我が家の95歳のおばあさんの大好物は、なんと『焼き鳥!』なんです。私も大好きで、友達と呑みに行こう!となれば、たいてい近所の馴染みの焼き鳥屋さんへGO~。
主人ともよく行くのですが、焼き鳥の食べ方って人により大きく分けて2通りにわかれますよね~。
焼き鳥好きの祖母の習性を受け継いだ私は、普段はそのまま串でかぶりつく派です。
しかし、友達と行くと、彼女はいつも慣れた手つきで丁寧に串から外してくれます。
そこで、『焼き鳥の食べ方』について、それぞれの『メリット』、『デメリット』、『マナー』について詳しく調べてまとめてみることにしました。
さてさて、この記事を読むと、あなたの焼鳥の食べ方が変わるかも?(笑)
焼き鳥の正しい食べ方を知ろう!
屋台やコンビニの焼き鳥なら、多くの人はそのままかぶりつくでしょう。
しかし、お店や家庭のお皿に並ぶ焼き鳥、外してお箸で食べる人多いですよね。焼き鳥の食べ方においては、串のまま食べる派、串から外す派と意見がくっきり分かれます。
そのまま食べる理由とは?
そもそも焼き鳥は、一本一本『串打ち』をして、そのまま食べる時に美味しく味わえるよう考えられて作られているもの。串に刺さった料理なのだから、食べる際もシンプルにそのままかぶりつくのが当然と考えます。
男性はこの意見が非常に多く、例えば、片手に焼き鳥片手にビールといったように、ワイルドに食べるのが一番美味しい食べ方だと絶賛されています。他にもこんな理由があります。
【食べる側の理由】
- そもそも、そのまま食べるように作られている
- 串から外すと食べる前に肉汁が出てしまう
- そのままの方が冷めない
- 箸を使わないで食べられる
また、串のまま食べるのが美味しいように!と作り手側からのこんな理由もあります。
【作り手側の理由】
- 串打ちの際に食べたときの食感が良くなるよう、肉の筋の向きを串と直角にされている
- 一番先に大きめの肉、持ち手にいくほど小さめの肉、と最初の一口にボリュームを持たせる工夫がほどこされている
- 最後まで美味しく味わえるよう、一口目から順に『濃→淡』と味付けにも変化をもたせている
一本の串に、こんなにも食べる側への配慮がされていたとは驚きです。
焼き鳥の正しい食べ方を、理由も含めて紹介した動画があるので、よかったらご覧ください。
一番美味しい焼き鳥の食べ方/ 乃木坂 鳥幸一番美味しい焼き鳥の食べ方/ 乃木坂 鳥幸
この動画を見ているうちに、ますます焼き鳥が食べたくなってきました!とってもおいしそうです!
焼き鳥は串のまま食べるのがツウの食べ方!
焼き鳥をこよなく愛する焼き鳥ツウはみな、声を揃えて『そのまま派』!!
丹精込めて串刺しされ、直火でじっくり焼かれた焼き鳥は、そのままかぶりついて食べるのが本来の正しい食べ方、作った側にも認められるマナーといえるでしょう。
では、焼き鳥をばらして食べるのはマナー違反なのでしょうか?メリットもありますので、外す派の意見も見てみましょう。
外して食べるメリットは?
【バラして食べる理由】
- みんなでシェアできる
- 串のままでははじめはいいが、後半食べ辛い
- 色んな味、部位を楽しめる
- 外して食べた方が衛生的にもよい
こんな事があげられますね。
確かに!せっかく串刺しされたものを外すのは切ない気もするけれど、外す側の言い分にも納得できます。
焼き鳥を串からひとつずつバラして食べるのはマナー違反!?
私の友達がいつも良かれと思って?してくれる、「わざわざ串から外して食べる方法」 実はこちらも完全なマナー違反とはいえない食べ方のようです。
何でもシェアする今のご時世、この食べ方をする人が急増しています。
そのまま派を支持する男性や作り手の意見とは対照的に、外す派を支持するのは女性、それにも理由とメリットがあったんですね。
その場に応じた食べ方も大切!
