季節の変わり目に必要になってくる衣替え。
どの順番にやれば良いのか迷ったり一気にやろうとして部屋中がお洋服だらけになったり・・・
主婦ライターのヨウコです
私も、以前は衣替えの度に部屋中がごちゃごちゃになってしまって面倒になって諦めてしまう事もありました(笑)
また、きちんと洗濯してクローゼットにしまったのに、黄ばみやシミが出来ていたり虫食いが出来てしまったりと失敗もたくさんしました。
試行錯誤し、いろいろ調べた結果
- 必ずしまい洗いをしてしっかり乾燥させる事
- 引き出しにしまう衣類は立てて収納する事
- 収納する前にクローゼットや収納ボックスの換気をしておく事
が大切だと分かりました。
また順序も大事です。例えば
- 4月には軽く羽織れるものだけ残し、アウターや厚手のニット等の冬物をしまって
- 5月は4月に残しておいた軽く羽織れる物や長袖を収納
といった様な順番を決めて、少しずつ衣替えをしていくとスムーズです。
今回は、私の経験から、春に行う衣替えのコツをまとめてみました。
衣替えの洗濯のポイント!ダニ対策も忘れずに!
季節を問わず衣替えをする前には、しまい洗いをする事が大切です。
しまい洗い(仕舞い洗い)とはその名の通り、衣替えで衣類をしまう前にする洗濯の事をいいます。
「洗濯してあるのにもう一度洗うの?」と思いますよね?実は私もそうでした。
実は普段の洗濯で落としきれていない汚れをそのままにして長期間収納してしまうとそれが黄ばみやダニ、害虫のエサになり虫食いの原因になってしまうんです。
また、綺麗に見えても一度でも着たら皮脂汚れや汗、食べこぼし等、見えない汚れがついています。
特にウールやカシミア等のニット類はダニや害虫がつきやすいので要注意!
しっかり洗濯をしないと次のシーズンに着ようと思って出してみたら虫食いがあった!なんて事にもなりかねません。
普段の洗濯よりも細かくチェックし、丁寧に洗濯してから収納する事が大切です。
しまい洗いで押さえておきたいチェックポイントを衣類別に表にしてみました。
しまい洗のチェックポイント
ニット類 |
襟や脇等、皮脂汚れがつきそうな場所や、食べこぼし等がないか全体をチェック。 |
コート ジャケット類 |
襟や袖口、ポケットの入口等の擦れる部分を重点的に全体的にチェック。裏地も忘れずに。 ビニールカバーを外して保管。 |
シャツ類 |
襟や脇、袖口等、皮脂汚れがつきやすい部分を重点的にチェック。 |
マフラー |
ニット類と同様、全体をくまなくチェック。 特に女性はメイク汚れにも注意。 |
手袋 |
ニット素材は手洗いし陰干し。 革は固く絞った濡れ布巾で拭き、その後乾拭き。 スエードはブラッシング後、専用クリーナーを使用。 |
帽子 |
額部分等、皮脂やファンデーションが付きやすい場所を中心にチェック。 |
チェックが終わったら汚れ部分を洗っていきますが
まずは衣類についている洗濯表示マークを確認しましょう!
自宅で洗濯出来ないものはクリーニングへ、自宅で洗えるものも洗い方や水の温度等の注意事項を守って洗濯する事が大切です。
汚れ別に対処方法を表にしてみました。
汚れ別の対処方法
黄ばみ
繊維の奥に残った皮脂汚れが原因。
襟や袖口等、部分的な汚れにはおしゃれ着用洗剤を直接塗る。全体の汚れを落としたい場合は液体酸素系漂白剤とおしゃれ着用洗剤の中に10~15分程漬ける。
ニオイ
汗や皮脂汚れが原因。
液体酸素系漂白剤と洗剤を使って漬け込み洗い。
油ジミ お料理中についてしまった頑固な油ジミには食器用洗剤を歯ブラシにつけて軽くこすって汚れを落とす。
ファンデーション汚れ
ファンデーションのついたところにクレンジングオイルをつけて指で馴染ませ、汚れが浮いてきたら洗い流す。
ここまで準備が出来たら洗濯機で洗濯して干すだけですが、ここでも注意するポイントがあります。
洗濯前のポイント
- あらかじめ洗濯槽を掃除しておく。
- お風呂の残り湯は使わない。
- 洗濯機に衣類を詰め込みすぎない。
- 良く乾燥させる。
洗濯槽に溜まった雑菌やお風呂の残り湯に含まれた垢、汚れが衣類についてしまいます。
また、衣類を詰め込みすぎると洗い残しの原因になり、衣類の汚れや雑菌が残ってしまう可能性があります。
干す時も、しっかり干して湿気を飛ばし、乾燥させます。
収納のポイント
収納ケース
収納は、たためるものはたたんで
収納ケースに立ててしまいます。
立てる事でしわになりにくく、取り出しやすくなります。
湿気がたまりやすくなるので衣類をぎゅうぎゅうに詰めないのもポイントです。
最後に防虫剤を衣類の上に置いて完成。
ハンガー
ハンガー収納の場合もぎゅうぎゅうに詰めず、少し隙間を開け、吊り下げタイプの防虫剤を使用します。
クリーニングに出した衣類はビニールカバーを外し
通気性の良いカバーに変える事も大切です。ビニールカバーのままだと中に湿気がたまりやすくなります。
湿気が気になる場合は、収納ケースの底にシートタイプの除湿剤を敷くか、クローゼット用の除湿剤を置きましょう。
更に私は春夏秋冬の4シーズンではなく
3シーズン収納
私が考案した3シーズン収納とは
- 春秋に使える薄手の長袖やカーディガン
- 夏の半袖
- 冬のニットや長袖
と、3シーズンに分けて収納しています。
カテゴリに分ける作業が大変ですが、一度分けてしまえばカテゴリ別に使わないものからしまい洗いをしていくだけで、簡単に衣替えが出来るのでおすすめです。
さて、春の衣替えは5~6月に行う事が多いですが、もう少し早めの時期がおすすめです。
実は衣類につくダニや害虫は5月初旬、ゴールデンウィーク明けくらいから成虫になり卵を産むことが多いです。
もし衣類と一緒に卵をしまってしまったら、クローゼットで卵がかえってしまい大惨事になるかも!!!
