ステーキを美味しく食べる方法はスムーズな切り方とマナーなんです!

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以前は仕事の関係で、レストランで食事をする機会が時々ありました。上司や取引先の人とこのような場所を訪れるのって、緊張しますよね。

みゃあちょこ
先日、久しぶりに家族でレストランを訪れた際に、肉料理をスマートに食べていない若い人たちの食べ方が気になりました

私も初めて高級レストランといわれるお店に行った時には、頭ではマナーを知っていたつもりでも、緊張して体がうまく動かず、お世辞にもスマートな食べ方ができているとは言えない、散々なものでした。

しかし、何度かそういった経験を積み重ねていくうちに、自然と食べ方やマナーが身についてきたんですよ。レストランを訪れる前に、正しいマナーを確認してみませんか?

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ステーキの食べ方のポイントは正しい切り方!

ナイフとフォークの一般的な使い方

コース料理などをいただく場合、テーブルにはたくさんのナイフやフォークが並べられますよね。

食べ慣れていないと、どれから使えばよいかわからず、ドキドキしてしまいますが、外側から順に使えばいいように並べられているので、心配する必要はありません。

料理を食べる時には

  • 利き手でナイフ
  • 反対側の手でフォークを持ちます。
  • ナイフの刃の付け根部分と、フォークの付け根の部分にそれぞれ人差し指を添えハの字になるように持つのが基本。

この時、肘がテーブルにつかないように注意してくださいね。

食事中にナイフやフォークを置く場合は

お皿にハの時に広げて置きます。

  • ナイフの刃は自分の方を向けて置き
  • フォークは背を上にして置きましょう。

料理によっては、フォークだけで食べられそうなものもあり、ついナイフを置いて、利き手にフォークを持ち替えて食べたくなりますが、正式な作法では、

フォークを別の手に持ち替えることはマナー違反

とされています。そのため、親しい友人や家族以外の人との会食の際は、フォークを利き手に持ち替える行為は避けた方が良いでしょう。

料理を食べ終わったら

お皿の4時の位置にナイフ刃は内側、フォークの背は下に向けて揃えて置くと良いでしょう。

このナイフとフォークを置く位置は、フランス式とイギリス式で正式なマナーが異なります。フランス式は3時の位置、イギリス式は6時の位置とされているのですが、4時の位置に置けば、どちらであってもマナー違反にはならないようなので、4時の位置に置くと覚えておけば大丈夫ですよ。

テーブルマナーについて分かり易く簡単に紹介している動画があったので、こちらも参考にしてみてくださいね。

テーブルマナーはおぼえておきましょう!面白い雑学

ステーキの切り方とマナー

お料理は、左から切って食べるのが基本です。

これはステーキだけでなく、魚や野菜料理も同様なので、覚えておくようにしましょう。これ、単なるマナーではなく、お肉の美味しさを保ちやすくする食べ方でもあるそうですよ。

ステーキを食べる時には、一口分ずつ切り分けて食べるようにしましょう。アメリカでは、最初に食べやすい大きさに切り分けてしまってから食べることもマナーとして認められているようですが、日本ではマナー違反とされてしまうので、避けた方が良いでしょう。

一口ずつ切って食べるのは面倒と感じることもあるかもしれませんが、最初に切り分けてしまうと、お肉が冷めてしまったり、肉汁が出て味が落ちてしまったりといったデメリットもあるので、美味しく食べるためにも、正しいマナーで食べることをオススメします。

肉を切る際のポイントは、フォークはしっかりと力を入れて持ち、ナイフにはあまり力を入れずに動かすということです。ナイフを持つ手に力が入ると、お皿にナイフがあたってしまいガチャガチャを音が鳴ります。この音もマナー違反になるので、力を抜いて軽やかに動かすようにしましょう。

ライスとお肉、パンとお肉、それぞれの食べ方と注意点

【ライスとお肉の食べ方】

以前は、ライスはフォークの背に乗せて食べるのが正しいマナーとされていましたが、現在は、フォークの腹に乗せて食べるのが正しいとされています。利き手に持っているナイフでフォークにライスを一口分乗せて口に運びましょう。

