最近は、箸置きがセットされていない飲食店が多いですね。忘年会や新年会など、私達庶民が利用するお店はほとんど置かれていません。
でも、やっぱり箸置きは欲しいですよね。
そんなときに箸袋があれば、簡単に即席箸置きが作れて、食事姿も美しく落ち着いて食事を楽しめます。
今回は、私が実際に使って「これは本当に良かった」と思える箸置きの折り方をご紹介致します。
大切な日の食事が、思い出に残る優雅でスマートなものになるよう、食事の演出(マナー)の一つとして覚えておくと役立つと思います。
ということで、この記事では、
箸袋を使った箸置きについて覚えておいて良かったと思える『箸袋で簡単にできる箸置きの折り方』
また、
- 急な来客や子どもの誕生日会などで喜ばれる折り方
- 箸置きを使う驚きのメリット!
などについてわかりやすく解説しています。
では、まずは、折り方からご紹介します。
箸置きの折り方(8種)
最適な箸置きの作り方を、シーン別に選んでみました。
最初に、外食の時に役立つ「簡単」な箸置きの折り方を紹介します。
とっさに「折り方」を思い出せれば良いですが、ちょくちょく折っていないと忘れちゃいますので、日頃から折ることを習慣づけるようにするといいですよ。
では、あなたに「とっておきの折り方」を紹介します。
会食の席など(No.1)
この折り方は、食事のマナーを意識しなくてはならないような時に覚えていると安心です。
お膳料理などに、箸置きが備わっていない場合に作ると良いですよ。
【作り方】
1.横に半分に折ります
2.結ぶように折ります(位置はどこでも良いです)今回は端を折ってみます
3.簡単に箸置きになります
【おすすめポイント】
この方法は、「いただきます」~「ごちそうさま」まで、食事を綺麗にスマートにすすめることができます。
食べ終わった時に、箸に付いたものや変色した部分を折り目に差し込んで隠しておけますので、とても上品に食事を終えることができて、優雅な気持ちになれること請け合いです。
これが、私の一押しです!!
大切な食事だけではなく、居酒屋などでも作れるので、箸袋があったら試してみてください。
とりあえず(No.2)
子供会などで、とりあえず箸置きが欲しい時に役立つ折り方で、幼稚園児でも折れます。
【作り方】
1.箸袋を縦長になるように半分に折ります
2.次に横に2回折ります
3.三角お山のようになるので、三角が上になるようにセットします
【おすすめポイント】
とても簡単にできますね。
箸をテーブルに置くよりはキレイに見えます。
少し見栄えを良く(No.3)
もう少し、箸置きらしい形はないの?と思ったあなたには、鶴「箸袋バージョン」の折り方を紹介します。
【作り方】
1.半分の折り目をつける(表裏で色や模様が見え隠れします)
2.中心に合わせて折る(ここから左右対称)
3.さらに中心線に向かって左右折る
4.裏返す
5.手前に折る
6.折り目を付けるのに上に向かって2回折る
7.付けた折り線に合わせて上下に折り直す(山折・谷折)
8.縦に半分に折る
9.頭を作る(折り紙の鶴と同じ)
10.羽の部分を広げて一段だけ合わせる
これで完成です。
【おすすめポイント】
最初の表裏で色違いになり、羽を増やす事もできますので、ただ折るよりは、見た目もキレイであなたの印象もアップしそうです。
箸置きを作る事で、ここから話が盛り上がる事もありますよ。
次は、子どもが喜ぶ箸置きです。
星(No.4)
誕生日会など、子どもが主役の食事会はマナーを教えられるチャンスでもありますね。
「お箸はココに置くんだよ」 かわいい箸置きなら、子ども達も大喜びです。
不器用な私が作ったら、形がいびつになってしまいましたが、子どもは「かわいい」と喜んでくれました。小学生くらいなら一緒に作れます。
【作り方】
1.折り紙¼に切り分け、それを横に半分の折り線をつけます
2.中心線に合わせて端を折ります
3.中心線に合わせて細長く折ります
4.分に折ってあらたに中心線を作ります
5.端を中心線に向かって折ります
6.中心線から3等分の折り目をつけます。そのまま中心線も折り目をつけます。
7.折り目を広げます
8.山折と谷折を繰り返してじゃばらにします