そんな怖いダニや害虫は50℃以上の熱や乾燥に弱いので、しまい洗いにひと手間加えるだけで一掃する事が出来ます。
衣替えの時期についてはこんな記事もありますよ。
ダニや害虫一掃のポイントをまとめると
- 50℃程度のお湯で衣類をつけ置きする。
- 30分~1時間程度で衣類を取り出し、いつも通り洗濯をして干す。
- 乾ききる寸前に取り入れ、ドライヤーでしっかり乾かすかアイロンをかける。
- しまう時は除湿剤を使用する。
毛布や熱に強い素材のものはコインランドリーを利用するのもおすすめ!
特に乾燥機は家庭用に比べ、高い温度で乾燥してくれます。
素材によっては熱に弱いものもあるので、洗濯表示マークをよく確認してくださいね。
しまう時は防虫剤も忘れずに!
防虫剤は下へ下へと広がるので、一番上に置くのがポイントです。
なかなか洗えない布団は布団乾燥機を使うとダニや害虫を一掃できます。
布団の隅々まで50℃以上の温度を保てる様に設定し2~3時間程度乾燥させ、最後に掃除機で死骸を吸い込みます。
しまう時はクローゼットや押し入れの汚れや湿気を取ってからしまいましょう。
布団圧縮袋を使うのも良いですね。
クリーニングのポイント
水洗い出来ないものやドライクリーニングのもの等、自宅では洗濯出来ないものはクリーニング屋さんを頼りましょう。
クリーニング屋さんには3種類の洗濯方法があります
- ドライクリーニング
- ランドリー
- ウエットクリーニング
ドライクリーニング
石油が原料の有機溶剤を使用。
油汚れに強く、型崩れや色落ちがしにくいが水溶性の汚れは落ちない場合が多い。
ランドリー
高温(50℃~70℃)の水と洗剤、漂白剤等を使用。
型崩れしてしまうので、最後に糊付けと高温でプレスする。
油汚れは落ちない場合が多い。
ワイシャツやシーツ等に使用される場合が多く、デリケートな素材には不向き。
ウエットクリーニング
ドライクリーニングでは落ちない汚れを落とすのに適している。
水溶性の汚れには強いがシミは落とせない場合が多い。
しまい洗いは主に皮脂汚れや汗等、水溶性の汚れを落としたい場合が多いので、
ウエットクリーニングを追加
すると良いと思いますが、素材によっても変わるので3種類の洗濯方法のどれが一番適しているかクリーニング屋さんに相談してみると良いでしょう。
近くにクリーニング屋さんがない、行く時間がない場合は、今は宅配クリーニング屋さんがたくさんあります。
中にはほつれの修理やシミ抜き、数か月間保管してくれるサービスのあるクリーニング屋さんも!
ダウンやコート等の冬物はクローゼットの中で場所を取るので保管サービスがあるとすごく便利ですよね。
洗い方や仕上がりにこだわりのあるクリーニング屋さんもあるので、自分に合ったクリーニング屋さんを探すのも楽しいと思います。
衣替えのコツにはこんな記事もありますよ。
まとめ
衣替えなんて面倒だし、洗ってあるんだからしまい洗いなんてしなくていいじゃん!
と思っていた私(笑)
着ようと思って出したお気に入りの(しかも高かった)服が黄ばみやシミだらけで、虫食いもある!!!と泣く泣く捨てるハメに陥った時に、洗ったのに何で???
調べ初めて、しまい洗いの大切さを知りました。
衣替えも最初は一度に全部やろうとして部屋をごちゃごちゃにしていましたが、カテゴリ分けして少しずつ時期をずらしながら行う事で、スムーズに出来る様になりました。
それでもどうしても面倒な時は、自分へのご褒美としてちょっと高級なスイーツやお酒を用意して頑張りました(笑)
お部屋も気持ちもスッキリする衣替え!
次のシーズンを楽しむ為にも自分なりのルールを見つけ、ご褒美を用意して頑張りましょう!