ライスは、お皿の手前の左下の方から取りましょう。お皿の上が常にキレイな状態になるよう、ご飯粒が残らないように、その都度キレイにしながら食べていくと良いでしょう。

ライスを食べる時にも、フォークを別の手に持ち替えるのはNGですよ。また、ナイフやフォークをライスのお皿の上に置かないようにしてくださいね。

コース料理の場合は、メインとなる料理がいくつか出されることもあります。ライスだけを先に食べ過ぎてしまわないよう、バランスを考えながら食べることをオススメします。

【パンとお肉の食べ方】

コース料理では、ライスはメイン料理と一緒に出されることが多いのですが、パンは比較的早い段階から出されることが多いです。

テーブルの上に出されている間であれば、いつでも好きな時に食べてOKですよ。

バターが個別に用意されていない場合には、必要な分だけパン皿の上にバターナイフで取り分けて置きましょう。

食べる時には、一口大にちぎったパンにバターをつけて食べます。ちぎった切り口は、相手に見えないように、自分の方に向けて置くのがマナーですよ。

お肉を食べている時に、パンを食べたくなったら、ナイフとフォークをメイン料理のお皿にハの字になるように置いてから、手でパンを食べてくださいね。

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箸を使って食べる場合は…

最近は、箸で食べられることを売りとするステーキ専門店なども多く見かけるようになりました。

このようなお店では、食べやすい大きさにカットされたステーキを提供しているところが多く、ナイフやフォークを使うことに慣れていない日本人でも、ドキドキせずにステーキを堪能することができます。

これと同じように、一部の高級レストランでも、お願いすれば箸を出してくれる場合があります。しかし、本来であればナイフとフォークを使って食べることを基本として作られた料理なので、箸で切ることが難しく、逆に食べ辛いと感じてしまうこともあるかもしれません。

また、先にステーキを全て食べやすい大きさに切り分けてから食べることは、マナー違反ということもご紹介しましたよね。それでもやはり、箸で食べたいということであれば、事前に食べやすい大きさにカットしてから提供してもらえるよう、お店の人に相談してみると良いかもしれません。

もし、箸で食べる場合には、箸の使い方のマナーを守り、日本人として恥ずかしくないスマートな食べ方で料理を楽しんでくださいね。

ファミレスでのマナーについてこんな記事もあります。

>>> ファミレスにやってくる迷惑なお客さん!人のふり見て我が振り同じ?

お肉が鉄板に乗せるのはなぜ?

ステーキが鉄板に乗せられて出てくると、視覚も聴覚も刺激され、更に食欲をそそりますよね。

でも、実はステーキを鉄板に乗せることは、日本独自のものなんですよ。というのも、ステーキを鉄板に乗せることで、冷めにくくなるので、温かいお肉を長く楽しめるというメリットはあるのですが、時間が経つごとに焼き加減が変化してしまうというデメリットもあるので、焼き加減にこだわる欧米の人達にとっては、あまり魅力を感じないものなんだそうです。

日本では、ステーキが広まるきっかけがファミレスだったこともあり、見た目と音からも美味しさを演出するという効果が期待できることから、鉄板でステーキを提供することがスタンダードとなったようです。一部の高級料理店などでも、鉄板を使用していることはありますが、一番美味しい状態で味わってほしいというこだわりを持つ料理人がいるお店では、お皿で提供されることが多いようです。

しゃぶしゃぶの食べ方の記事もいかがですか?

しゃぶしゃぶの食べ方は自由なようでマナーが!美味しくスマートに!

ステーキを美味しく食べるワンポイント

ワンポイント調理方法

家庭で高級料理店のステーキの味を再現させるのは難しいのですが、安いお肉を美味しく食べる方法はいくつかあります。

その中でも、簡単なものを少しだけご紹介しますね。

【室温に戻してから焼く】

冷蔵庫から出してすぐのお肉は、冷たくて火の通りが悪くなります。焼く時間が長くなると、それだけお肉は硬くなってしまうので、必ず室温に戻してから調理しましょう。

【スジ切りをする】

牛でも豚でも鶏でも、口当たりを良くするために、スジ切りは必須です。身と脂肪の間にあるスジを包丁で切り、その後フォークをお肉にブスブス刺して穴だらけにしてしまいましょう。これ、スジ切りだけでなく、身が柔らかくなったり、ソースの味が染みやすくなったりとメリットだらけの大切な工程なんですよ。

【焼き目をつける】

フライパンにお肉を入れる際の火加減も大切。強すぎて焦げてしまったら元も子もありません。が、表面に焼き目がなくても美味しさは半減してしまうんです。

火の通り過ぎにも注意が必要ですが、両面に焼き目はしっかりつけるようにしましょう。火の通りが心配であれば、焼き目を付けた後、蓋をして蒸し焼きにするのがオススメですよ。肉の厚さによっても異なりますが、中火で1分くらいが目安です。

