韓国料理と聞くと、焼き肉に関連する料理くらいしか思い浮かばず、その他にはキムチくらいで、普段は韓国料理とはあまり縁が無いように思います。
でも、忘れてはいけません! 焼き肉以外に代表的な料理として『チーズタッカルビ』があります。名前くらいは聞いたことがあるのではないですか? 実は私も、それを、最近まで食べたことがありませんでした。
もともとチーズ大好き人間の私ですが、SNSでチーズタッカルビを見つけて以来、食べたい気持ちがどんどん高まり、美味しいと評判のお店に遠出して食べに行ってみました。
あのトロ~リコクのあるチーズと具材のまったりとした融合が口の中に広がり、それはそれは美味しく! それ以来、美味しいという店には遠くても足繁く通い、今では、自分でも作るようになり、主人から呆れられるほど。
でも、主人も喜んでるんです(笑)
最初は食べ方さえよくわからず、ただ食べていただけでしたが、食べ方によって美味しさが半減したり、より美味しく食べられたりすることが分かってきました。
定番の食べ方や、私のおすすめの食べ方を紹介しますので、まだ、あまり食べたことの無い方に、チーズタッカルビの魅力を知っていただけたら、と思います。
チーズタッカルビのおすすめの食べ方
より美味しく食べるために、チーズタッカルビの食べ方のポイントをご紹介します。
チーズタッカルビの食べ方と美味しく食べるポイント
食べごろは “チーズが溶けた頃” です。 チーズがとろ~りとして、ふつふつと煮えてきたら食べ始めましょう!
基本の食べ方は “混ぜる” こと! たったこれだけですが、“良く混ぜる”ことが大切なのです。理由は、チーズを絡めるためです。しっかり混ざっていないとチーズをつけるだけになってしまいます。この際、“ぐちゃぐちゃ“と混ぜましょう。
ここでひとつ気をつけたいことがあります。チーズタッカルビにはかなりの量の具材が鍋に乗っています。そのため、チーズと混ぜるときに具材が外にこぼれ落ちてしまうことがあるのです。できるだけ、お店の人にお任せしたほうが無難です。
そして、具材をチーズに絡めて食べます。
このとき、サンチュに巻いて食べるのもおすすめ!焼肉の時にも食べるサンチェですが、これのおかげでさっぱりと食べることができます。
また、先にチーズと溶き卵を合わせておいて、それを焼いて食べるのも美味しいです。
チーズタッカルビを作る!具材は?
それでは発想を変えて、ここからはお店で食べるだけでなく、自分で作ってみることを提案します。作るのは意外と簡単なので、お好きな具材を入れてぜひトライしてみてください。
ここでは、チーズダッカルビに合う具材を紹介していきます。
▼お店で食べる時の定番の具材として代表的なものといえば、
- 鶏もも肉
- キャベツ
- 玉ねぎ
- もやし
- にんじん
などでしょうか。
▼自宅で作る時のオススメの食材は、
- さつまいも
- なす
- ピーマン
- キムチ
など。
実は、これ、私の好きな具材ばかりです。(笑)
具材を火が通りやすい大きさにカットすれば、わりとなんでもいけちゃいますよ!
ところで、『チーズタッカルビ』の名前のとおり、チーズも欠かせない材料のひとつです。
▼チーズの種類
チーズにもいろいろな種類がありますが、この料理に向くのは
とろけるタイプのチーズ です。
なぜかというと、『チーズタッカルビ』という料理は、辛味のついた具材にチーズを絡めて食べるものであるため、とろみが出ないとチーズが絡みにくいからです。
調理のしやすさの面からも、シュレッド(細かく切ってある)タイプのチーズを選ぶといいでしょう。ピザ用チーズがこれに当てはまります。
溶けやすく、伸びがいい!そんなチーズが最適です。また、お好みで
ピザ用チーズにモッツアレラチーズやチェダーチーズを混ぜる と、よりコクが増して旨みが倍増するのでオススメです。
こんな変わり種食材もおすすめ
せっかく作るのだから、少し変わったものを作りたい!そんな人のために、あまり定番ではないですが、チーズとよく合うオススメの食材を紹介していきます。
- エビなどの魚介類(タコ・鮭・たらでも!)
- ウインナー 子供大好きウインナーですね!
- ブロッコリー 色が綺麗で栄養価も高い!
- にら 辛味、そしてチーズと良く合います!
- きのこ類 少しでもカロリーを抑えたい人にも!
- 鶏むね肉 チーズとの組み合わせで、ぱさぱさ感を感じません!
- 豚肉 チーズとの相性バツグン!
美味しそうですね~!早速、作りたくなってしまったのでは・・? 今夜の夕食にいかがですか?
