸びるのも防いでくれますよ。
- 卵は途中で割り入れて、卵スープを作るようにスープと混ぜても美味しいですが、オススメは“割らずに乗せる”です。
- 最初はスープ本来の味を楽しみ、後半は卵を崩して麺に絡めて食べることで、二度美味しく食べることができますよ。
ラーメンを食べた後のお楽しみも!
麺を食べ終わったら、残ったスープの中にご飯を入れて雑炊風にして食べるのも、韓国の方々の定番。
ご飯は、炊きたての温かいものを使うより、冷や飯のほうが、よくスープを吸ってくれるので、より美味しく食べられますよ。
ご飯を投入したら、そのまま混ぜて食べるもよし、火にかけて少し煮込み、溶き卵を流し入れたり、チーズを加えたりしてもよし。
色んなアレンジを楽しめそうですね。
日本でも人気の『辛ラーメン』
辛ラーメンとは
辛ラーメンは、韓国の食品会社で製造しているインスタントラーメンです。
日本でも、スーパーやディスカウントストア、100円ショップなどで、手軽に買えるので、食べたことがあるという人も少なくないでしょう。
この辛ラーメン、ただ辛いだけじゃなく、旨味成分がたっぷり入っているので、一度食べたらやみつきになる人続出。
韓国の若者達の間では、この辛ラーメンを袋のまま食べる『ポグリラーメン』が流行っているそうです。
作り方は、辛ラーメンの袋の上部分をあけ、麺を取り出したら4個くらいに割ってから袋に戻し、かやくや粉末スープも入れて、そのままお湯を注ぐだけ。
簡単にいうと、袋ラーメンを、カップ麺の要領で作って食べる食べ方なんです。
調理器具も使わないし、洗い物も出ないという、なんとも合理的な食べ方ですよね。
※注意
この食べ方、韓国のインスタント麺のように、袋が丈夫な場合のみできる調理法です。
日本のインスタント麺では袋が破れる可能性があるので、難しいかもしれません。
辛いのが苦手な人むけのアレンジ方法
辛ラーメンは、スープに旨味成分がたくさん含まれていることもあり、辛いものがあまり得意ではない人の間でも人気があるようです。
しかし、やっぱり「そのまま食べるのは辛い!」という人には、マイルドな味にしてくれるこんなアレンジ方法がオススメです。
【チーズを加える】
仕上げにピザ用チーズやスライスチーズを乗せるだけの、簡単アレンジ。
麺にチーズを絡めて食べれば、辛さを和らげ、マイルドな味になりますよ。
【牛乳を加える】
こちらも、水の代わりに牛乳を入れるだけの、簡単なアレンジ方法。
牛乳だけで作っても良いですし、水+牛乳で作るのも〇。割合を変えることで、辛さが調整できますよ。
牛乳の代わりに、豆乳を使えば、更にマイルドな味に仕上げることも可能です。
【卵をつけて食べる】
溶き卵を用意して、すき焼きを食べる時のように、つけて食べる方法。辛さも熱さも和らぎますよ。
ピリ辛好きな人にオススメの食べ方はこれ!【アレンジ】
「毎日でも食べたいけど、毎日同じ味では飽きる」という人には、こんなアレンジ方法もありますよ。
【冷やしラーメン】
麺を茹でたら冷水でしめて水を切り、粉末スープと、ごま油、お好みの具材などと麺をまぜれば、冷やしラーメンに!
粉末スープ、酢、水、ごま油、砂糖を入れたつゆと混ぜれば、冷やし中華風にもアレンジできますよ。
【カレー風味】
途中でカレールーを加えるだけの簡単アレンジ。玉ねぎや豚肉、卵などをプラスしても美味しいですよ。
【チゲ鍋風】
鍋に麺を入れる際に、もやし、豆腐、豚肉、などチゲ鍋の具材も一緒に入れ、麺がほぐれてきたらニラと卵も加えましょう。
味や辛さが足りないような場合には、唐辛子やコチュジャン、ニンニクをごま油で炒めたものなどをプラスすると、より本格的なチゲ鍋風にアレンジできます。
ラーメンを使ったこんな韓国料理も
韓国では、インスタント麺を色んな料理にアレンジして食べることも人気です。
【パスタ風】
インスタント麺を茹でたら、お湯をきって、パスタと同じように味付けをしていただくアレンジ方法。
付属の粉末ソースも使いながら、お好みの味に仕上げていくのですが、クリームソースとの相性も抜群ですよ。
インスタント麺でカルボナーラを作っている動画を見つけました。
とっても美味しそうだったので、ご紹介しますね。
韓国で話題の♡チーズブルダック炒め麺でカルボナーラ
【トッポギ風】
トッポギにインスタント麺を入れて食べる『ラッポッギ』。
インスタント麺の粉末スープを使えば、本格的な出し汁などを用意する必要がないので、手軽に作れると人気のようです。
韓国では、インスタント麺の種類も豊富なので、同じようにアレンジしても、インスタント麺の種類を変えれば様々な味を楽しむことができそうですね。
茹でずに割って、お菓子感覚でそのまま食べる人も続出中のようです。スープを使わず、麺だけで食べても、色んな味が楽しめるんだそうですよ。
日本でも手に入る韓国のインスタント麺は多数あります。私がよく行くディスカウントストアでは、常に4~5種類くらい置いてあり、時々商品が入れ替えられるので、店を訪れた際には、欠かさずチェックするようにしているんですよ。
見つけた際には、ぜひお試しあれ!
まとめ
韓国のラーメンの食べ方は、日本とはちょっと違っていますが、手軽で美味しいインスタント麺が愛されているという面では同様。
日本人にも馴染みのある食品だということもあり、一度食べたらやみつきになるという人も多いのかもしれませんね。
でも…インスタント麺ばかりでは、栄養が偏ってしまう可能性があるのでほどほどに。
毎日、野菜や魚もバランス良く食べ、健康面も考慮しながら、“美味しい食生活”を楽しみたいですね。