春植え球根のおすすめはこれ!手入れ簡単な初心者のためのベスト5!

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ノリ
私は無精者ですので、あまり手のかかる植物は育てることが難しいです。

数年前、花屋さんから球根類はあまり手入れもする必要がなく結構きれいに咲いてくれますよ。

という話を聞き、育てることになりました。やってみると意外と簡単でその後も続いています。

球根は、もともと生育初期に必要な栄養を蓄えていますので、手間がかからず初心者にもとても優しい植物です。

春に植えると、初夏から秋に花が咲き楽しむ事ができます。

色とりどりの植物が花を開き、プランターを彩る季節!そしてそんなプランターを見ると明るく元気な気持ちになります。

仕事の息抜きや、日頃の疲れを癒やしてくれる力にほんとに助けられています。

植えっぱなしでも数年間は開花するものも多く、夏の植栽の主役としても大活躍!

切花としても楽しめるのが人気の理由の一つでもあります。

あなたも、春に球根を植え、初夏から素敵なお庭を目指しませんか?

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春植え球根のおすすめベスト5

No.1 【ゼフィランサス】

北アメリカを中心に約40種が分布する球根植物です。ゼフィランサス属の植物の総称で温暖な地域に生息している多年草です。

花期は品種によって異なります。春咲き品種は主に5月~6月初旬になり、秋咲き品種は7月~10月頃になります。

花の色は、白・ピンク・黄色などです。別名レインリリーとも言います。

花は数日しか咲かず、次々と新しいものが咲いていくので、密に植えることでじっくりと花を楽しむことが出来るのが特徴です。

ゼフィランサスの中で最も春植え球根に向いている品種は、「ゼフィランサス シトリナ」になり、綺麗な黄色の花を咲かせます。

この品種は植えっぱなしでもよく育つ春植え球根です。

No.2 【ハブランサス】

ハブランサスはハブランサス属で、花を横向きに咲かせます。先ほどご紹介したゼフィランサス属によく似ていますが、花を咲かせる方向が違い、ゼフィランサス属は上向きに咲きます。

葉が4枚形成されると花芽を分化する為、1年に何回か花が咲きます。

ですが、花は1日でしおれてしまいます。ハブランサスは寒さにも暑さにも強い種が多いです。

常緑性であり、球根植物としてよりも常緑多年草として扱うといいですよ。草丈は15㎝~40㎝になり、開花期は5月下旬~9月下旬になります。花色は、ピンク・黄色・複色です。

No.3 【クロコスミア】

熱帯アフリカに6種が分布する植物で多年草です。

花期は6月~8月になり、花色はオレンジ・赤・黄色・複色になります。長く伸びる花茎に咲くビタミンカラーの花が夏の花壇によく似あいます。

各地で野生化するほどの丈夫な性質をもっており、耐寒性にも強く、土が凍らない程度の寒さなら戸外での冬越しが出来るのも、育てやすい所になります。

No.4 【ナツズイセン】

ナツズイセン(夏水仙)。別名「裸百合」と言います。他にもケイセイバナ・ツツラ・ピーピーグサの名前があります。

花色はピンク。草丈は50㎝~90㎝になります。日当たりのいい場所が最も適していますが半日陰の場所でも育ちます。

ナツズイセンは中国・日本に分布する多年草で球根植物です。

日本では本州・四国・九州に分布しており、人里近い山野や道端で普通に見ることが出来ます。花期は8月です。1本の花茎には6~7輪の花が咲きます。

No.5 【クルクマ】

開花期は5月~10月です。花色は紫・白・ピンク。

別名「ハルウコン・キョウオウ」と言います。クルクマは球根性の多年草です。

食用・薬用として栽培されものを「ウコン」花を観賞するものを「クルクマ」と言います。草丈は30㎝~100㎝ほどに生長します。ボリュームある花をたくさん付け、とても見応えがあります。高温多湿に強く、強い日差しのもとでも健やかに育ちます。

 植え方、栽培方法について


レインリリー ゼフィランサスの植え方・育て方・日常管理

No.1 【ゼフィランサス】

球根は3月~4月に鉢か庭に植え付けていきます。

鉢の場合ですが、ゼフィランサスは水はけがいい用土で日当たりがよく通気性の良い環境を好む性質があります。

鉢の場合は4号鉢に5球の目安で植え付けます。用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3ほどの割合で混ぜたものを使用します。

そして株同士の間隔を5㎝ほどとり浅植えにします。水やりは、土が乾いてからたっぷりと水をやりましょう。

ゼフィランサスは、乾燥が続いた後に降った雨で球根が潤い、花を咲かせるという特徴があるので、毎日こまめな水やりは必要ではありません。

地植えの場合は、庭の掘り起こした土に腐葉土を混ぜた物を準備し、株間を10㎝~15㎝ほど空け、球根の上に土が3㎝~5㎝ほどかぶる深さに植え付けます。

日当たりがいい所で育てることで、花のつきもよくなりますよ。

地植えの場合、特に水やりは必要ありません。雨の潤いと、晴れの乾きのサイクルを上手く使い花が咲きます。

ゼフィランサスは鉢か地植えかというと、地植えの方がおすすめです。鉢での水やりより、自然の営みに任せる地植えの生育に向いているからです。

ゼフィランサスの肥料の与え方は、植え付ける際、元肥として緩効性肥料を土に混ぜます。そして追肥として、秋頃に1度緩効性肥料を施します。

ゼフィランサスは草丈10㎝~20㎝までしか生長しないので、剪定の必要はありません。

冬越しは、地植えの株元を腐葉土で覆うなどして防寒をし、鉢上の場合は北風に気を付けながら、防寒シートなどで覆います。

次に植え替えです。植えっぱなしでもよく育ちますので、そのままでも十分大丈夫ですが、込み合いすぎると花が咲きづらくなるので、4年~5年に1度植え替えをするといいですよ。

