パーティーなどで見かけるロブスター
おしゃれだし、豪華に見えますよね。そんなロブスターはレストランで食べるものだと思っていませんか?
私は、自宅で友人を招いてホームパーティーをするときに、よくロブスターを使った料理を出すんですが、友人たちから「ロブスターって家で食べられるんだ!」と驚かれます。
今回は、そんなロブスター調理を難しいと思っているあなたに、
下準備さえすれば簡単に食べられるものなんだという事をご紹介します。
ロブスターはどうやって食べればいいの?
普段スーパーでもあまり見かけない食材であるロブスター
BBQの食材と一緒に焼いたり、パスタ、スープ、オーブン焼き、パエリアなどにしたりと様々な料理にして楽しむことができます。
生で買ってきても、食べるまでにどのように調理すれば良いのかわからないあなたに、ロブスターの下処理やさばき方についてご説明します。
ロブスターとオマール海老は同じものだったということ。
実はロブスターの呼称は、英語です。フランス語ではオマール海老と言います。なので、同じものなんですね~ これ、結構知らない人が多いです。私の友人も半数は知りませんでした。(笑)
まずは下処理です。
下処理
ロブスターの茹で方
何にでも使えそうなので、茹でてみます。
【塩水の分量】
大きな鍋に2ℓのお湯を沸かし、大さじ4杯の塩を入れます。
【茹で時間】
- 沸騰したお湯にロブスターを入れて再沸騰してから時間を測ります。
- 量によって異なりますが、1匹(約450g)でしたら12~15分茹でます。
ロブスターを茹でる際に、ニンジンや玉ねぎなどの野菜・コンソメなどの調味料・白ワインなどをお好みで加えると、茹で汁が美味しいスープにもなりますよ。
次は蒸し方です。
蒸す場合
茹でるより蒸したほうが、味がより濃厚になります。
【前準備】
大きめの鍋になべ底から5cmほど、海水程度の塩水を入れます。
(海水程度の塩水は200㎖あたり塩小さじ1強で作れます)
【蒸し時間】
沸騰したお湯の中にロブスターを入れ、再沸騰後18分茹でます。
蒸した方が、味わいが増して美味しくなりますよ。
火が通ったか確認したいときには
足を引っ張る
足か触角を1本引っ張ってみてください。簡単に抜けたら火が通っているサインです。
加熱しすぎると硬くなる
肉類と同じように、ロブスターも加熱しすぎると身が硬くなって縮んでしまいます。形が崩れてしまうこともありますので、加熱のし過ぎには注意しましょう。
◎ 海老の食べ方はご存知ですか?
>>> エビの食べ方・マナー教えます!これであなたも美味しく食べられる!
次は、さばき方です
ロブスターのさばき方
さばく時に準備するもの ~ さばき方をご紹介します。
準備するもの
ロブスターは少し硬い殻で覆われているので、手でむこうとすると怪我をする恐れもあります。
キッチンバサミを使う方が安全で確実ですので、さばく際にはキッチンバサミを用意してくださいね。
さばき方
- 頭と胴体を両手で持ってねじって外します。
- ハサミの部分を持ってねじって外します。
- 胴体の背にある殻の中心を首元からしっぽに向かってカットし、身を取り外します。
- ハサミ部分に切り込みを入れて、身を取り外します。
下記の動画も参考にしてみてください。
あまり、上品ではありませんが、高揚する気分は十分に理解することができます。
(作成者様ごめんなさい)(笑)
『ロブスターのさばき方【初心者必見】Lobster』
次はロブスターの栄養価をさぐっていきます。
実は栄養価も高い!ロブスター
ロブスターはエビの仲間ですが、頻繁に食べる機会もないし、どんな栄養が含まれているかあまりよく分からないですよね。そんなロブスターですが、実は健康やダイエットに効果的な栄養を多く含んでいるのです。
病気の予防になる栄養素が豊富
栄養ドリンクでなじみの深いタウリン
ロブスターには、栄養ドリンクのCMでおなじみの栄養素、「タウリン」が多く含まれています。タウリンは疲労の軽減のほかにも、心疾患や脳血管疾患・糖尿病の予防にもなる栄養素です。
美容にも良いセレン
また、ミネラルの一種である「セレン」という栄養素が多く含まれています。セレンには抗酸化作用があって老化予防や美容にも効果的です。ガン予防にもなると言われています。
殻にも栄養がある
さらに、ロブスターの殻には「キチン」という栄養素が含まれており、これは大腸がんの予防に効果的と言われているのです。
