衣替えはいつすべきか?春の衣替えのコツをベテラン主婦が解説します

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衣替えはいつすべきか?春の衣替えのコツをベテラン主婦が解説

年に数回行う衣替え。その度に家の中が衣類でゴチャゴチャ…と困っていませんか?

主婦ライターの洋子です。

私も以前は同じように、部屋の中が衣類だらけになっていました。途中で嫌になり、数日そのまま放置…なんてこともありました。

しかし、スムーズに行える方法はないか、色々試しているうちに、簡単便利に衣替えができる方法にたどり着いたんです。今では、ママ友からやり方を質問されることもしばしば。

そこで衣替えの度に、ため息が出てしまう主婦の参考になればと思い、春の衣替えのコツをまとめて記事にしてみることにしました。

春の衣替えは、最高気温を目安に、3回に分けて徐々に入れ替えていくことと、出すことを考えた収納がコツなんですよ。

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衣替えはいつするのか?春のベストな時期

春の衣替えのベストな時期

春の衣替えは、GWまでに済ませるのがベストと言われています。その理由は、衣類を食べてしまう害虫がGW明けには成虫になり、衣類に卵を産み落としてしまう可能性があるから。

もし、衣類に卵を産み落とされてしまったら、害虫は孵化して成虫になり、衣類を食べてしまうこともあります。そのため、その前に衣類をしっかり洗って綺麗にしてから衣替えを済ませるのがよいとされているんです。

では、春の衣替えは実際にいつ、どのように行えばよいのでしょうか。

春の衣替えは、最高気温を目安に行う日を判断します。最高気温が15℃を超えると、真冬の服装では暑いと感じるようになるので、それがひとつの目安になります。

衣替えには、

  • 1回で全て入れ替えてしまうやり方
  • 数回に分けて徐々に入れ替えていくやり方

など、その方法がいくつかあります。まずは、その方法からご紹介したいと思います。

  • 時期
  • 内容
  • メリット
  • デメリット

などもわかりやすいように、表にまとめてみました。

回数 1回 2回 3回

時期

内容

【時期】

4月後半~5月

着なくなったタイミングで冬物を全てしまい、春物と夏物を一気に出す。

~1回目~

【時期】

3月下旬~4月中旬頃

【しまう物】

  • コート類
  • 厚手の羽織りもの
  • セーター類 など

【出す物】

  • スプリングコート
  • 一部の春服

~1回目~

【時期】

3月中旬~下旬

【しまう物】

・厚手のアウター

・厚手のセーター類

【出す物】

・スプリングコート

・一部の春服

~2回目~

【時期】

4月上旬~中旬

【しまう物】

・残っている冬物全て

【出す物】

・全ての春服

~2回目~

【時期】

4月下旬~5月

【しまう物】

・残っている冬服全て

【出す物】

・全ての春服

・一部の夏服

~3回目~

【時期】

5月上旬

【しまう物】

・厚めの春服

【出す物】

・一部の夏服

メリット

・1回で全て終わる

・1回に比べると、入れ替える量が少ない

・気温に合った服を着られる

・入れ替える量が少ない

・短い時間で終わる

・気温に合った服を着られる

デメリット

・入れ替える量が多い

・体力と時間が必要

・衣替えのタイミングが難しい

・気温差がある日の服選びに困る

・衣替えのタイミングに少し悩む

・春服を出すタイミングが遅れる可能性がある

・回数が多い

衣替えは体力も時間も使うので、なんとかスムーズに行う方法はないものかと、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、私も色々な方法を試してみましたが、

現在は3回に分けて行う方法を実践しています。

3月下旬は、まだまだ寒さも残っていますが、昼間暖かくなる日も増えてきますよね。そんな時にピッタリの服装でお出かけできるよう、

最高気温が15℃を超えるのを目安1回目の衣替えを実施。

厚手のコート類をしまうだけでも、クローゼットの中はスッキリしますよね。

あとは、4月に入り最高気温が20℃を超えるようになってきたら2回目

GWを利用して3回目の最後の仕上げを行うといった感じでしょうか。

この方法にしてから、家の中が衣類でゴチャゴチャということがなくなりました。必要な分ずつ入れ替えできるので、ちょっとした隙間時間に行うことができますよ。

春の衣替えの特徴

暖かくなってくると、虫たちが活発に動き出すようになります。カビの発生にも気をつける必要があります。そのため、春の衣替えでは、防虫対策が欠かせません。

カビや害虫から衣類を守るために、収納前や収納時にやっておくべきことは、以下の通りです。

【洗濯】

衣類を収納する前には、必ず洗濯をしましょう。

「1回しか着ていないし、汚れていないから大丈夫」なんて思ってしまいがちですが、一見キレイに見える服にも、皮脂汚れや害虫の卵が付着している場合があります。これらは、カビや黄ばみ、害虫の発生につながるので、しまう前にきちんと洗っておくことが重要になってくるのです。

【乾燥】

衣類がしっかり乾いていなかったり、湿気を吸っていたりすると、カビが発生する原因になります。洗濯した衣類は、きちんと乾燥させ、衣替えは天気のよい日に行いましょう。

【掃除】

せっかく衣類をキレイにしても、収納する場所が汚れていては意味がありません。ホコリの中にも害虫の卵が潜んでいる危険性もあるので、衣類をしまう前に収納場所の掃除も行いましょう。