ちなみに、この記事を書いている私もその気になってしまったので、今夜のメニューは『チーズタッカルビ』に決定!! 我が家では、ホットプレートが大活躍です!
(我が家の「本日のチーズタッカルビ」)
チーズを境に、2種類の味付けで楽しみました♪
おすすめの味付け方法
チーズタッカルビの定番の味付けとしては、コチュジャン味が基本です。でも、辛いものが苦手な人や子供は食べられない! となってしまうのは残念です。
そこで、一般的なコチュジャンの味付けだけでなく、コチュジャンを使わない方法、しかもチーズとよく合うオススメの味付けを紹介していきます。
<定番の味付け>
- ★コチュジャン
- ★しょうゆ
- ★酒
- ★砂糖
- 一味唐辛子
※★の調味料は同量ずつ、これに生姜やニンニクを入れてもOKです。
<アレンジ>
コチュジャンは極力少量のみ使用。
コチュジャンは「通常大さじ2~6くらい使用します」が、「小さじ1くらい、またはなしでもOK」
- 焼肉のタレ(甘口)
- ケチャップ
- 赤味噌 みりん
- キムチ
※キムチの場合、選ぶキムチや入れる量によっては辛味が増してしまいますので注意してくださいね。
辛味が苦手な人だけでなく、決まった味付けに飽きてしまった人にもこのようにアレンジして食べてみることをおすすめします。
シメにおすすめなのはこれ!
炒飯
食べ終わった残りのタレにご飯を入れて、炒飯を作ります。これは韓国ではシメの料理としては定番になっているもので、『ポックンパ』と呼ばれています。
『ポックンパ』を作るときに新たな具材を入れるなど、工夫次第でいくらでもアレンジすることができますよ。韓国のりと合わせるとより美味しいかな?と思います。
(我が家の「今夜のシメの炒飯」。見た目は悪いですが、おこげがたまらなく美味しかったです!)
麺類
食べ終わりのタレに、焼きそばやうどんを入れて食べるのも美味しいです。
水分が少ないと焦げてしまうので注意してくださいね!
お餅
仕上げにお餅を入れ、相性抜群のチーズと絡めればかなりイケますよ。
このとき入れるお餅は”しゃぶしゃぶ用”の薄いものをおすすめします。
こまでは、食べ方をメインにお話してきましたが、「チーズタッタカルビ」って、何?
そもそも『チーズタッカルビ』とは?
チーズタッカルビの意味
チーズタッカルビは韓国料理です。
「タツ」=鶏
「カルビ」=あばら(韓国では牛だけでなく、豚や鶏の肉もカルビと呼ぶ)
の意味があり、それらを調味料で味付けした韓国式の焼肉ということになります。
基本的にはコチュジャンで味付けされた甘辛い料理ですが、これにチーズを乗せることによって辛味が緩和され、食べやすくなっています。チーズフォンデュの韓国版といったところでしょうか。
チーズタッカルビが人気の理由
チーズがぐーーーんと伸びる様子がSNS映えするから。この理由は大きいのでは?
甘辛な味付けに、とろ~りとろけるチーズとの抜群の相性!数人で鍋を囲みながら、ワイワイ食べられること!
自宅でも、簡単に短時間・安価で(←嬉しい!)作ることが出来る。
など魅力がいっぱい!人気料理になるのも頷けます。
チーズタッカルビの専門店は多数ありますので、自分好みのお店を探してみるのも楽しいですね! プロの味なのですから、美味しいのは間違いありません。
中には、『チーズタッカルビ』食べ放題のお店もありますよ。食べ放題といっても、他の料理も注文できますので、飽きずに楽しめそうです。
チーズタッカルビの献立に迷ったら?
我が家の夕食のメインを『チーズタッカルビ』に決めたとき、献立に悩むことがあります。それは私だけではないでしょう。 そこで、これまでの経験をもとに、いくつかおかずの例を挙げてみます。
チーズタッカルビに合うおかず(副菜)
- サラダ(あっさりとした野菜サラダ)
- 冷奴
- マリネ
- 和風の煮物
- ナムル
スープ・汁物
- コンソメスープ
- 味噌汁(あっさりとした具)
- お吸い物
主菜のチーズタッカルビの味が濃厚なため、副菜・汁物ともにあっさりとしたものがオススメです。どれも口の中をリセットする役割があるので、さらに美味しく食べ進めることができるでしょう。
まとめ
今回は、チーズタッカルビの食べ方についてご紹介しました。
基本的な食べ方はありますが、必ずそのように食べなくてはいけないというものではありません。
今回の記事を参考にしていただき、自分の好みに合ったアレンジを楽しんでみてくださいね。