焼き鳥の食べ方について、『ツウならそのまま』、でも『バラすのもあり!』だとわかりましが、『場』によってはどちらも批判を買う可能性があります。
マナーよく美味しく焼き鳥を楽しめるよう、どのような場面でどちらの食べ方がベストなのかまとめてみました。
■店の雰囲気によって使い分け
- チェーン店では、ばらして食べてもOK
- こだわりの焼き鳥店ではそのまま食べよう
■一緒に食べる人に合わせて食べ方を使い分け
- 女子会ならはずしてシェア
- 男友達、男性上司などはそのまま派が多い
このように、その場によっての食べ方を使い分けることも大切で、もし自分で判断できないようなら、思い切って「そのまま食べますか?外しますか?」と聞いてみるのも一つの手。
誰かと焼き鳥を食べる際は、少しの気配りを心がけてみましょう。
通常、外さずに食べると、食べづらく口元が汚れることがありますが、キレイに食べることはできないのでしょうか?
キレイに食べるおすすめはこれ!!
マナーとは、『綺麗に食べる』ことを前提に決められた食べ方です。ここでは、私が独自に考え出した、焼き鳥を綺麗に食べる方法をひとつご紹介しますね~。
キレイに食べる方法
- まずはかぶりついて串刺しの2つ目くらいまでを食べる
- 串の上の方(持ち手に近い部分)はそのままだと串の先が邪魔になり食べ辛いので、箸で押し滑らせて下の方にずらす。
- ずらした部分をそのままかぶりついていただきます
このとき、ずらしたついでに外しちゃっても綺麗に食べられますよ!
どうでしょう?これなら串刺し順に食べられる上に、後半の食べ辛い部分もクリアできます♪
焼き鳥にまつわる豆知識
■歴史を知ろう!
今や子供から大人まで、はたまた我が家の95歳のおばあちゃんにまで愛される焼き鳥!歴史をさかのぼると、1682年『合類日用料理妙』という料理の本に作り方がのせられていて、江戸時代には焼き鳥が食べられていました。
このレシピによると、『串に刺した鶏肉に、塩をふって焼き醤油と酒を調合したタレにつけて食べる』とあります。
まさに今の焼き鳥の形!しかしながら、お店に登場するのは明治に入ってからのこと。焼き鳥の屋台から、人気に火がついたと言われています。
その後昭和30年頃、アメリカから多くの鶏肉が入るようになり、『焼き鳥』が日本の食卓に広まっていったのです。
■人気の部位は?ランキングで紹介します!
焼き鳥屋さんにいったら、ほんとに多くのメニューがありますよね。
そのメニューには、肉の種類はもちろんのこと、鶏の部位や種類により定番なものから、あまり知られていないようなものまで、豊富に取りそろえられています。
ここからは、そんな焼き鳥の部位に注目して、人気のランキング形式でお伝えしたいと思います!!ではさっそく…
人気の部位ベスト10
10位・・・手羽
翼部分。皮つきで唐揚げなどに適したコラーゲンが豊富な箇所。
9位・・・なんこつ
全体の軟骨部分をさし、コリっとした食感が特徴。実は、私の一番の大好物はここ!!
8位・・・ささみ
胸肉。脂肪が少なくてあっさりヘルシーな部分。
7位・・・ぼんじり
尾羽の付け根に極わずかある三角形の形をした部位で、1羽から少ししかとれず、なかなかお目にかかれない。脂ののりがよい。
6位・・・砂肝
胃の一部分。低カロリーなのにタンパク質、ビタミン、鉄など栄養抜群!こりこりした歯ごたえも人気のひとつ。
5位・・・レバー
肝臓。独特な食感から好き嫌いがわかれるが、栄養価が高く好きな人は絶賛の一品。
4位・・・つくね
「鶏ひき肉+何か」で卵調味料を加え、こねて丸めて焼いたもの。卵黄やチーズをトッピングした居酒屋メニューも定番で、人気が高い。
3位・・・皮
首の皮で脂がのっている。特に男性には人気が高い部位。
2位・・・ねぎま
交互に刺さった肉(モモ・ムネ)とネギの相性が抜群。ねぎまの名前の由来はなんと『ネギとマグロ』なのだとか!!
1位・・・モモ <堂々の1位です。>
焼き鳥の定番人気のトップはやはりこれ!足の付け根より上の一番運動量がある、プリプリした肉質の部位。どの世代からも支持される焼き鳥の王道。
参考文献 マイナビニュース
まとめ
いかがでしたか?
みんなでワイワイ食べる焼き鳥! こだわりのお店でじっくり味わう焼き鳥!
楽しみ方はあなた次第!本来の食べ方を知ったうえで、その場に応じた正しい食べ方をチョイスしてみてくださいね~♪