しゃぶしゃぶの食べ方は自由なようでマナーが!美味しくスマートに!

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ヨウコ
しゃぶしゃぶは、お好きですか?私は大好きです。

うちの母が好きなので家でも食卓によく出ていました。材料さえそろえばわりと手間なく準備できる料理ですしね。

私は母からしゃぶしゃぶの食べ方、食べる順番、マナーをしつけられました。

30代になった今、私も家庭で食卓に出します。そして今度は私が子供に、母から教わったしゃぶしゃぶの食べ方、食べる順番、マナーをしつけています。

以前は焼肉も好きで食べに行ってましたが、最近はしゃぶしゃぶを食べに行く機会が増えました。しゃぶしゃぶの食べ放題のいろんなお店ができてきて嬉しい反面、食べ方を知らないマナー違反の人をよくみかけます。

しゃぶしゃぶの食べ方は自由なようで、食べる順番やマナーがあります。

大人になると注意してくれる人も少なくなり、そのままいってしまうと本当に恥ずかしい思いをすることになりかねません。

しゃぶしゃぶの食べ方がよくわからない というあなたのお役に立てたら嬉しいです。

また、しゃぶしゃぶを食べる時の順番やマナー以外にも、しゃぶしゃぶに関する耳寄りな情報もお伝えしますね。

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しゃぶしゃぶの食べ方

 美味しい食べ方

少ししゃぶしゃぶの起源についてお話します。

遠い昔に中国の東北部で、雪が降った夜に羊の肉を軒下につるしていました。寒さのため凍ってしまったのです。仕方なく肉を薄く切り沸騰したお湯の入った鍋の中に入れ、たれにつけて食べてみたらとても美味しかった。そんなことからしゃぶしゃぶを食される始まりになったようです。

しゃぶしゃぶが日本で食されるようになったのは、戦後の昭和20年代初期からで、薄味の温まったお出しの中で肉をおよがせ洗うような食べ方をすることからしゃぶしゃぶといわれるようになりました。

今ではお肉以外にも蟹や、魚のブリなどしゃぶしゃぶに使われる材料も増えて、しゃぶしゃぶは日本の代表的な鍋料理になっています。

美味しくいただくためにも順番やマナーを知りましょう。

それでは本題に入ります。

【具材を入れる順番】

最初に入れるのは、お肉からです。その次に火の通りにくい野菜を入れてから、柔らかい食材を入れていきます。

お肉

煮えにくい野菜

柔らかい食材

の順番です。

最初にお肉から入れる理由は、お肉が旨味のある出汁を出してくれますので、牛肉類は軽く火を通すくらいにすると、お肉も柔らかくて美味しくなり、豚肉は生だと怖いのでわりとしっかり目に火を通すように気をつけましょう。

お肉から少し出汁が出たころに椎茸を入れ、椎茸の旨味のある出汁にも美味しくしてもらいましょう。そのつぎから徐々に固めの野菜を入れていきましょう。

色々な食材の出汁がでて美味しくなったころ、他の火の通りやすい食材や豆腐などを入れていきます。形がくずれないように丁寧に入れていきましょう。

それぞれの食材からでた出汁を吸収した野菜も旨味があって美味しいです。

どの食材も入れすぎないようにしましょう。

野菜を入れすぎてはお肉を火に通しづらくなりますし、豆腐など柔らかい食材も形が崩れやすくなります。食べ放題のお店などで時間制限があったりすると急いで多く入れがちですが、あまり、美味しくなくなってしまうので気を付けましょう。

お肉をタレにつけたままにするのもよくありません。

お肉はさっと全体にタレをつけるくらいで大丈夫です。お肉も沢山入れすぎずに、その都度食べられる量だけにしましょう。

美味しくない食べ方

せっかくの美味しいシャブシャブも、マナーがなってない人とご一緒すると美味しくなくなってしまいますので、そんな迷惑な食べ方もご紹介します。

【直箸】

具材を取るときは取り箸(菜箸)を使いましょう。最初は取り箸を使っていても途中から直箸になってしまう人もいますので、最後まで気をつけましょう。また、入れやすいからといって野菜を手で入れるのもタブーです。衛生的にも見た目にもよくありません。

