先日、近所のケーキ屋さんで、バースデーケーキを購入しました。ケーキの上にはたくさんのいちごが飾り付けられていたのですが、葉やへたがついたまま。
彩り的には綺麗だけど、これって食べられるの?やっぱり1個ずつ取ってから食べるの??と疑問に思い、色々調べてみたんです。
これまでは取り除くのが当たり前だと思っていたいちごの葉やへたは、なんと食べられるんです!しかも嬉しいメリットまであったんですよ。
本当に食べられるの?美味しいの??と以前の私と同じように疑問を抱いている人の参考になればと思い、その時に調べたことをまとめてみました。
いちごの葉やへたは食べられる!
いちごの葉やへたは、取り除いて食べるのが当たり前になっていますよね。でも、「なぜ食べないの?」と聞かれたら、答えに困るのではないでしょうか。
バナナやミカンの皮をむくのと同じように、いちごも食べる時には葉やへたを取るという行為は、誰もが子供の頃から無意識のうちに行っているのではないでしょうか?
でも、いちごの葉やへたは食べられるんですよ。
いちごは葉もへたも食べられる
いちごの葉やへたは、日本では食べる習慣がありませんが、実は海外ではそのまま食べている国も珍しくないんです。
そう!食べても問題ないんです!!
いちごを食べる際に、葉やへたを一つ一つ取り除くのが面倒だなぁと思っている人も少なくないのではないでしょうか?
食べても問題ないということがわかれば、その面倒な手間が省けます。買ってきたいちごを洗ったら、そのままパクパク食べちゃうことができますよ。
でも、葉やへたって美味しいのでしょうか。
うさぎさんは美味しく食べているようですが…。
なんだか癒される動画を見つけたので、ご紹介しますね。
#107 イチゴは食べなかったウサだけど、イチゴの葉っぱは美味しそうに食べてくれました
いちごの葉やへたはどんな味?
食べても大丈夫ということがわかったので、思いきって食べてみたところ、へたの部分は特に味がなく、美味しくも不味くもないという感じでした。
葉の部分は、期待を裏切らない“葉っぱの味”。それだけ食べるには、少し抵抗のある味でしたが、甘いいちごと一緒に食べるのであれば、食べられなくはないといった感じでした。
美味しいいちごを食べたいと思った時には、少し手間がかかっても取り除いた方がいいかも…というのが私個人の感想ですが、味覚は人それぞれなので、気にならずに美味しくいただける人もいるかもしれませんね。
◎美味しいだろうと買ったいちごがまずかった時には、参考にしてみて下さい
>>> 【いちごがまずい!】そんな時はこの方法で美味しく大変身
ところで、葉やへたを食べることで、体に何らかの影響を及ぼすことはないのでしょうか。
食べても体に害はないの?
いちごの葉やへたを食べたからといって、体に何らかの害を及ぼすことはありません。
しかし、野菜や果物というのは、害虫や病気などを防ぐために、農薬が使われていますね。しかも、いちごの残留農薬の量というのは、ほかの野菜や果物よりも高いとも言われています。
葉やへたを取り除いてから食べる場合であっても、いちごは綺麗に洗ってから食べたほうが安心かもしれませんね。
洗う際には、葉の裏側も忘れに洗ってくださいね。
いちごの葉やへたを食べるメリット
ここまで紹介した内容だけを見ると、それほど葉やヘタを食べることの必要性は感じられませんが、ここからは私が「これからは捨てずに食べよう」と思うようになった、いちごの葉やへたを食べることのメリットをご紹介していきます。
葉やヘタに含まれる栄養素を摂取できる
いちごは、ビタミンCが多く含まれる果物として知られていますが、葉にも多く含まれています。
他にも、アグリモニインという便秘改善や生活習慣病の予防にもなると言われている成分も含まれています。
ヘタには葉緑素やタンニンが含まれています。これらは、腸内環境を改善してくれたり、コレステロール値を下げてくれたりといった効果が期待できる成分です。
美容と健康のために必要な成分が含まれているというのは、女性にはとても嬉しい限りですよね。
手間が省ける
大きないちごなら、一度に食べる個数もそこまで多くないので、葉やヘタを取り除く作業もそれほど苦にはなりませんが、小さめのいちごのそれを1パック分取り除くのって、意外と手間がかかるんですよね。
洗ってそのまま食べれば時短になり、手間も省けます。
含まれている栄養素に魅力を感じるけど味が…そんな人には!
