ゆで卵の食べ方にマナーはあるの?テーブルの角でコンコンはダメ?

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おじいちゃんが大の『モーニング』好きで、私もよく一緒に食べに連れていってもらったものです。

モーニングといえば、トーストやサラダと一緒に、『殻をむく前のゆで卵』がよく添えられていますよね。

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ところで、ゆで卵ってあなたはどうやって食べますか?

何かにコツンとぶつけて殻をむいて食べますか?

実はゆで卵の殻のむき方、食べ方には、日本ではあまり知られていない驚きのマナーが潜んでいます!これを知っていれば、とっても綺麗に食べられるうえに、『素敵♡』なんて一目置かれること間違いなし!

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どんな食事もスマートに!!をモットーにしている私が、この記事を通して、あなたをゆで卵ツーに導きたいと思います。

ゆで卵の食べ方のマナー

ではさっそく、マナーの良いゆで卵の食べ方をご紹介していきましょう。

卵の殻はナイフの背で割るのがマナー

日本の家庭では、大抵むいた状態でテーブルに並ぶことの多いゆで卵。

実はイギリスなど海外では、殻付きのままで食卓に並ぶのが常識なんですよ。しかも、茹で具合は半熟、スーパーで売っている温泉卵レベルの結構な半熟です。

そんな知る人ぞ知るこの殻付き半熟ゆで卵の食べ方のマナーとは、一体どのようなものなのでしょうか。真相は次の通りです。

卵の殻はナイフやスプーンの背、はたまた日本ではあまり聞きなれないエッグオープナーという専用の殻むきを使用します。そして、その割り方にも注目、たまごの正しい割り方と手順を、使用するカトラリー別にご紹介していきますね。

スプーンを使う

スプーンの背で卵の上の方をたたき、殻を割って殻をむきます。

ナイフを使う

スプーンの時と同じく、卵の中心よりも比較的上の部分をむくイメージです。ナイフの背を使い、卵の殻に切れ目を入れて割る、または、ナイフで殻の上部を切り取ります。

エッグオープナーを使う

利き手と反対の手でしっかり卵を固定して、エッグオープナーの丸い穴に卵の上部をはめ込めば、後はハサミの要領で殻を切ります。

ここまでくれば、あとは食べるのみ!食べる際は、スプーンですくっていただくのがマナーなんですよ♪一見食べにくい半熟卵も、このようにスプーンですくえば、綺麗にマナー良く食べられます。

テーブルの角でコンコンはNG

モーニング好きの祖父は、家でもゆで卵をよく食べさせてくれ、『みぬき食えよー!』ってすすめてくれました。(笑)

そうそう、私たちたちが住む関西の泉州ではゆで卵のことを『みぬき』っていうんです。本来は『にぬき』のようですが、なぜかみんななまって『みぬき』と呼びます。(笑)

話が少しずれてしまいましたが、祖父はいつも大好きなみぬきを食べる際、テーブルやお皿の角にコツンとぶつけて割れ目を作り、手でむいて食べていました。

おそらく、日本ではこのようにして食べる人がほとんどではないでしょうか。

ここで悲しいお知らせをひとつ…

実はこの食べ方、マナーを重視するならNGになります。

海外ではマナー違反になり、特にイギリスでは絶対アウト!!!になります。

◎ 卵かけご飯はコンコンOKです(笑)

>>> 卵かけご飯の美味しい食べ方!定番の醤油から究極の◯◯まで一挙公開

殻をむく際のマナーはある?

マナーを重視すれば、殻は全部むかずに上部以外はそのままの状態がベストです。最終的に綺麗な丸い形の卵の殻がそのまま残るため、最後までスマートに食べられる食べ方といえるでしょう。最後まで優雅な食べ方ですよね。

食べる際のマナー!ガブっと食べてもいいの?

またまた登場!祖父の話に戻りますが(笑)祖父は、むいた卵を手で持ってアジシオをふりかけてそのままかぶりつきます。

全部むいたらちょうどいい大きさだし、ガブっといきたくなりますよね。

しかし、先ほどから言うように、イギリスではかぶりつくなんてもってのほか!

スプーンですくって食べるのがマナーです。とはいえ、イギリスや海外ではきっちりとしたマナーがありますが、私たち日本での一般家庭でこのようなマナーを知っている人はごくわずか。

外国で正式とされてはいるものの、日本においては定着しておらず、日本の正式な食べ方については決まりがないのが現状となっています。

それに、コツンと割ってむいてほおばる祖父スタイルや、日本で提供されるゆで卵の多くはそこまで半熟でもないですしね。(笑)

イギリスのゆで卵は半熟で温泉卵のよう!といいましたが、温泉卵をそのままかぶりつく!なんてあまりしないですものね。私は、生卵を割るときのようにパカっとお皿に割り入れ、スプーンで食べます。マナーを重視した半熟ゆで卵の食べ方は、きっとこんなイメージなのではないでしょうか。

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エッグスタンドに乗せられたゆで卵の食べ方

『エッグスタンド』はご存知ですか?こちらもイギリスではメジャーなゆで卵を食べるための卵入れ、その名もそのまま『エッグスタンド』。

ここに茹でた卵をのせて固定させ、上部の殻をはがしてスプーンで食べるのです。丸い形でただでさえコロコロ転がり手で押さえるにも持ちにくい卵も、このエッグスタンドがあれば、安定しさらに綺麗に食べることができます。

イギリスでの朝ごはんの様子を紹介した動画があるので、どのようにして食べるのか、エッグスタンドの使い方と共に実際にご覧ください。

卵と兵隊-簡単!楽しい!イギリスの朝ごはん

スプーンで食べる方法もあれば、このようにパンにつけて食べるのもOKです!

