中華料理店に行くと、餃子がメニューに必ずありますよね。餃子チェーン店の「餃子の王将」「大阪王将」などはもちろん、多くのラーメン屋は餃子も作っています。
皮がカリカリに焼けると嬉しくて、ラーメンと一緒に食べても、白ごはんにも相性バッチリですし、ビール片手につまんでも美味しいですよね。
先日、電車の中で、餃子の話題に夢中の大学生らしき数人の男子がいて「餃子のタレは酢胡椒に決まってるでしょ! ネットでみ扱った記事が多いし、孤独のグルメでもやってたよ。」と話してました。
聞いていて「いやいや、他にもいろんな食べ方があるよ。」と教えてあげたいような気持ちになりましたので、直接は言い出せなかった気持ちをここで表現させていただくことにしました。(笑)
私の独断と偏見の
「餃子のタレベスト10」をご紹介します。
餃子のタレには何が美味しいの(焼き餃子編)
私の好みのタレランキングを作ってみました。ぜひ試してくださいね。
餃子のタレベスト10
No.1 酢、醤油、ラー油
まずは、人生でもっとも食べ慣れた味です。
比率 | |
酢 | 5 |
醤油 | 4 |
ラー油 | 1 |
中華料理店で必ず置いてある「醤油」「酢」「ラー油」は、どんな餡に合わせても美味しい!肉汁の甘さをお酢がきゅっと引き締めて、ラー油がピリッとアクセントに!
定番の美味しさを味わいたい時におススメです。
No.2 味噌、酢、砂糖、ごま油、ラー油
神戸っ子の私は、餃子といえば味噌ダレを思い浮かべます。
比率 | |
味噌 | 3 |
酢 | 3 |
砂糖 | 1.5 |
ごま油 | 1 |
ラー油 | 少々 |
餃子の王将の味噌ダレ画像がありましたので、ご紹介させていただきます。
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濃厚でまろやかな味噌ダレは焼き立てアツアツの餃子に最高に合うんです。更に生ビールをぐいっと一杯飲むと、もう何も言えないですね。
白いご飯にも合うので、白米+餃子+生ビールは無敵の組み合わせです。
No.3 酢、胡椒
(作り方)
小皿に酢を入れて、表面が真っ黒になるまで黒胡椒を入れる。
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初めての人は胡椒の多さにドン引きするかもしれません。しかし、これが旨いんです。
酢の酸味が餃子の旨味を引き出して、胡椒の辛味が舌を刺激します。
胡椒が少ないと酢が強く出すぎてすっぱいので、表面が黒くなるまで思い切ってかけましょう。酢胡椒は「醤油+酢+ラー油」に味の方向性が似ています。
テレビ番組「マツコの知らない世界」でマツコさんが酢胡椒を大絶賛していましたし、ドラマ「孤独のグルメSeason5」でも取り上げてましたね。1度は酢胡椒で食べてみましょう!
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No.4 ポン酢、大根おろし
(作り方)
小皿にポン酢を入れて、大根おろしを好みの量入れて混ぜる。
こってりしがちな餃子も「ポン酢+大根おろし」ならさっぱりした味に大変身です。「今日は胃もたれしそうだな」という時でも心配せずにがっつり食べられますよ。ネギや七味を追加してもオッケーです。
No.5 七味、マヨネーズ
(作り方)
小皿にマヨネーズを入れて、七味唐辛子を好みの量で混ぜる。
七味マヨは漫画「肉女のススメ」で紹介していましたね。
餃子の肉汁が七味マヨと溶け合って、口内がこってりとジャンキーな味になりますよ。
マヨネーズ単品でも美味しいです。七味の代わりにわさびを入れると、また雰囲気が変わったウマさがあります。
No.6 わさび醤油
(作り方)
刺し身を食べるときと同じで、醤油にわさびを適量です。
わさび醤油と言えばお寿司ですが、餃子にも意外と合う組み合わせです。
餃子の油っぽさと肉の臭みが和らいで代わりに肉の旨味が引き立てられます。爽やかな香りが鼻に抜けていくのもグッドですね!