ダイエットにも効果的
ちょっと調べてみたのですが、なんとダイエットにも効果があるようです。
ヘルシーなロブスター
ロブスターはタンパク質が豊富で、脂質が低い食品です。そのため、ダイエットにはオススメの食品なんです。コレステロールが溜まるのを防いでくれる、オメガ3Sという栄養素も含まれているのでダイエット中でも躊躇なく食べることができますね。
「引用文献:「古典料理と最新の技法が一冊で学べるオマール海老大全」旭屋出版」
では、次は料理です。
ロブスターを使ったおすすめ料理
ロブスターはシンプルな食べ方をしても、もちろん美味しいですが、食材としてロブスターを使うとさらに豪華においしくいただくことができます。
そこで、私の大好きなロブスターを使った家庭でも作りやすいメニューをご紹介します。
ロブスターのガーリックバター焼き
ロブスターに材料を乗せてオーブンで焼くだけ! 超簡単で美味しいですよ。
材料
材料 | |
ロブスター | 1匹 |
バター | 20g |
にんにく | 3かけ |
香草 | 適量 |
パン粉 | 適量 |
チーズ | 適量 |
作り方
- 下処理したロブスターの皮をむかずに、縦に半分にカットする。オーブンを200度に予熱しておく。
- 柔らかくなったバターに、みじん切りにしたニンニクを合わせて、ロブスターの表面に塗る。
- 細かく切った香草・パン粉・粉チーズを適量ロブスターにのせ、オーブン200度で20分間焼いて出来上がり。
ロブスターのトマトクリームパスタ
ロブスターのミソも使って濃厚な味わいに!
材料
材料 | |
ロブスターをむいた身 | 1匹分 |
ロブスターのミソがついたままの殻 | 1殻…? |
ニンニク | 2かけ |
トマトソース | 250g |
白ワイン | 100㎖ |
水菜 | 適量 |
パスタ | 200g |
オリーブオイル | 大さじ2 |
パン粉 | 大さじ3 |
ドライタイム | 少々 |
塩コショウ | 少々 |
作り方
- ロブスターをさいの目切りに切り、フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを熱し、香りが出たらロブスターを炒める。焼き色がついたら取り出す。
- 同じフライパンで、パン粉を炒めキツネ色になったら取り出す。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクみじん切りを熱し、香りが出たらロブスターの殻を炒めて、白ワインを入れて煮詰める。
- 白ワインが半分くらいになるまで煮詰めたら殻を取り、ハサミの部分の身・トマトソース・砂糖・タイムを入れ、さらに半量になるまで煮詰める。
- 塩コショウで味を調えて火を止め、食べやすい大きさに切った水菜と生クリームを加える。
- パスタを茹でたらソースと合わせて皿に盛りつけ、ロブスターとパン粉を乗せる。仕上げに生クリームをかけたら出来上がり。
ロブスターのサラダ
ヨーグルトドレッシングとの相性バッチリ
材料
材料 | |
ロブスターのむき身 | 1匹分 |
オレンジ2 | 2個 |
パセリ | 適量 |
材料(ドレッシング) | |
プレーンヨーグルト | 大さじ2 |
ロブスターの茹で汁 | 大さじ1 |
はちみつ | 小さじ1/2 |
塩コショウ | 少々 |
作り方
- ロブスターは食べやすい大きさに切って
- オレンジは皮をむいて薄くカットする。
- 盛り付けてドレッシングをかけて完成。
まとめ
今回、ロブスターの食べ方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
項目としては
- ロブスターの下処理は茹でる、または蒸す
- 頭や胴体、足を外すときはねじって外し、硬い殻はキッチンバサミを使うとさばきやすい
- オーブン焼きやパスタ、サラダなどで食卓を豪華に彩ってくれる
- ヘルシーで、疲労の軽減や美容にも効果的な栄養素が含まれている
などの点についてご説明してきました。
美味しいので、いつも食べたいですが、高級食材なのでそうもいきません。
しかし、ホームパーティーやおもてなし料理など、特別なイベントや記念日に取り入れてみてはいかがですか?
招かれた人は記憶に残るおもてなしとなることでしょう。