【鍋の具材を混ぜる】

食べたい具材を探して鍋の中を回さないようにしましょう。

直箸でかきまわすのはもってのほかです。鍋の中に入っているやわらかい食材も崩れますし、見ている側も気分が良くないです。

しゃぶしゃぶは、親戚の集まりや職場の忘年会などで出される機会もありますよね。そんな時、もしあまり気心の知れない人と同じ鍋を囲むことになったとします、そしてその人が直箸で鍋を混ぜていたらどうしましょう! とても嫌ですよね。

私なら、苦手な食べ物が出てきたとき「お腹が痛い」と言って食べる事から逃げるうちの子供の真似をしたくなります。しませんけど(笑)

それくらい嫌な思いをさせてしまう可能性もあります。大人なら、迷惑な食べ方をしないように気をつけましょう。

【しきりたがる】

時々みえる鍋奉行さん! さりげなく気を使ってもらえると有難いですが、あまり度が過ぎると疎ましく思われることもあります。食材を入れたり、食べるタイミングを図ったりなど個人差がありますので、あまり細かい指示は楽しい雰囲気もくずれるので気をつけましょう。

他にも一度とった具材を鍋に戻したり、野菜をあまり食べずにお肉や魚ばかりとったりするような食べ方も迷惑になるのでやめましょう。

しゃぶしゃぶの食べ方のアレンジ

しゃぶしゃぶはお肉以外にも、カニや魚のブリなども美味しくいただけますね。他にも美味しくしゃぶしゃぶできる食材もあるのでご紹介します。

【いかのしゃぶしゃぶ】

いかは表面に斜め格子状に切り目を入れて一口大に切ります。一緒に入れるお野菜はお好みの野菜で良いです。あっさり味の鍋に仕上がります。タレは市販のバンバンジーのたれに、赤みそや、豆板醤、ごま油を加えたものにするとよく合います。

【ホタテ貝柱のしゃぶしゃぶ】

このとき使うホタテは、新鮮な刺身のホタテを使い、サッと火を通すくらいにして、一緒に入れる野菜は春菊がよく合います。タレはポン酢醤油にお好みの薬味を入れたものがオススメです。

【暑い日の冷やししゃぶしゃぶ】

しゃぶしゃぶは、冬だけでなく暑い日にも美味しくいただけます。しゃぶしゃぶの肉を火に通したあと冷まします。夏においしい野菜も一緒に蒸しゆでします。

ミディアムくらいに火を通すのがオススメです。たれはさっぱりとポン酢に大根おろしを加えましょう。盛り付ける前の器を氷水にひたしておくのも、冷たい料理をおいしく食べられる演出になります。

生ずわいしゃぶしゃぶのおいしい食べ方

しゃぶしゃぶの食べ方のマナー

一緒に食べている人への配慮

さりげない気使いは大人のマナーとして大切です。しかし、あまり度は過ぎないようにしましょう。

火力を気にしたり、骨や皮を置くお皿を準備したりするなど一緒に食べてる人が食べやすいように動きましょう。

気を付けていきたいのが灰汁(あく)です。お肉の灰汁がすこし浮いてきたなと思ったらお玉ですくいあげましょう。あくまでもさりげなく灰汁(あく)をすくうと一緒に食べてる人たちにも好印象です。

そしてあると便利なのがウエットティッシュです。鍋の中に殻付きの海老や貝、カニなど入っていると手が汚れますね。口元や手をサッと拭けますし、汚れる度に手を洗いに行かなくて済みますし、テーブルが汚れてしまった時も拭けるので、何かと役に立ちます。

お店への配慮

ここのお店はいいお店、あまりあのお店は良くなかったなど私たちお客がお店を見ているようにお店もお客をよく見ています。

大人として、もてなしてくださるお店にも失礼のないようにしたいですね。お店の事情も配慮することができると、きっとサービスで返してくれます。

しゃぶしゃぶは、複数人で食べる機会が多い料理だと思います。あらかじめ予約をしておくと、お店も準備しやすいので、ネット注文ではなく電話で注文をする場合は、開店直後などお店がなるべく空いている時間にしましょう。