9.両端の1山を挟んで重ねます
10.形を整えて完成
少しバランスが悪いですね。(笑)
【おすすめポイント】
⅓に折る時に、均等に折るのが綺麗に作るポイントです。
形が少々(?)いびつでも、色々な折り紙で作ると綺麗でした。
船形(No.5)
見方によっては「木の葉形」ですが、ママが船と言えば素直に信じる我が子に免じて「船」と言わせていただきます。
【作り方】
1.折り紙を¼に切り分けます
それを半分に折ります
2.右端を適当に⅓ほど中心に向かって折ります
3.右端に合わせて左端を揃えて折ります
4.左端の間に右端を差し込みます(写真参照)
5.差し込んでいない方を開く(底がある)
6.しっかり開いたら反対にして真ん中を凹ませます
7.形を整えて凹ませた所の折り目をつけるようにすると安定します
8.完成した形を見ると作りやすいですよ
【おすすめポイント】
安定感のある形です。子どもでも箸が転がらずに置く事ができるので、使いやすくマナーの勉強に最適な形でした。
うさぎ「ちょっと上級者向き」(No.6)
動物シリーズはかわいいのですが、練習しないと、出来上がりが想像と違う事がありました。
【作り方】
細かく説明されている動画があるので参考にしてみてください。2〜3回作ると、コツは掴めます。
【おすすめポイント】
子どもウケは最高に良かったです。(笑)
お友達が遊びに来て「かわいい」の嵐に! 娘はとても嬉しかったと言っていました。
頑張って作った甲斐(かい)がありますね。
「不器用な私には、難易度が高かったです。」しかも、しばらく作らなかったら、折り方を忘れていました。(汗)
テーブルコーディネートを楽しむママ友や親戚に出すなら、箸置きもセンスを良くしたいですね。そんな時に役立つ折り方です。
リボン結び(No.7)
簡単なのに華やかになる箸置きです。
お気に入りの柄のついた折り紙(クラフトペーパー)などで作るのも良いですよ!
【作り方】
1.折り紙¼に切った紙に横中心線を付けます
2.中心線に向かって端を折ります
3.だいたい半分になるように結び折ります(おみくじみたいですね)
4.端の角を少し折ります
5.折った角を結び目に差し込みます
形を整えて完成!
【おすすめポイント】
簡単なのに見栄えが良かったです。
また、安定感もあるので使いやすさもオススメの理由です。
折り方が簡単なので、とっさに作ることもできますし、作り置きしてストックもしやすいです。(空き箱に入れておくと重宝します)
お祝いにも使える(No.8)
華やかな演出にも、話のネタにもなる豪華な鶴の箸置きですが、使うのがもったいないと言われるほど、大人ウケの良い箸置きに仕上がりました。
千羽鶴の鶴が作れる方にオススメです。
【作り方】
1.縦横斜めに折り目を付けると折りやすくなります
2.三角に2回折って折り目を広げます
3.最初は普通の鶴のように中開きで中心線に向かって折ります(こちらが頭側です)
4.ひっくり返します(羽を折ります)
5.中心線から見て、片側だけ中開きで折ります
6.さらに、開いた所の左右を中折りして開き、出た折り目を折った側に戻します(写真参照)
7.手順6の反対側も折ります
(手順5の残りも同じように折ると写真のような状態です)
8.左右対称に開く
9.山を羽側に折る
10.半分に折る
11.頭側に折り線を付けて戻します
12.折り線に沿って、中開きで頭を起こします(一度、広げると折りやすいです)
13.首を中割して作ります(普通の鶴のくちばしと同じように)その後に、くちばしも折ります
14.羽を整えて完成
バランスが取れない時は、首の角度(手順13)を調整してください。
【おすすめポイント】
表裏で見える柄が変わります。キラキラ折り紙や両面折り紙でもキレイに作れましたよ。
ちょっと難しいと感じたら、普通の鶴を折って練習するのも良いと思いますが、普通の鶴でも箸置きにできそうな気がします。特に問題はないでしょう。(笑)
箸置きを手作りするメリット
ここまで、手作り箸置きについて触れてきましたが、そもそも「箸置き」の必要性は何でしょうか? 私の思う箸置きの良かった点をまとめました。
手作り箸置きのメリット
箸置きを使う事で、どんな良いことがあるでしょうか?