簡単に美味しく焼く方法

前項のワンポイントを踏まえ、お肉を美味しく焼く方法もご紹介していきますね。

まず、焼く前に塩コショウを振り下味をつけます。

このときの塩は、下味としてだけでなく、お肉の旨味を閉じ込め、身を引き締めてくれる役割もあるので、忘れないようにしましょう。塩を早くに振ってしまうと、水分と旨味が出てしまい、パサパサしたお肉になってしまうので、塩を降るのは、焼く直前にしてくださいね。

下準備ができたら、いよいよお肉を焼いていきます。油をひいたフライパンを熱したら、まずは弱火でニンニクスライスをじっくり炒めて香りをつけます。

ニンニクを取り出してから強火にし、お肉をそっといれましょう。1分程度焼いたら火を弱め、余分な脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら、じっくり焼いていきます。

焼いている面に、こんがり焼き色がつき、お肉の3分の1くらいまで色が変わったら、裏返します。

裏面も、最初は強火。30秒程度焼いて、焼き色がついたら弱火にして、アルミホイルをふわっとかぶせ、1分程度蒸し焼きにします。

その後火を止めて、アルミホイルの上に取り出し、そのまま包んで余熱で火を通します。あとは、お好みの焼き具合に仕上げれば完成です。1.5㎝くらいのお肉であれば、4~5分程度の余熱でミディアムになりますよ。

ステーキには何をつけて食べる?

ステーキを美味しく食べるには、もちろん焼き方も大切ですが、何をつけて食べるかも重要ですよね。私のオススメの食べ方を、いくつかご紹介します!

【ステーキソース】

定番のステーキソース。お肉との相性を考えて作られたステーキソースなら、間違いなく美味しくいただけますよね。我が家では、すりおろした玉ねぎに、チューブのにんにく、醤油、酢、砂糖を加えて少し煮詰めたソースが好評ですよ。

【塩コショウ】

美味しいお肉が手に入った際には、シンプルに塩コショウだけの味付けがオススメ。我が家では、岩塩とブラックペッパーを少し多めに肉の両面に振りかけてから焼き、そのまま美味しくいただいちゃってます。

【ポン酢+大根おろし】

サーロインなど、脂の多いお肉をサッパリ食べたい時には、この組み合わせがオススメ。

【わさび+醤油】

これも、最近はステーキとの定番の組み合わせとして知られるようになりましたよね。ワサビ好きな私は、この食べ方が大好き!チキンステーキを食べる時には、これにマヨネーズを加えて混ぜたワサビマヨソースがオススメですよ。

ステーキと言えばお肉ですが、お肉ではないステーキにこんなものがありますよ。

ステーキといえば、こんなステーキも!

【カブのステーキ】

カブって、漬物にする以外レシピが思い浮かばず、いつも使いきるのに苦戦していましたが、大根ステーキみたいに焼いてみたら美味しい?と思って試してみたら、その美味しさにビックリ!それからは、我が家の定番メニューになっていますよ。

カブを1㎝程度の輪切りにして、オリーブオイルで焼くだけなので、簡単にできます。コクを出したい時には、オリーブオイルと一緒にマヨネーズも入れて、マヨ焼きにしています。食べる時に、お好みで醤油や塩、粉チーズ、胡椒などを加えてくださいね。

【豆腐ステーキ】

お肉が苦手な人はもちろんのこと、豆腐が苦手な人でも食べやすいのが豆腐ステーキ。

豆腐を食べやすい大きさに切り、片栗粉を全体にまぶしたら、多めの油をひいたフライパンでこんがり焼き上げるだけ。甘辛だれなども美味しいですが、私は、みじん切りにしたネギをサッと炒めて、出汁でうすめた醤油に加えたネギソースをかけて食べるのが好きです。

豆腐ステーキを多めに作った日は、半分はめんつゆとねぎを加えて、揚げ出し豆腐にしちゃってます。簡単に2品作れるので、時間がない日には、ぜひお試しあれ!

まとめ

ステーキをスマートに食べるには、正しいナイフとフォークの使い方を覚えて、ガチャガチャと音を立てずに食べることが求められます。

緊張して、お肉を切る手に力が入ってしまう気持ちもわかりますが、まずは深呼吸!落ち着いて優しく切ることを心がければ、キレイに切り分けて食べることができるはずですよ。

上手く食べられるかどうか不安な人は、特売のお肉を買ってきて、今回ご紹介したポイントや焼き方を参考に、家で美味しく調理して、食べ方の練習をしてみてくださいね。

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