No.7 酢醤油、柚子胡椒
(作り方)
お好みの酢醤油に適量の柚胡椒を混ぜる。あるいは柚胡椒を直接餃子に付ける。
柚子胡椒は九州発祥の香辛料で福岡県発祥、あるいは大分県発祥と言われていますが、私の調べたところでは大分県の日田市が有力のようです。
いまでは、日本全国に広がって肉料理、魚料理から、お鍋まで美味しくしてくれる名脇役ですが、これが餃子にも合うんです。ちゃんぽんチェーンの「リンガーハット」では、餃子を注文すると柚子胡椒の入った白い陶器の容器がついてきます。
No.8 コチュジャン、胡麻
韓国風餃子のような楽しみ方を味わえます。
比率 | |
醤油 | 3 |
酢 | 1 |
コチュジャン | 好みの量 |
すりごま | お好みで |
韓国風のタレは、餃子につけてもやっぱり美味しいです。水餃子にも合いますよ。白いご飯と交互に食べると、いつの間にか満腹になりますね!
No.9 ネギ、塩、レモン
ネギ塩レモンは唐揚げと同じで餃子との相性もいいんです!
(作り方)
小皿にレモン汁を大さじ2~3杯入れて、お塩をひとつまみ入れ混ぜ合わせたところに、刻みネギを入れ、お好みでごま油を加えますl
比率 | |
レモン汁 | 適量 |
刻みネギ | お好みで |
塩 | ひとつまみ |
ごま油 | 少々 |
レモンの酸味が餃子の脂っこさを爽やかに変えてくれます。
No.10 ポン酢(商品名は『味ポン』)
純粋にポン酢のみで食べるのもあっさりしていて、油っこさを和らげてくれます。これは、関西以西でよく食されています。他のタレに飽きた時の変化にも良いですよ。
念の為、お伝えしておきますが、これではありませんよ~
こっちです。一般的に、これをポン酢と呼んでいます。
餃子のタレ素材
餃子のタレを紹介しましたが、次にタレの素材もご紹介しますね。「家庭でタレを準備しようかな」と思っている方は必見です。
ここでは、一番使われそうな「酢」について説明させていただいいます。
家庭でよく使用するのは「米酢」「穀物酢」「すし酢」ですね。あとは黒酢やりんご酢でしょうか。
餃子のタレに使うなら米酢がおススメです。米酢の方がまろやかな味わいで、火を通さずに食べるのに向いています。酢の香りも米酢の方が豊かですしね。
でも、穀物酢が駄目な訳ではありません。穀物酢も餃子のタレとして使用されますので、冷蔵庫に穀物酢がある方はそちらを使いましょう。
すし酢は酸っぱすぎるので餃子に向いていません。
もし自宅に酢がない場合は、ポン酢で美味しく代用できます。
(動画タイトル:日本と本場中国の餃子って何が違うの?“中国留学生活の食生活”)
次に、黒酢も餃子のタレに合いますね。特に、鎮江香醋(ちんこうこうず)という黒酢がおススメです。
餃子の本場中国では、焼き餃子ではなく水餃子がメインになります。
餃子を鎮江香醋につけて食べるのが一般的で、他の調味料を使いません。鎮江香醋はもち米から作られているので、味わいや香りが日本の酢と違います。
なので、中国から来た方は「鎮江香醋しか使いたくない」と思うみたいですよ。
餃子のタレ(その他編)
水餃子
あっさりした水餃子は、ピリ辛で食べましょう。おススメは四川風ピリ辛ダレです。
醤油、黒酢、ラー油、ごま油、しょうが、にんにく、砂糖を混ぜてタレを作ります。
花椒を入れると四川風独特の辛味が出ますので、ぜひ入れてくださいね。
揚げ餃子
パリッとした揚げ餃子は個人的にケチャップかチリソースをかけています。邪道だったらすみません。
脂っこくなりますが、マヨネーズも追加すると箸が止まらないですよ。あっさり食べたい時はポン酢が良いと思います。
蒸し餃子
蒸し餃子を食べる時は酸味か辛味の強いタレが美味しいと思います。
ポン酢にラー油、豆板醤、ごま油などを混ぜるといいですね。
また、胡麻ダレと蒸し餃子の相性もいい感じです。
まとめ
餃子のタレの種類をまとめてみましたが、いかがでしょうか。
定番の「酢」「醤油」「ラー油」以外に色々な組み合わせがありましたよね。
餃子はタレ次第で味が大幅に変わりますし、素材を色々と試すのも楽しいです。
ぜひ色々な種類のタレで食べてみてください。