【防虫剤】

キレイにしていても、いつの間にかちょっとした隙間から入り込んでくる虫たち。その対策として、防虫剤を使用することをオススメします。

防虫剤は、必ず衣類の上に置くようにしましょう。衣類を縦に収納し、ぎゅうぎゅう詰めにしないことも、防虫剤の効果を上げる秘訣ですよ。

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洗濯、クリーニング、収納のポイント

衣類ごとの洗濯のポイントとクリーニングの出し方のコツ

冬服は、家で洗濯することが難しいものや、手洗いが必要になるものが多数あります。洗濯する前に、必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。

もちろん、全ての衣類をクリーニングに出すという選択肢もありますが、厚手のものや特殊なものはクリーニング代も高額になります。洗濯できるものは、できるだけ家で洗濯し、大切な衣類やスーツなど特別な洗い方が必要なものだけクリーニングに出すほうが、出費を抑えることができますよ。

手洗い表示がある衣類でも、ネットを二重にして、オシャレ着用の洗剤を使えば洗濯機で洗えるものもあります。また、ちょっとしたものであれば、専門家に頼まなくても自分で落とすことができるシミもあるんですよ。

しかし、シミ抜きは失敗する可能性がないとは言い切れません。お気に入りの服や落としにくいシミなどは、専門家にお願いしたほうが安心かもしれませんね。クリーニングに出せば、専門家がシミ抜きを含め、衣類の素材や汚れに合わせて適切な洗い方をしてくれます。

クリーニングに出す際のコツは、ズバリ『安い日を狙う』こと。

お店によっても異なりますが、曜日によって料金が安くなるような仕組みを設けていたり、折り込みチラシで割引券を配布していたりするクリーニング店も多くみられます。同じサービス内容なら、安いに越したことはありませんよね。

また、ポイントカードを配布しているお店もたくさんあります。いつも同じクリーニング店を利用してポイントを貯めていれば、更にお得に利用できるかもしれませんよ。

クリーニングから持ち帰った洋服は、

  1. 必ずビニールを取って
  2. 一旦陰干ししてから
  3. 収納

するようにしましょう。

このビニールは、保管用ではありません。入れっぱなしにしておくと、通気性が悪くなりカビの原因になるんです。

クリーニング後の衣類も、家で洗濯した衣類も、干す時には室内干しをオススメします。この時期は、花粉が飛んでおり、外に干すと衣類に花粉が付着してしまいます。天気のよい日に、室内に干して十分乾燥させた後にしまうのがベストですよ。

収納のポイント

我が家では、

☆プラスチックのケースを活用しています。

  1. クローゼットの一番上の棚に、プラスチックケースを置いて
  2. シーズン以外の服を収納し
  3. ハンガーパイプと下の隙間を利用して
  4. シーズン中の衣類を収納

しています。

このクローゼットの三段収納を行うようになってから、衣替えがスムーズに行えるようになりました。

☆ハンガーパイプには、

  1. コート類やジャケット類をかけ
  2. その下にまたプラスチックケースを重ねて置いて
  3. 畳んで収納できるシーズン中の衣類はその中にしまっています。

クローゼット内のプラスチックケースは、全て同じ物で揃えています。これが衣替えをスムーズに行うポイントなんです。

一番上の段に収納する衣類は、衣類の種類別ではなく、

出す時期ごとに収納しているので

衣替えの時にはプラスチックケースごと下に降ろすだけでOK。

予備のプラスチックケースを一つ用意しておき

しまう衣類をその中に入れて一番上の段に戻せば衣替えが終わってしまうんですよ。

その後、時間があるときに、下の段の衣類を使いやすいように並べ替えながら、ひとつケースを空け、

予備のケースを作っておくと

次回の衣替えもスムーズに行えます。

ケース内の衣類は

  • ぎゅうぎゅうに詰め込まず
  • 立てて収納することで

しわや型崩れが防げるだけなく、取り出したい洋服が一目でわかるようになりますよ。

衣類の畳み方と、収納の仕方を分かり易やすく解説している動画があったので、参考にしてみてくださいね。

[ノウハウ]洋服のたたみ方と収納方法を大公開!

着ない服だから…と、ついついシーズンオフの衣類を段ボールなどの空き箱に詰め、収納庫の奥にしまい込んでしまうという人も多いかと思いますが、衣類は湿気に弱いものです。段ボールでは湿気を吸ってしまったり、虫が侵入したりしやすいので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。

また、もし押入れにしまうというのであれば、上の段に湿気対策をきちんとしてしまうようにしてくださいね。

まとめ

この方法にたどり着くまでには、衣替えの度に部屋の中が衣類でいっぱいのグチャグチャ状態になり、夜までに終わらず翌日まで作業を持ち越す、面倒になって途中から適当になるなど、衣替えは嫌で嫌で仕方ない作業のひとつでした。

湿気がたまる収納庫の奥深くに段ボールに詰めて入れた衣類が、カビだらけになっていたなんてこともあります。お気に入りの服が、虫の餌食になり、穴だらけになってしまったことも…。

しかし、この方法にしてからは、気合をいれなくても家事や育児の隙間時間にササッとできてしまうようになりました。収納ケースに衣類が入りきらなくなったら、いらない衣類を処分するというきまりを作っているので、無駄に服が増えるという心配もなくなったんですよ。

主婦は、家事や育児に追われる毎日。

少しでも楽で、時短になる、自分に合った衣替えの方法を見つけることで、衣替えもそれぼど苦にならない作業になるはず。今回ご紹介した我が家の衣替えの方法が、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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