季節の変わり目といえば、衣替えですね。
暑くなってきたとき、寒くなってきたときに衣替えをされていると思いますが、なんとなくのにわか知識でやってはいませんか?
家族全員分の衣替えをするとなると家事の中でも一大イベントですよね。荷物があふれて収納スペースが足りなくなることもあるでしょう。
今回は、衣替えの時期と、私が実践している簡単に収納できるコツをお伝えします。
衣替えの時期
衣替えは一年で何回してますか?春夏秋冬のシーズンごとに年4回やっている方もいらっしゃるようですが、大半のご家庭では春・秋の年2回ではないでしょうか。
でも、衣替えのタイミングって悩みませんか?早くやってしまうと寒かったり暑かったり・・・失敗した!と思うこともよくあります。
衣替えの絶好のタイミングはいつなのか調べたところ、お住まいの地域の気温で判断すると良いと分かりました。
- 春の衣替え=最高気温が15度を超えるようになった時期がベスト
- 夏の衣替え=最高気温が22度を超えるようになった時期がベスト
- 秋の衣替え=最高気温が22度を下回るようになった時期がベスト
- 冬の衣替え=最高気温が15度を下回るようになった時期がベスト
学校や企業など制服を着る場所では、6月1日と10月1日を衣替えのタイミングとしているところが多いですよね。
また、クールビズの平均的な期間は5月1日から9月30日までです。これらの日にちは古くからの風習と、おおよその気温が変化する時期から決められているようです。
ご参考までに、東京都にお住まいの方は次の時期がベストタイミングになります。
なんともザックリですが、毎年温度が違いますので・・・汗
- 春の衣替え=3~4月ごろ
- 夏の衣替え=6~7月ごろ
- 秋の衣替え=9~10月ごろ
- 冬の衣替え=11~12月ごろ
また、衣替えは湿気のない日に行ってください。よく晴れた天気のいい日がベストです。
衣替えをいつすべきか?については、こちらの記事でも違う観点から書いています。
おすすめの収納方法
トキメキで選別
衣替えに取り掛かる前に、次シーズンも着る服かどうか選別をしましょう。収納スペースは限られているので、洋服を持ってトキメキがなかったら売却・処分することがオススメです。
「いつか着るかもしれないから・・・」「高かったし勿体無い・・・」と悩んでいると日が暮れてしまうので、トキメキを考えてみて下さい。
ご主人や子供の洋服については、それぞれに選別をしてもらいましょう。そうすれば勝手に処分されたと後から言われることも無くなります。
また、子供に整理させることによって、子供の自己管理能力が向上していくでしょう。
選別が終わった後で収納をしていきましょう。
新たに収納アイテムを購入する場合、「奥行き」と「高さ」がカギになります。例えば、収納力がある大きなアイテムに洋服を積み重ねて入れた場合、何をしまってあるのか分からなくなってしまいます。
洋服を積み重ねることができない程度の高さの収納アイテムを選ぶことがポイントです。
収納アイテムにしまう方法ですが、前述のとおり上へ上へと重ねずに、立てて収納すると、探したいものをすぐに見つけることができます。
ブックハンガーのような仕切りを使うのもオススメです。または、百円均一で売っている透明のクリアケースに洋服を入れると立てて整理しやすいですよ。
収納アイテムの置く場所ですが、収納アイテムの素材別に考えると限られたスペースでも効率的にしまうことができます。
高い位置への収納には布ケース
ケース自体が軽く、痛みにくい素材でできています。重量のないアイテムで、使用頻度の少ないものを入れれば、タンスの上や天袋へ保管が可能です。
積み上げ収納には蓋付きのプラスチックケース
プラスチックケースは頑丈なので、積み重ねることができます。使用頻度の低いものを下へしまいましょう。ホコリが入らないように蓋付きのものがオススメです。
大きくて重たい収納にはキャスター付き収納ケース
押入れなど奥行きのある場所にしまうなら、キャスター付きのケースが便利です。重量があってもラクに取り出せます。
小分け収納には風呂敷
靴下など細かいものをしまうには風呂敷を活用してはいかがでしょうか?風呂敷を使えば、散らばることなく片足がなくなってしまうこともありません。収納スペースも自由が利くので便利ですよ。大きいハンカチやスカーフの代用も可能です。
かさばるものには圧縮袋
かさばる洋服には圧縮袋がオススメです。圧縮しても良い素材かどうかを確認してから使うようにしましょう。
収納アイテムにダンボールは不向き!
ダンボールだと虫に食われる危険性が高いですので、絶対にやめましょう。
ラベルを貼る
収納アイテムには、何が入っているか分かりやすくするためにラベルを貼るのもオススメです。小物をしまう収納、ボトムスをしまう収納など、自分でルールを決めておくと便利です。
シミ、臭い、虫食い対策
ここで気をつけたいのが、次シーズンに出したときに虫の発生や、シミや臭いが残ることの予防です。
虫が発生するのは、収納アイテムの開け閉めが多いと湿気や汚れが入り込んでしまうためです。今着ている洋服と、着ない洋服を一緒にしまっていると、どうしても開け閉めの回数が多くなってしまいます。
なので、着ない洋服だけを一つの収納ボックスにしまい、防虫剤を入れて蓋をしておきましょう。防虫剤の置き方ですが、使用上の注意の紙をよく読んでから、適切な場所へ適切な分だけ設置するようにしましょう。
一般的に、害虫は気温が15度超になると活動します。湿気大国日本ですので、一年を通して注意する必要があります。
シミや黄ばみ、臭いを防ぐ対策としては、着ない服をしまうときには洗濯をして汚れをきっちり落として乾燥させておくことが重要です。
残り湯で洗濯をしている方でも、もう着ない服を洗濯するときには残り湯の使用を避けておきましょう。
残り湯に含まれるタンパク質がシミの原因になることを防ぎます。襟袖の黒ずみや、食べ物飲み物のシミも部分漂白剤を使うなど手間をかけて落としておきましょう。
もし頑固な汚れでどうしても落ちなかった場合はクリーニングを利用するのもありです。
ただし、クリーニングから回収した洋服にかかっている透明ビニールは収納の際に外しておきましょう。
この透明ビニールは、クリーニング店が「ホコリを被らないように」と一時的に被せているものに過ぎません。
もしビニールを外さないと、ビニール内で化学変化を起こし、臭いの原因になってしまいます。ビニールを収納袋の代わりにするのも避けましょう。
シミ、臭い、虫食い対策についてはこちらの記事にも違う情報がありますよ。
(番外編)収納スペースに困ったときには?
いくら工夫しても収納スペースが足りない!そんなときには、クリーニング店の保管サービスを利用すると便利です。料金はクリーニング店によって異なりますが、来シーズンまで数百円程度で預けることができます。
また、来客用品など使用頻度の少ないものは割り切って、すべてレンタルにしてしまうのもオススメです。管理上の手間も省けますので、レンタルを考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
家族全員の衣替えをするのはおっくうですが、ポイントさえ押さえれば、効率的に収納することができます。デッドスペースを有効に活用し、気持ちよく整理して、次のシーズンお気に入りの服をすぐに着ることができるように、事前に備えましょう。