美容と健康にいいと聞くと、ついつい取り入れたくなってしまうのは、私だけではないはず。
でも、そのまま食べる気にはならなかったので、美味しく食べられる方法を考えてみました。
スムージー
他の野菜や果物などと一緒にスムージーにしてしまえば、葉の味が気にならず、含まれている栄養をたくさん摂取できますよ。
葉物野菜の代わりに、いちごの葉やへたを使ったり、いちごを丸ごと入れたりして試してみてくださいね。
ドレッシング
サラダ用のドレッシングを作る際に、細かく刻んで少量入れるだけで、いつものドレッシングが一味違った味になります。
ステーキソース
ステーキソースの仕上げに、いちごの白い部分から葉までをみじん切りにして入れると、お肉にも合うフルーティーなステーキソースが出来上がります。
フレーバーウォーター
水や炭酸水の中に、いちごの葉とへたの部分を入れて浸しておくと、ほのかにいちごの香りがするフレーバーウォーターの完成です。
もちろん、いちごを丸ごと入れてもOKですよ。
いちごの葉やへたにはこんな役割も!
いちごの葉やへたには、他にもちょっと嬉しい役割があるんです。
へたのおかげで栄養素が逃げにくくなる
いちごはヘタを取り除いてから洗うと、せっかくの栄養素が水で流れ落ちてしまうんです。特にビタミンCは水に弱く、ヘタが無い状態で水洗いするとどんどん流れ出てしまいます。
また、へたのない状態で洗うと、せっかくの甘いいちごが水っぽくなります。
もし、葉やへたを食べない場合でも、へたを付けたままで洗うようにしましょう。
栄養素も美味しさも守ることができますよ。
葉やへたをつけたまま飾ると彩りがよくなる
ケーキ屋さんで、葉やへたをつけたままのいちごがケーキに乗っているのを見かけたことはありませんか?
生クリームの白といちごの赤だけでももちろん美味しそうですが、そこに葉やへたの緑が加わると、一層見た目が良くなります。
もちろんチョコレートケーキでも、タルトでも同様です。
なぜかほんの少しの緑色がプラスされるだけで、鮮やかさが増すんですよね。
いちごを使ったムースやゼリーを手作りする際には、上にいちごをそのまま飾り付けてみてください。なんだかいつもよりワンランク上の仕上がりになりますよ。
いちごはへたの方から食べよう!
いちごは、へたのほうから食べると美味しいと言われています。その理由は、先っぽの方が甘いからなんです。
人間は、酸っぱいものを先に食べてから甘いものを食べるとより甘さを感じます。逆の場合は、十分な甘さを味わうことができない可能性があるんです。
そのため、一番美味しい甘い部分をベストな状態で食べたいという人には、へたの方から食べることがオススメというわけなんです。
私は…頭ではわかっていても、ついつい甘くて美味しい先っぽのところから食べちゃうんですけどね(笑)
でも、高級なものや、滅多に食べられないようないちごを食べる時には、へたの方から食べたいと思います。
まとめ
いちごの葉やへたには、捨てるのにはもったいない栄養素が含まれています。
でも、お世辞にも美味しいというわけではないので、気が向いた時に一度食べてみてはいかがでしょうか?
私は、これまで葉やへただけでなく、いちごの白い部分も一緒に切り取ってしまっていましたが、今回色々調べてみてへたに近い白い部分こそビタミンCが豊富ということを知り、それからはきちんと食べるようにしています。
美容と健康に良いと言われる栄養がたっぷりのいちご。せっかくなら葉もへたも一緒に丸ごと味わってみませんか?