ゆで卵の殻をスムーズにむく方法

さて、ここまでゆで卵の食べ方のマナーをご紹介してきましたが、ここからは日本のイメージのゆで卵にフューチャーしていきます。

家庭では、ゆで卵はサラダやサンドイッチなど、様々な料理に使うことがありますよね。白と黄色の彩りは、ちょっと足すだけで食卓に華やかさが増します。

私はお弁当にもよく入れるのですが、むきづらくてイライラ…こんな経験ありませんか。

特に新しい卵ほど殻がむきづらく、頑張ってむいたのにゴツゴツの残念な形になりがちです。そこで色んな方法を試した結果、今ではつるんと綺麗に、しかもすばやくむけるようになりました。

あなたにも、ゆで卵の殻をスムーズにむくための秘訣をお教えしますね!!

冷水につける

これは必須!!これから紹介する方法も、この冷水につける作業との併用が基本になります。では、冷水につけるとなぜむきやすいのでしょうか?

熱したゆで卵の殻と卵白との間の薄い膜が、冷水につけて急激に冷やすことで収縮し、膜と卵の間に隙間ができるためむきやすくなるんです。

茹でる前に小さな穴やヒビを入れておく

ヒビや穴を入れる場所をしっかり覚えておきましょう。なぜなら私、一生懸命反対側にヒビを入れて『むけない!むけない!』とイライラした経験があります。(笑)

ヒビや穴を入れるのは『卵のおしり!』です。おしりとはカーブがゆるい方、とがっていない方です。このおしりには『気室』とよばれる空洞部分があり、ここにヒビや穴をあけておくことにより、膜と卵白の間に水が入り、そこに隙間ができるのでむきやすくなるというわけです。

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タッパーに入れて振る

この方法は、一気にいくつものゆで卵をむくのに効果的です。しかし、少々加減が難しく、勢いよく振りすぎたり、半熟のゆで卵に使用したりはNGです。

固ゆでの卵をタッパーに入れ、蓋をしてほどよい力加減で30秒振りましょう。力加減さえクリアすれば、一度にいくつものゆで卵の殻むきが簡単にできます。

私の秘策、いい硬さ加減に茹でる方法!!

ゆで卵のお好みの硬さって人それぞれ、料理の用途によっても使いたい硬さってありますよね。茹で時間により、硬さをコントロールします。

時間の目安はこちら

  • 7分…半熟
  • 9分~10分…普通
  • 12分…固ゆで

とはいえ、卵の大きさや火加減、水の量により多少の誤差があり、確実に思い通りの硬さに茹でられるとは限りません。

タイマーをセットしていても、他の料理と並行して茹でていると、茹ですぎてしまう可能性もあります。

私も何度も『はっ!!』としたときには後の祭り…固ゆでに…という経験が(笑)

そこで、この秘策グッズにたどり着きました!経験上、思い通りの茹で具合的中率は100%、それがこれです。

エッグタイマー

私はダイソーで出会ったのですが、あらゆる100円ショップで色んな絵柄のものが販売されています。

使い方はとっても簡単!お鍋に水・卵・エッグタイマーを入れ、あとは火をかければOK!エッグタイマーの色がだんだん変化していくので、お好みの硬さの部分の色が変わったら出来上がりです♪

ほんとに思い通りの硬さになるの~?と最初は半信半疑でしたが、何度使ってみても大成功♪私はもうこれが手放せなくなりました~。

覚えておこう!いろいろな卵料理の食べ方

卵を使った料理はゆで卵以外にも沢山ありますが、他の卵料理にも綺麗に食べるマナーがあるのはご存知ですか?この機会に、他の卵料理の食べ方についてもマスターしちゃいましょう!!

目玉焼き

黄身の中心あたりに小さな切り込みを入れたら、白身部分を一口サイズにカット。切った白身は、黄身をつけて食べていきます。

ポイントは、最初の切れ込みの入れ具合!下まで貫通させるのではなく、表面に軽く入れることです。こうすれば、黄身がトロっとこぼれてお皿に残ることなく綺麗に食べられます。

オムライス

オムライスには、

  1. ライスが卵でくるまれているタイプ
  2. ライスの上にオムレツがのっかっているタイプ
  3. ライスの上にスクランブルエッグのとろーりバージョンとソースがかけられているタイプ

があります。

1.と2.の場合、ナイフとフォークを使って切る、またはスプーンを使って『左側から』順に食べるのがマナーです。

3.の場合はスプーンでソースを絡めるイメージで、『左の手前から』ひと口分ずつすくって食べます。

どのタイプもポイントは『左から』で、いきなり真ん中から!なんていうのはマナー違反。ライスなしのオムレツの場合にもこの食べ方は適用できます。

スクランブルエッグ

こちらはそのままで簡単、フォークやスプーンですくって食べる方法で大丈夫です。

エッグベネディクト

ナイフとフォークを使い卵を切り、マフィンに卵とソースを絡ませて食べます。ポイントは目玉焼き同様に、いかに半熟の黄身をお皿にこぼさず絡めて食べられるか!となります。

◎ いろんな「食べる」の記事が盛りだくさん

>>> 「食べる」一覧

まとめ

さて、ここまで『ゆで卵』の食べ方、マナーについてお話してきましたが、いかがでしたか?

まさか、ゆで卵に食べ方があったなんて!と驚かれたあなた!実践あるのみ、是非トライしてみてくださいね。

綺麗に食べられる方法を知って、スマートな食事ができるようになれば、自分にも自信がつきます。

そのお手伝いが少しでも出来たのなら嬉しい限りです。

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