先日、近所の神社を訪れた時のことです。
私の後ろから来た数人のグループが、境内に入るとおみくじ売り場に直行!おみくじだけ引いて、そのまま帰って行ったんです!!
ただ単におみくじを引いても、神様のお言葉を受ける取る準備ができていなければ、あまり意味のないことです。
おみくじには、引き方の作法があるんですよ。
正しい引き方をすれば、神様からのありがたいお言葉をいただくことができます。
そのお言葉に従って行動すれば、運気アップ間違いないかも(笑)
ここでは
- 神社でおみくじを引く際の作法には、一体どんなものがあるのか?
- 引いた後の保管方法
- 処分方法
まで、わかりやすくご紹介しています。
おみくじをいただくときには、神社に参拝する作法も大事になります。
記事後半では神社に参拝するときの一連の作法をまとめていますので併せてお読みください。
神社でのおみくじの作法
神社でのおみくじの作法を、順を追ってご紹介していきます。
おみくじを引く際の作法
おみくじを引く際には、具体的にどんなことに対するアドバイスが欲しいのかを願いながら引くようにしましょう。
- 今年の運勢を教えてください
- 大吉が出ますように
といったものではなく、
- 今の恋愛はうまくいくでしょうか
- 転職を考えていますが、思いとどまるべきでしょうか?
のように具体的な質問の方が、適切なアドバイスをいただくことができますよ。
おみくじを引いた後の作法
おみくじを引いた後は、早速どんなことが書かれているか確認しましょう。
「大吉」「凶」といった結果の部分だけを見るのではなく、書かれている内容をきちんと読んで下さいね。
また、引いたおみくじはできるだけ持ち帰りましょう。
お財布やカバンなど、いつも持ち歩く物の中に綺麗にしまっておき、時々見返してお告げのとおりに行動することで、運気がアップしますよ。
もし、そのまま結んで帰るという場合や、古いおみくじを結ぶという時には、指定の場所(みくじ掛け)に結びましょう。
結び方に特にきまりはありませんが、死装束(しにしょうぞく)に使う結び方である縦結びは避けるようにしましょう。
最近は、木を守るために、おみくじを結ぶことを禁止している神社も多く見られます。みくじ掛けが無いときには、おまもりやお札を返納する奉納所にお返しします。
持ち帰ったおみくじに関する作法
引いたおみくじは、結果が良ければ持ち帰り悪ければ結ぶとか、持ち帰っても結んでも良いなどと言われていますが、本来は全て持ち帰るのがマナーなんです。
では、持ち帰ったおみくじは、どのように扱えば良いのでしょうか。
持ち帰ったおみくじに関する作法をいくつかご紹介します。
おみくじの保管場所と保管方法
運気をアップさせるためには、おみくじを何度も読み返し、書かれているお告げに従って行動することが大切です。
そのため、持ち帰ったおみくじはいつでも読むことができるように、バッグや財布など、いつも持ち歩くものに入れて保管するのがオススメなんです。
おみくじは神様からのお告げが書かれている神聖なものなので、綺麗な場所で保管する必要があります。
きちんと折りたたんで、整理整頓された財布の中などに入れて保管してくださいね。
処分する時期や処分の仕方
おみくじには有効期限のようなものはありません。
しかし、頻繁におみくじを引く人の中には、どんどん溜まっていくおみくじの保管場所に困る方もいらっしゃるでしょう。
処分するタイミングとしては、次のおみくじを引いた時、または願いが叶えられた時を目安に考えると良いですよ。
おみくじは、引いた場所と違う神社にお返ししても問題ないので、私は新しいおみくじをいただくタイミングで、古いおみくじを結んで神社にお返しするようにしています。
ひとつだけ注意しなければいけないことがあります。それは、
- 神社で引いたおみくじは神社へ
- 仏閣で引いたおみくじは仏閣へ
お返しするということです。
くれぐれも神社で引いたおみくじをお寺にお返しするようなことがないように気をつけてくださいね。
神社参拝全体の作法
鳥居をくぐる時
神社に着いたら、鳥居の前で一礼します。
その後、手水舎で手を洗い、口をすすぎます。
手水舎の使い方
※手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)
手水舎で手を洗い、口をすすぐのは、神様のいらっしゃる神聖な場に行く前に、この世で付いた心身の不浄を洗い清めるためです。
手水の仕方
手水舎で清める際にも作法があります。
- 手水舎の前で一礼
- 柄杓を右手で持ち、左手に水をかける
- 左手に柄杓を持ち替えて、右手に水をかける
- 再度柄杓を右手に持ち替えて左手で水を受け、口に含んですすぐ
- そのままもう一度左手に水をかける
- 水を入れた柄杓を立てて、柄の部分を洗い流す
- 柄杓置きに伏せて置く
- 手水舎に軽く一礼
口を清める際、柄杓に直接口をつけるのはNGです。また、清め終わった手を拭くハンカチなどは、前もってバッグなどから取り出しておくようにしてくださいね。
手水の作法をわかりやすく解説している動画があったので、ご紹介しますね。
手水の作法
心身を清めたら、拝殿へ向かい参拝します。
拝殿での参拝のとき
おみくじを引く前に、まずは参拝をしましょう。
参拝の手順は
- お賽銭を入れる
- 鈴を静かに鳴らす
- お辞儀を2回する
- 手をパンパンと2回打ち、そのまま合唱した状態で願い事をする
- お辞儀をする
という、
二拝二拍手一拝(にはい・にはくしゅ・いっぱい)が基本です。
神社によっては、独自の参拝方法を設けているところもあるので、訪れた際に別の参拝の仕方が表示されている際には、それに従ってお参りするようにしてくださいね。
◎参拝の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>> 神社の参拝方法とお寺のお参りの仕方!お寺で拍手はしない!
参拝の後に、おみくじを引くのであれば、願い事をする際に、「この後でおみくじをいただくので、アドバイスをお願いします」ということも伝えておくと良いかもしれませんね。
神社を去る時
帰るときには、鳥居をくぐって外に出たら、社殿の方を見て軽く一礼するようにしましょう。
他人の家を訪れた際には、帰り際に必ず挨拶をしてから家を出ますよね。
それと同じく、神様のお住まいである神社を出る際にも、きちんと挨拶をしてから去るのが礼儀と言えます。
神社参拝の際にこんな作法も!
神社に参拝に行くなら、こんな作法も覚えておくといざというときに恥ずかしい思いをしなくて済みますよ。
服装
買物や散歩のついでに、近所の神社にお参りするというのであれば、普段着でも問題ないかとは思いますが、大事なお願い事をするために訪れるのであれば、それなりにきちんとした服装で訪れることをオススメします。
参道の歩き方
参道は端を歩くのが正しい歩き方です。
真ん中は神様が通る神聖な場所なので、避けるようにしましょう。
まとめ
おみくじを引こうと考える時というのは、何かの判断に迷ったり、願いを叶えたかったり、今の自分の運勢を知りたかったりする時ですよね。
おみくじに書かれた神様のお言葉に真摯な態度で耳を傾け、素直な気持ちで行動すれば、歩むべき道を間違えたり他人に影響されたりしたときでも、必ず良い方向へ軌道修正できるはずです。
また、常日頃からそのような生活をしていると、『知らず識(し)らずのうちに、山を超えて明るい世界が広がっていた』ということになる可能性大です。
運気を上げたいと願うなら、先ずは、きちんとした作法でおみくじを引き、きちんとお参りし、正しい引き方をしていれば、運気はどんどん上昇してくるはずですよ。