レジと言えば…!
買い物の最後で、お店の人とお客とが、商品とお金の交換を行う場でとても重要な所。
そして、そのレジでけっこうトラブルが起きるんです。
それは、お客の視点から「店員の、お釣りの渡し方ができていない!」とマナー違反に怒ること。
具体的には
- イラっとした!
- 何、この店員!
- お釣りが取りづらい!
- マナーがなってなくない?
などなどの感情が起こること。
レジは、金銭授受の場面なので丁寧かつ正確、きもちよく通りたい場所ですよね。
私は、レジの経験が長い為、新人の指導も行いますが、自身もレジでは色々なトラブルに見舞われることがあります。
ここでは、
私のレジ打ち経験から、あなたがそのような場面に遭遇したときに少しでも「イラッ」のレベルが下がることを願って記事にしました。
現在、あるいはこれからレジの仕事をする人は
以下の事に注意してお仕事して下さいね。
お釣りの渡し方、イラッとくる10選
ここではお釣りの渡し方、イラッとくる10選をご紹介します。
是非ご自身の経験と合わせて読んでみて下さい。
- お釣りを投げるように渡す
- お釣りを全てトレーに乗せられて取りづらい
- お札の向きがバラバラ
- 手の接触の有り無し・同性同士/異性の場合
- 無言でレシートを渡してくれない
- レジでの店員の言葉づかいのマナー
- 焦らす店員
- お釣りを渡し間違っているのに、えらそうな店員
- 「お待たせしました」が無い店員
- 無言のお釣りのやり取り
①お釣りを投げるように渡す
この意見は圧倒的に第1位です。
経験のある方は分かると思いますが、貰う手の平に投げるように渡すのです。
ひどい店員の場合は、手の平から10㎝も離れた状態で小銭を投げ渡されたと言う話もある程です。
この渡し方は、誰でもイラッとしてしまうのではないでしょうか。
②お釣りを全てトレーに乗せられて取りづらい
このお釣りの渡し方には賛否両論ありますし、決まりとしてやっているお店もあります。
この渡し方をされてイラッとする方の意見としては
- トレーに置かれると取りづらい
- 小銭が取りづらく時間がかかってしまうと、後ろからのプレッシャーが気になる
- トレーから取っている間の店員も視線が冷たい
などの意見があります。
③お札の向きがバラバラ
お札の向きがバラバラなのは気を付けてほしいですよね。
礼儀として、お札の向きは揃えてほしいものです。
渡す時の向きは人それぞれ好みが分かれるので難しい所です。
④手の接触の有り無し・同性同士/異性の場合
この問題は難しいですね。
手を添える時に軽く触れてしまった(同性同士または、女性が男性)時は、「この店員さん丁寧だな」と思えるかもしれません。
ですが、男性店員が女性に対してだと「なにこの店員!?手握る必要ある?」なども気持ちになってしまう事もあるようです。
⑤無言でレシートを渡してくれない
レシートが不要な人は何も気にならないかもしれませんね。
ですが、レシートを必要とする人からすると
「何でレシートくれないの?一言あってもいいんじゃないの?」と思いますよね。
⑥レジでの店員の言葉づかいのマナー
レジでの店員の言葉使いは意外と間違っています。
間違いに気づいている人は、「店員なら正しい言葉づかいで仕事してほしい」と意見をする方もいるようです。
⑦焦らす店員
荷物をたくさん持っている時・子供を抱っこしている時・子供がぐずっている時・携帯が鳴ってしまった時…いろんな場面でお釣りをお財布にいれるのに時間がかかってしまう事があるかと思います。
その際に
無言のプレッシャーを与えてくる店員は威圧的で嫌な気持ちになります。
⑧お釣りを渡し間違っているのに、えらそうな店員
ごく少数派ですが、イラッとする場面です。
スーパーやコンビニは機械がお釣りを出す事が増えているので、間違いは少なくなっているのですが、まだまだ店員がお釣りを出す所もたくさんあるので間違いは付き物です。
渡した後、店員の対応に問題のある場合が多いです。
⑨「お待たせしました」が無い店員
あからさまにレジで待っているのにも関わらず、一言も
「お待たせしました」が無い店員。
この一言が有ると無いとでは、待っている側の気分は全然違うのにな~、と毎回思います。
⑩無言のお釣りのやり取り
たまに遭遇した事がありませんか?