慌ただしい時間帯に電話するよりもお店も余裕のある電話応対ができますし、予約する方も落ち着いて内容を伝えることができます。

お客である私たちが、しゃぶしゃぶを食べる具材の順番や、マナーなどができているかもお店はみています。テーブルが汚れたら拭いて、箸は箸置きに置き、おしぼりをあまりぐちゃぐちゃにしたままにしておかないなど、基本的なマナーも守りましょう。

あと、お店のスタッフの方に横柄な態度をとる人をたまに見かけますが、見ていてみっともないのでよしましょうね。

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しゃぶしゃぶの耳寄り情報

しゃぶしゃぶの食べ放題に食べに行った時に、単品で頼んで食べたときのしゃぶしゃぶのお肉の方が美味しいなぁ...と感じました。

その後も気になって、思い切ってしゃぶしゃぶの食べ放題のお店でパートをしているママ友に聞いてみました。ママ友がパートしていたお店では、食べ放題のお肉の方が単品に比べて低品質なお肉を出していると話してくれました。

食べ放題のお店でも単品メニューを頼めますが、最初に頼んでもないのにお肉や野菜がでてきます。それが結構な量で、単価の安い低品質なお肉だったりします。その後単価の高い単品のお肉を食べようと思ってもお腹が膨らんでいてあまり食べられません。

時間制限も焦ります。お店側としては客席の回転率をあげるのに必死ですね。

私たちお客は、低品質なお肉を時間内で元を取るつもりで必死になって食べます。

元をとったところで、お店としては低品質なお肉を消費できて好都合かもしれません。

どうですか、何だか虚しくなりませんか?

私のママ友がパートしているお店ではそうみたいですが、全ての食べ放題のお店がそうとは言いません。食べ放題のお店でも美味しいお肉をだしている所もあるかもしれませんね。

ですが、「そんなに食べられなかったから、食べ放題のお店にいっても結局単品で頼んだ時と同じくらいのお会計だった」とか、「食べ放題のお肉はあまり美味しくなかった」という話はよくききます。

しゃぶしゃぶを食べに出かける時は、お店や食べ方を少し考えた方よさそうです。

まとめ

平成25年12月に、和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録されましたね。

日本に来た外国人の旅行者がまず日本でしたいことは、和食を食べる事だそうです。しゃぶしゃぶも日本の代表的な鍋料理です。

しゃぶしゃぶを英語で書くと「Shabu Shabu」です。しゃぶしゃぶを食べたことのない外国人観光客の方が多いですが、食べたら、とっても気に入って下さるようですよ。

生卵を食べる習慣が外国には無いせいか、すき焼きより人気があるようです。私たち日本人が、しゃぶしゃぶを食べる時の順番や、マナーをちゃんと守って外国人観光客の方たちをがっかりさせないようにしたいですね。

もう何年も前の話ですが、まだ私も独身の頃に家族で年末に近所の回らないお寿司屋さんでブリしゃぶを食べました。

大将も気さくで、品があってお店の雰囲気も落ち着いていて好きなお店でした。

しゃぶしゃぶでしたが、わりと身を厚めに出してくださいました。寒ブリで脂ものっていて口の中でとろけていきました。忘れられない食に関する私の贅沢な思い出です。

今は大将が引退されて息子さんがお店を引き継ぎました。どんなお店になったかランチに偵察がてら行ってきました。

個人の和食のお店は敷居が高そうですが、ランチはチェーン店などで出されているランチの価格と同じような価格帯に設定されていることが多いですね。

息子さんの代に変わったそのお店は、お寿司屋さんではなく創作和食のお店に変わっていました。お店の名前も変わっていて少し寂しく思いましたが、お店の良い雰囲気は変わらずでした。

味も美味しかったので、子供の七五三の時に使わせてもらい、その時一緒に食事したお義父さんやお義母さんもとてもそのお店を気に入ってくださったので嬉しかったです。

自分の子供の人生の大事な記念日に、良いお店で雰囲気よく美味しく食事をできたことをとても幸せなことだと思い感謝しました。

食文化も時代とともに速いスピードで変わっていきますが、世界にも認められている和食の文化の良いところはどうか変わらずに残っていってほしいと願います。

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