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No.2 【ハブランサス】

日当たりのよい場所・明るい日陰で育てることが出来ます。

冬は寒いと葉が枯れて休眠します。その間は日当たりの気を使う必要はありません。

土が凍ったりする事が無ければ、そのまま野外でも冬越しできます。植えっぱなしの方が、球根が十分に育ち花付きもよくなるので、寒さの心配がある場合は、防寒(地植えに腐葉土を敷く)できるなら3~4年は植え替えないほうが良いです。

水やりは、「乾いたらたっぷりの水をあげる」と言うリズムを付ける事が重要です。

極端な乾燥と過湿に気を付けて水をあげて下さいね!冬は葉が枯れてしまったら水やりはストップし休憩させてあげて下さい。

ハブランサスの良い所は、肥料がほとんど要らない所です。

地植えであれば、ゆっくり効く粒状の肥料を土に混ぜておけばそれ以上必要ないのです。とっても楽ちんですよね。

用土に関しても同様で、面倒な事はありませんよ。水はけがよければあまり選ばず育ちます。

地植えはあらかじめ堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおけばそれ以上必要ありません。鉢の場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。

ハブランサスの植え付けのポイントは「暖かくなったら・浅く・詰め気味」です。

植え付けは3月~4月が適期ですが、霜の心配があるようでしたら、急がない事が大事です。土に中が低温だと芽がなかなかでない事や、球根が傷んでしまうので注意です。

球根は詰め気味の方がよく育ちます。鉢なら3号鉢で3~5球が目安となり、鉢の地表すれすれの深さが適当です。地植えは5㎝~10㎝の間隔で敷き詰め、1㎝~2㎝の土を被せます。

かかりやすい病気もないので、これから球根に挑戦しよう!と考えている方にはとてもおすすめです。

No.3 【クロコスミア】

春に球根を植え付けます。深さは球根の高さの3倍くらいが目安になり、株間は20㎝くらいとなります。

数年間は植えっぱなしでも問題ありません。土作りですが、一般の草花向け培養土が使えます。また、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合土がおすすめです。

肥料は、地植えの場合は無肥料でもよいくらいです。肥料分が多いと葉が茂りすぎて倒れやすくなります。鉢の場合は春の成長期に少量施す程度で問題ありません。

クロコスミアは、地植えの場合はよほどのないかぎり、必要ありません。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと与えます。秋以降の休眠期は乾燥させても問題ありません。

幅広い環境に対応し、土や肥料も選びません。とても手のかからない球根ですが、耐寒性は弱いので、寒さに関しての注意をしてもらえれば元気に育ちます。

地中で球根が凍らなければ寒地でも冬越しできます。

No.4 【ナツズイセン】

日当たりのよい場所・明るい日陰で育てることが出来ます。

耐寒性、耐暑性ともに高く植えっぱなしでもよく増えます。病害虫の発生もほとんど無くとても育てやすく、対策は必要ありません。土まで凍ってしまうような寒冷地の場合は凍結対策が必要になります。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで育ちます。鉢植えの場合は用土が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。植え付ける際は、用土に腐葉土を混ぜ水はけのよい環境を作ります。

元肥として緩効性肥料を土に混ぜます。株間は球根2個分程度、球根の頂部が隠れる程度の深さで植え付けます。

鉢の場合は、市販の球根用培養土か、赤玉(小粒)7.:腐葉土3などの一般的な配合土に緩効性肥料を混ぜ込みます。

6号鉢に4~6球が目安になります。

追肥は春の目出し前に緩効性肥料を株元に置き肥して下さい。花が終わったら花柄を摘み全ての花が咲き終わったら花茎は根元から刈取る必要があります。

No.5 【クルクマ】

5月~6月が植え付けの適期になります。鉢植えは深さがあるものを準備して下さい。5号~6号ほどの鉢に1株が目安です。地表から3㎝ほどの所に球根を植えましょう。

地植えの場合は日当たりのよい所を選び、株同士の間隔を20㎝~30㎝ほど空け、深さは3㎝~8㎝ほどの所に球根を植えて下さい。

いずれの場合もミルタンクが下になるように植えて下さい。

土作りですが、水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。鉢の場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土がおすすめです。地植えは、植え付けつる前に土を耕し、腐葉土を2~3割混ぜ込んでおきます。

クルクマは乾燥を嫌います。暖かい時期は鉢植え・地植え共に、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

寒い時期は、地上部が枯れてしまうので、水やりは必要ありません。

最後に

球根は基本的には、日当たりのいい場所に植え込みます。(中には、日蔭も大丈夫な種類もあります。)

生育期間が長い為、多くの養分が必要になるものもありますが、チッソ・リン酸・カリの3要素をバランスよく肥料を与えれば、次々と花を咲かせます。

ただ、寒さに弱いものが多いので、花を楽しんだ後は球根をほりあげていくことが、毎年綺麗な花をさかせるコツです。

もともとあまり手がかからない球根なので、楽しんだ後のケアだけしっかりしてあげて下さいね。

今回ご紹介した球根は、手軽に始めやすい品種を選んでご紹介しましたので、慣れていく毎にレベルアップされるのも楽しみの一つですね。

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