- ストックが楽ちん
- 使い捨てができる
- 衛生的で華やか
- テーブルコーディネート
- 箸休めはダイエットに!
などが挙げられますね。
ストックが楽チン!
とにかく、まとめて作って保管できるので楽チン!です。
時間がある時に、10個くらい作り置きすると慌てなくて良いですよ。
空き箱やジップタイプの袋に、折りたたんでストックするだけで場所も取らずにサッと取り出せてオススメです。
使い捨てができる
陶器やガラスの箸置きも良いですが、保管管理も大変ですね。また、木材など天然材料は、カビが生える事もあります。
その点、紙で作った箸置きは、使い捨てにできるので、後片付けも楽チンです。
衛生的で華やか
使いかけの箸をテーブルに置くのは、見た目が不快なだけでなく、不衛生な場合もあります。
だからと言って「渡し箸」と言われる、お皿の上に置くのもマナーとしてはNGですよ!
このような日本料理ならではのルールはたくさんありますが、最低限のマナーは知っておくと、あなたの評価も上がり、大人としての振る舞いは、周りからも好印象ですね。
テーブルコーディネート
箸置きが華やかだと、料理の見栄えも良くなります。また、素敵な手作り箸置きだと、相手が話かけるきっかけにもなりますから、和やかな話のムードも作れます。
特に、大切なお客様なら箸置きの用意は忘れずに!
箸休めはダイエットになる!?
ずっと箸を持ち続けて、延々と食べているなら、ぜひ箸置きを使って欲しいです。
一口食べたら箸を置く!
これだけで、食べ過ぎ防止になりますよ~ 私、箸置きに置くようになってから少し食べる量が減りました。(笑)
また、口の中に食べ物が入っているのに、箸を持っていたら「食いしん坊」なイメージになりそうですね。
最近、食べ過ぎかな?と思っているなら、箸を置く習慣を身につけると良い事があるかもしれません。
箸袋もない時の対処法
これは本当に困りますね。
箸のマナーを考えると、どこに置いても良い訳ではないようです。
そんな時は、以下の優先順位を覚えておくと良いですよ。
- 箸置き
- 箸袋(帯)で箸置きを作る
- 豆皿のフチに箸を立てる(3〜5センチの手前にあるお皿)
- お膳の手前に揃えて置く
テーブルに直接置くのは、見た目も衛生的にも良くないので、普段から意識してみてください。
繰り返しますが、渡し橋は絶対にダメですよ!(この画像はOKです)
まとめ
今回は、『箸袋で簡単にできる箸置きの折り方』 をメインに、急な来客や子どもの誕生日会などで喜ばれる折り方、箸置きを使う驚きのメリット などなど、ご紹介しました。
不器用で、物覚えの悪い私でも折れるようになった、簡単な作り方ばかりです。
これをやり始めるようになってから、少し色味が欲しい時などに、とてもテーブルが華やかになり、みんなから喜ばれるようになりました。
また、初めてのお客様とは、なかなか会話に共通点がありませんので「箸置き」が会話が膨らんでいくきっかけにもなり、大変重宝して活用しています。
箸置き本来の役割と、意外な効果が広まるといいな!と思いながら、文字にしました。
箸置きが無い!
そんな時に、ぜひお試し下さいませ