「なんか言いなさいよ!」と、つい口に出してしまいそうになりますが、まったく声を発する事なく、もちろん「ありがとうございました」も無い店員にはイラッとしてしまいますね。
お釣りの渡し方、一般的マナー
ここでは、一般的なお釣りの渡し方をご紹介します。
ここで紹介する事例はあくまでも、シチュエーションごとの一般的渡し方です。
シチュエーションにこだわらず
まずはシチュエーションにこだわらず、お札・小銭の渡し方のご紹介です。
お札
- お札の向きは揃える
- 5千円札が1番上になるように揃える→お客様にお釣りのお札の枚数を確認してもらう
- 確認後、5千円札は1番下に入れお客様にお渡しする
お札を渡す一般的な方法は、お客様の方に向ける事が多いですが、中にはこの
「向きが取りづらい」と思う方も実は結構いるのです。(私もその1人です)
初めてのお客様の好みを知る事が難しいですが、常連さんなどは「縦向きで渡されるのが好き・逆さがいい」と言う好みを分かっていれば、お客様の好みに合わせてお渡ししましょう。
意外と縦向きがいい!と言われる方が多いようです。
小銭
- レジからお釣り分の小銭を取り出したらまずは自分の左手の手のひらに小銭を広げます →お客様に目視でお釣りの数を確認してもらいます。
- 確認後、自分の右手にまとめお釣りをお渡しします。 →この時に、万が一小銭が落ちても拾えるように左手はお客様の手の下に添えます。
ここで手が触れるか触れないかの賛否両論ありますが、
一般的には触れないギリギリの所に添えているのが良いと言われています。
◎お釣りの、こんな記事もありますのでよろしければどうぞ
>>> お釣りを間違って多くもらったら罪になるの?もしもの時のために
>>> コンビニでイライラ急増中!店員あるある!でも、優しくなろうよ。
レシート
レシートは、断られない限りお渡しすると言うお店ももちろんありますが、レシートを渡す、渡さないは法律での決まりはありません。
その為、コンビニやスーパーなどでは
「レシートはご入り用ですか?」とまずお伺いし、お客様の答え次第で渡すと言うのが一般的です。
ここで注意する点は、何も言わず渡さないと言う事を絶対にしない事です。
お客様によっては、絶対にレシートは欲しい!と思っている方も見えます。
その方からすれば「何でくれないの?」と思う気持ちが強いのです。
「レシート下さい」と言う言葉を自分で言うよりか、「ご入り用ですか?→いりません」と言う会話の方がお客様のストレスにならないのです。
またレシートを渡す場合は、表を中に折り、軽く二つ折りにしてお渡しします。
レシートは感熱紙の為、文字側が外に出ていると摩擦で文字が消えてしまう場合があるので、レシートの長さにもよりますが、文字を中に折りお渡しをして下さい。
◎こんな「イラッ」と記事もありますよ。
>>> イラッとする人!いるよね~ 上手な対処法と平常心の作り方はこれ!
◎他人の食べ方が気になる人には、こんな記事も!
>>> 食べ方が汚い人への注意の仕方!お互いイラっとしないためには!?
大手デパートや、某有名テーマパーク
※お釣りを渡すのにトレーを使う場合
・お札の向きを揃えて置き(扇形)、レシートを乗せ、小銭を乗せる
トレーが無い場合でも、お釣りを渡す場合の順番は、
お札 →レシート →小銭 が一般的だと言われています。
私自身、百貨店のレジの経験もあるのですが、百貨店でも、百貨店の直営の店舗と、ブランドごとでもお釣りの渡し方が微妙に変わってきますのであくまでも一般的な方法です。
お釣りを渡す場合の気を付けるべき点としては、お金を大事に扱い、臨機応変に対応できるスキルを身に付けると言う事です。
そして百貨店や、高級な商品を取り扱う店舗(高級料理店なども含む)などでは、大きな金額が動く分、何回もお札の数を数える行為が安っぽさを出してしまう場合もあります。
また高級なお店になればなるほど、サービスの質にもこだわる必要があり
- お客様のお釣りを受け取る時の財布の向き
- 右手で持っているのか、左手なのか?
- お札を入れる場所が開いているのか?
- 小銭の場所か?
など細かいお客様の動きを確認し臨機応変に対応する事がとても大切なのです。
ショッピングモールや、商業施設でも基本的にはトレーの使用が多いようですが、コンビニやスーパーのようにスピードを重視している訳ではないので、臨機応変に手渡しとトレーを使い分けているようです。
小さい子供を抱っこしながらお会計をしていると、トレーにお釣りを乗せられるととても取りづらく、トレーがあっても直接手渡ししてくれる店舗が多いように感じます。
◎こんな「イラッ」と、記事もありますよ。よろしければどうぞ。
>>> イラっとする女!それって私?同性異性の感じ方と、かしこい対処法!
>>> コンビニ経験者が語るバイトあるある!面白エピソードも盛りだくさん
コンビニやスーパー
基本的なお釣りを渡す順番は先ほど紹介した内容と同じになります。
コンビニやスーパーで求められるのは、正確性とスピードです。
勘違いしてはいけないのは、正確で早ければいいのかと言うとそうではありません。
正確性とスピードを持ち、尚且つその中にも丁寧さが必要なのです。
そして、コンビニやスーパーによっては、トレーが無い場合があり、トレーが無い事で店員が渡すお釣りを待ち構えている事でお客様を焦らしてしまう事があるので、注意したいポイントです。
お釣りを渡す基本は「手から手へ」です。
そしてお金を丁寧に扱い、お客様の様子を伺いながら、お客様の立場になり最善の方法を考える事が、お客様が満足してお会計を終わらせられるポイントになるのです。
まとめ
レジでのお釣りのやり取りは、日常的にある事です。
そして、レジでのお釣りの渡し方には一般的なルールはもちろんありますが、職場・職種により変わっていきます。
また、万が一正しい方法を取ったとしても、その方法が全てのお客様に合っているとは限らないのです。
このお客様には良かった。が、次のお客様に合っているかというとそうではないのです。
レジを担当する側ももちろんなのですが、お釣りを渡される側もささいな事でイラっとしないように寛大な気持ちでお釣りを受け取れると、お互い気持ちよくお釣りのやり取りが出来ると思います。
毎日のようにお釣りのやり取りは行われるので、お釣りを渡す側ももらう側も、少しだけ相手の事を考えられると、より気持ちよくお釣りのやり取りが出来ますね!
興味深い雑学のページです。